見出し画像

チャレンジするのに遅すぎることはない。まもなく35歳。巨人・菅野投手がメジャー挑戦か。米国メディアが報道。4年ぶりのセリーグⅤに貢献。めざせ、オールド・ルーキー!

チャレンジするのに遅すぎることはない。まもなく35歳になろうとする巨人の菅野智之投手に伝えたい。米国メジャーリーグに挑戦するとの報道が現地メディアから発信された。今季は15勝を挙げ、チームの4年ぶりのセリーグ優勝に貢献した右腕。年齢は関係ない。巧みな投球術で、メジャーのオールド・ルーキーをめざしてほしい。

菅野投手は巨人一筋12年。通算136勝を挙げた巨人の「顔」ともいえる存在。緻密なコントロールを駆使して、白星を積み上げてきた。

今季はセリーグトップの15勝(3敗)をマーク。最多勝と最高勝率のタイトルが確実視されている。防御率も1.67とリーグ2位の安定感を誇る。

菅野投手には一度、メジャー挑戦の報道があった。2020年にセリーグ優勝を果たしたオフの時だ。ポスティングシステムで米国行きをめざしたが、契約にいたらなかったといわれる。

それ以降の菅野投手の成績は芳しいとはいえなかった。2021年は6勝止まり。翌年は二けたの10勝を挙げたものの、巨人のエースとしては物足りない。そして昨季にいたっては、たったの4勝(8敗)。菅野投手は「過去の投手」と思われかねなかった。

しかし、今季は完全復活。2018年以来となる15勝を挙げた。防御率1.67は2017年の1.59に次ぐキャリア2番目の好成績だ。これだけの結果を出して、チームの4年ぶりのリーグ優勝に貢献した。

海外FA権を行使して、メジャーリーグへ挑戦する。米スポーツ専門局ESPNが菅野投手について報じたのだ。

懸念されるのは、10月11日に35歳となる年齢。しかし日本から広島のエース黒田博樹さんが33歳の時にメジャーへ挑戦した。ドジャース、ヤンキースで7シーズン投げ通算79勝。しかもメジャー3年目からは毎年二けた勝利を挙げた。

また米国選手でも35歳でメジャーリーグデビューを果たした投手がいる。ジム・モリスさんだ。日本で2003年に公開されたハリウッド映画「オールド・ルーキー」のモデルだ。

この作品は実話ベースだ。マイナーリーグでプレーしていたが、メジャーの道にたどり着かずに一度は引退。高校で教師をしていたが、プロテストを受けた。デビルレイズ(現レイズ)のリリーフ投手として念願のメジャーの舞台に立ったのだ。

年齢を気にすることはない。30代半ばでメジャーの初マウンドに立った投手がいるのだから。菅野投手も自信をもって、メジャーリーグに挑戦してほしい。

チャレンジするのに、遅すぎることはない。菅野投手が来季、どのチームのユニホームを着ているか楽しみだ。めざせ、オールド・ルーキー!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?