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ポジティブ思考が明るい未来を生む。今季折り返し地点の日本ハム。「2度目の開幕戦」。5連敗中のチームが息を吹き返し、再び貯金生活に。球宴もあり今月は「ファイターズ月間」

ポジティブ思考が明るい未来を生み出す。今季折り返し地点を迎えた日本ハム。5連敗中と苦境にいたチームだが、新庄剛志監督は前向きだ。「2度目の開幕戦」と位置付けた72試合目。日本ハムが逆転勝利を収めて、再び貯金生活に入った。「開幕勝利」と喜ぶ指揮官。今月は本拠でオールスターも行われる。「ファイターズ月間」へ新たな一歩を踏み出した。

前半戦好調だった日本ハム。貯金は最大「9」あった。しかし、6月終盤に5連敗を喫するなどして「ゼロ」に。それでも新庄監督は下を向かない。「2度目の開幕」と位置付け、7月最初の試合に臨んだ。

2日にホームの北海道で行われた試合。今季3位の日本ハムは2位ロッテとの上位対決に臨んだ。

二回に先取点を奪われた日本ハム。連敗中の身としては嫌な流れになりかねない。ただ新庄監督は常に前向き。こういう楽観ムードが成功を生み出すのだ。連敗中でない。「2度目の開幕戦」と考えるのだ。

ネガティブな気持ちが芽生えそうになるのを抑え、思考をスイッチする習慣。「思考停止法」と呼ばれる。新庄監督が現役時代から「もってる人」のように思えるのは、この発想法を実践しているからだろう。

だからチームも上向く。四回2死一塁で、今季初めて4番に入った郡司裕也選手がレフトポール際へ逆転の2ランを放った。

五回1死二塁の場面では、左打者の上川畑大悟選手が思い切り引っ張り、ライトのブルペンへ運んだ。

七回にも石井一成選手が適時二塁打、清宮幸太郎選手が犠牲フライ、郡司選手のタイムリーヒットで3得点と突き放した。

8-3と快勝。2度目の開幕と位置付けた新庄監督。「開幕戦とれて良かったです」と笑みを浮かべた。今季は143試合行われる。この日は72試合目。折り返し地点なのだが、新庄監督は「ドラマ大航海スタート」と気持ちを新たにしている。

「月が変わればツキも変わる」という考えもある。6月に連敗していた嫌な流れとは、「おさらば」だ。7月はオールスターゲームがあり、23日の第1戦はホームのエスコンフィールドが舞台となる。

前半戦でチームが好調、しかもホーム球場が会場となることもあり、球宴のファン投票では日本ハムから大量9人が選ばれた。両リーグ最多の131万4833票を得たのはハムの万波中正選手。昨季MVPを獲得しており、「今年も狙いたい」と意欲的だ。

新庄監督は「ポジティブ・ベースボール」を展開している。常に前向きでいること。これを続けていけば、7月は「ファイターズ月間」となるだろう。「2度目の開幕戦」を制して勢いに乗る日本ハムに注目だ。

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