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厳選エッセイ・ジャンルを問わない力作たち

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エッセイ形式で書いたnoteから、とくに力を入れたものと好評だったものをセレクトしました。
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#内向的

文章の受け取り方には個人差があり、快・不快のポイントもそれぞれ違うけど

文章の受け取り方には個人差があり、快・不快のポイントもそれぞれ違うけど

あなたはウェブ上で何かを批判している文章に出会ったとき、「攻め」と「受け」、どちらの姿勢で読むことが多いですか。

もちろん各々の文章の書かれ方によって、どの立場に感情移入するか、どこに自分の信条やアイデンティティとの関連を感じるか等、千差万別だとは思います。

だとしてもそこにはきっと個人的な傾向があるはず。

(このノートにおいて伝えたいのは、僕は刺激的なことや挑発的なことも書くスタイルでやっ

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正確に理解されたい人がいれば、正確に理解したい人もいる

正確に理解されたい人がいれば、正確に理解したい人もいる

自分を正確に理解されたい人は、誤解されていると感じた時に心が反発する。地面にぶつかったスーパーボールが勢いよく跳ねるかのように。

他人や状況を正確に理解したい人は、自分の理解(解釈)と現実のギャップを感じた時に失敗したような気分になる。その後どうするかはその人次第だ。

自分は正確に理解されたい人間(現実にはなかなか難しいことだとしても)であるのと同時に、なるべく正確に理解したい人間でもある。

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憎悪と上昇志向から、再会と和解へ

憎悪と上昇志向から、再会と和解へ

2016年~2018年、この二十代の三年間の自分を二つの言葉で言い表すとするならば、それは「憎悪」と「上昇志向」だろう。

――今まで自分を苦しめていた存在にやっと復讐できる。

僕にとって文章を書くということ、ネットで発信するということは、そんな武器を手に入れたような気持ちだった。

初めのうちは、一つ書く度にその武器は強化されていった。

「ひのきのぼう」から「どうのつるぎ」、そして「てつのつ

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内向的な人間が、誰も傷つけない「内輪ネタ」で笑いを取るための具体的な2ステップ

内向的な人間が、誰も傷つけない「内輪ネタ」で笑いを取るための具体的な2ステップ

私はゼロから笑いを生み出したり、その場の主役になることは苦手なのですが、その場で共有されているものをうまく利用して笑いを取る(つまり内輪ネタ)のが得意です。

例えば、友達との日常会話、お酒の席、クローズドなSNS、ネット上の配信というような状況でのことです。逆に、共有しているものが少ない初対面の相手にはうまくいきません(どうすればいいんだろね?)。

これは内向的な人間に向いている社交術だと思っ

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