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自選集:短編小説

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最新の心理解剖図は、古びた羊皮紙に書きつけられる。
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#コラム

「今日もつまんねぇ一日だった」というツイートに何よりも救われる

「今日もつまんねぇ一日だった」というツイートに何よりも救われる

僕らが本当に見たいのは、不幸で、幼稚で、きしょい情報だ。

そんな自分の話をさらし続けてくれている人がたまにいる。その中でも有名な人と無名な人がいる。

ブログのような形で発信している人もいれば、リアルタイムの配信という形をとっている人もいる。

そういう人が自らのきしょさを発信してくれていたとしても、一人で見ているんじゃどこか物足りない。

できればみんなで「あーだこーだ」いいながら見たい。そこ

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自作小説の失敗作に共通する4つの特徴を分析していく。

自作小説の失敗作に共通する4つの特徴を分析していく。

noteに公開する小説と、そこまでたどり着けない失敗作の小説がある。

自分の場合、前者はそれぞれ違った内容だけど、後者はほとんど同じ内容だということに気づいた。ちょっと面白そうなので立ち止まって考えてみることにした。

(小説を書いていたけど、うまく形にできなかったのでそこで考えたことを言語化しておきたいというモチベーションで書かれたnoteです)

象徴的な140字小説。失敗作はだいたいここに

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いや綺麗事じゃなくてさ。現実にはそんな理屈なんかじゃとても捉えられない、うまく言葉にできなくて混沌としていて破壊的な体験がある。何も見えなくなってただ溺れて、それでも陸地を目指してあがくかのような。きっとそれこそが自分を自分たらしめる。書き残せるものがあるとしたらそういう話だ。