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【仏像エッセー】妄想拝観〜春の夜の十一面観音立像編〜
床に突っ伏して妄想拝観 3月半ばのある夜。洗濯物を干さないといけないのに、疲れて床(ゆか)に倒れたまま、立ち上がれなくなってしまった。なんだかつらい。そういえば、去年の春のお彼岸は三連休だったのに、大阪で感染者が急増したというニュースが入り、関西への秘仏の旅を直前にキャンセルしたのだった。今年は緊急事態宣言が長引き、はなから諦めていたのだが、この時なぜか急にせつない思いが込み上げてきた。
この混
反省!ユーモアが足りない!
仏像ブログでは書ききれない「こぼれ話」を書きたいと思って始めたnote。しかし、コロナが始まった時期と重なってしまい、初っ端からコロナの書き込みが続いてしまった。
目指すところは、誰も読まなくても誰も困らない仏像エッセー。例えば、「オッケー、オッケー! 岐阜大仏様ぐらいにオーケーよ」などと、謎の絡みを加えつつ、日頃の思いを綴りたかったのだった。ほんわりと、のどかに…。(岐阜大仏様についてはこ
笑顔は感染する!(滋賀県長浜市高月・保延寺阿弥陀堂の阿弥陀如来坐像)
英語を読んだり聞いたりしていると、日本語では発想しにくい考え方に出会うことがある。コロナ禍が始まった頃に見かけたのが、The crisis brings out the best and worst in us. という一文だ。
確かに、コロナによる健康面や経済的社会的な苦しみがある一方で、苦しむ人を助けようと奔走する人々もいる。もともと社会に潜んでいた問題と良心が、危機的状況下で一気に表面
【仏像エッセー】WhatsAppと矢田寺の十一面観音さまと不敬罪
コロナが始まって一気にZOOMの使用が増えたのだが、それを補う形でWhatsAppも頻繁に使うようになった。
1) WhatsAppのプロフィールにキューティーセクシーの十一面観音さま! 登録だけして、ほとんど使っていなかったWhatsApp。いろいろな国の人と使うようになったので、改めてチェックすると、なんと私は、自分のプロフィール写真として、奈良の矢田寺(大和郡山市)の十一面観音様の写真を
「東京からですが、拝観させていただけますか」と言えません
コロナ禍が始まって、仏像拝観が思うようにできなくなってしまった。緊急事態宣言発令後しばらくは「電車に乗らない」「人に会わない(予約拝観なし。御朱印拝受しない)」というマイルールで、近場のお寺をまわってきた。6月末頃からおそるおそる予約拝観や遠征を始めようと思っていた矢先、7月に入ってから都内の新規感染者数が右肩上がりで増え続けてしまっている。
正直つらい。そろそろ予約拝観を再開したいのだが、
それではなぜマスクをするのか? (長野県佐久市・福王寺の阿弥陀三尊に祈る)
私はなぜマスクをするのか。
答えは簡単。
愛する人を守りたいから。
自分は感染したってかまわない。でも、人にはうつしたくない。私には守りたい大切な家族がいる。
COVID-19は感染しても無症状であることがあり、それが感染を広げる一つの原因になっている。自分はかかっているかもしれないと思って、感染予防の行動を取ることが大切なのだ。
私が大切な家族を守りたいように、あなたにも大
なぜマスクをしないのじゃ? (高幡不動尊のマスク仁王さんに祈る)
わからない! わからない。なぜマスクをしないのだろう。同じ職場で働いているのに。
わからない。なぜマスクをしないのだろう。今は2020年7月。都内のコロナ新規感染者数は連日3桁を超えてるのに。
わからない。なぜマスクをしないのだろう。ニュースは見ないのだろうか。「夜の街」(←この言い方は嫌いだが)で若い世代に感染が多発していて、それが高齢者まで広まると、医療がひっ迫して、死者が増える。そう
コロナ感染の再拡大、正直つらい(滋賀県甲賀市・阿弥陀寺の阿弥陀如来坐像に祈る)
仏像エッセーを書くつもりで始めたnoteだが、コロナ禍の影響を受けて、テレワークをやってみただの、パソコン買っただの、寄付しただの、普通のことをだらだらと書いてしまった。仏像オタクなのに、申し訳ない。ただの阿弥陀様の追っかけなのに、本当に申し訳ない。
連載中の「コロナ2割派の私の奮戦記」は、コロナ禍がいったん収まった6月初めに、仕事から帰る電車の中で一気に書いたものだった。6月は比較的感染状