不確実性の高い時代を生き抜くための思考方
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「認知的柔軟性」について解説します。
VUCAの時代
現代は「VUCA(ヴゥカ)の時代」と言われています。
VUCAとは「Volatility(ボラティリティ:変動性)」「Uncertainty(アンサートゥンティ:不確実性)」「Complexity(コムプレクシティ:複雑性)」「Ambiguity(アムビギュイティ:曖昧性)」の頭文字をとった造語となります。
つまり社会やビジネスの現場が常に不安定で、複雑性を増しており、何が正しいかが分からない時代になったということです。
これまでの時代は比較的「安定」していて「確実性」が高い時代でもありました。
そのため「これからはこの業界が伸びる」ことがある程度読めたり、「この商品が自社の強み」ということを決めて、そこに全力を注ぐということができました。
ところが、2000年代に入りインターネットがビジネスの主流になる中で、設備投資がいらない事業形態が次々と生まれ、1年、2年先を読むことすら難しい時代になってしまいました。
(WEB3などの大きな潮流はあるかもしれませんが、しかしその中で何が正解かは誰にも分かりません)
このように現代は確定的なことが言えないため、常に変化することを前提で考える必要が出てきたのです。
成功体験が足かせとなる
そんな現代において、私たちビジネスパーソンの思考パターンもアップデートする必要が出てきました。
特に邪魔になるのは「過去の成功体験」です。
これまでは「過去の成功体験」を繰り返すことが成功の近道とされていました。そのため私たちは「このやり方が正解」という「正解」を見つけることが必要と考えていました。
ところが現代はこの成功体験がむしろ足かせとなってきたのです。
私たちがビジネスを行っている環境がどんどん変わってきているのに、自分たちが相変わらず「この方法が正しいんだ」と思い込んでいたら、時代に取り残されるのは当然です。
つまり私たちは過去の成功体験にとらわれずに環境の変化に合わせた新しいやり方を考え出さなければならないのです。
認知バイアスの影響
ところが多くの人が自分の考え方を変えられずに、過去のやり方に固執しています。
これは人間に備わっている「認知バイアス」に関係があります。
「認知バイアス」とは一見合理的とは思えない判断を無意識のうちに行ってしまう思考パターンになります。
その中でも「確証バイアス」「エコーチェンバー」と言ったバイアスが過去の自分の経験を強化するバイアスになります。
人は自分が一度正しいと思い込むと、それに合致した情報を優先的に認識するというバイアスが働きます。
そのため、本当は自分の判断が間違っている可能性が高いのに、自分の菅家に合致している情報だけを集めてしまい「ほら、やっぱり自分の考えが正しいじゃん」と考えてしまうのです。
そのため、結果として上手くいかないというのが現在様々な企業で行っていることなのです。
認知的柔軟性を持つ
では私たちはどうすればいいのでしょうか?
ポイントは「自分の考えが絶対に正しい」と思い込むことを止めることです。
こういった「違い」に注目することで、より今の状況にあったやり方を模索するのです。
このように自分の「認識していることを疑う思考」のことを「認知的柔軟性」と言います。
常に自分の考えを「再考」することがVUCAの時代においては必要な思考パターンなのです。
まとめ
私たちがこれから生きていく時代は、過去とは全く違う時代であり、そして変化の激しい時代です。
そんな環境の中で自分たちが生き残っていくためには、自分の思考パターンをバージョンアップする必要があります。
その前提となるのが「認知的柔軟性」が自分にあるのかという点です。
これからビジネスで成功していきたい皆さんは、ぜひ過去の成功体験に引っ張られずに、常に環境に合わせて自分の思考を柔軟にしていってください。
それが唯一の成功方法になると思います。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。もし今回の記事が参考になったと思っていただけましたら「スキ」「フォロー」いただけるととても励みになります!!
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