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「自己肯定感」が低い人が陥る罠

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「自己肯定」について解説します。

自己肯定感が低い人

最初に質問ですが、あなたは自己肯定感は高いほうでしょうか?
それとも低いほうでしょうか?

多くの方は「あんまり高くないかもしれない」と答えるかもしれませんね。
(特に日本人は謙虚なのでw)

ただ、「できることなら自己肯定感はもっと高くしたい」と思ってる人は多いと思います。
また「自己肯定感」という言葉ではないかもしれませんが、「自分をもっと認めたい」「自分のことは嫌い(だけど本当は何とかしたい)」「こんな自分は嫌だ」と思っている人も、本当は自分をもっと肯定的に捉えられたら自分の人生は違ったものになるはずだと考えているのではないでしょうか?

実は人間は「自分を善良で適格な人格であるとみなしたい」という希望を持っています。これを「自己肯定化理論」と言います。

つまりどんなに自分のことを嫌いだったり、情けないと思っていたとしても、心のどこかでは「でも自分だって本当はもっと違う人間(より良い人間)なんだ」と思っているということです。

ただ、そう思うことができない事象があまりにも多いので、自分を肯定的に捉えることができないのです。

正当化の罠

では実際に自己肯定感が低い人は、ずっと出来ない自分のままでいるかというと、そういうわけではありません。

多くの人は「自己肯定化理論」があるため「全部自分が悪い」とは考えることができず、いま自分がこんな状況にあるのは「周囲の環境のせいだ」とか過去の失敗を思い出し「あの時にあんなことがなければ、自分の人生は違っていた」など、自分の今の現状になっているのは自分のせいではない、と考えているはずです。

これを「正当化」と言います。

正当化とは、「自分の言動が理にかなっているように見せかけること」という意味です。またもう少し言えば「自分の身に起こっているネガティブな状況からくる痛みを少しでも小さくする行為」になります。

例えばもしあなたが仕事で失敗して、上司から怒られたとします。
多くの場合、仕事で失敗したのは自分のせいだということを自分では分かっています。

しかし、その失敗の責めを全部自分で受け止めるには、あまりに重たいので、その痛みを少しでも和らげるために「お客様」や「同僚」「上司」「部下」に責任の一端があるということを理由に「すべて自分が悪いわけではない」と考えるのが「正当化」になります。

他にも浮気をした男性が「浮気をした理由はお前(妻)にも責任がある」と言ったり、自分が勉強が出来ないのを「行っていた塾が最悪だった」と言ったりすることもなども「正当化」になります。
(実際には浮気したことも、勉強が出来ないことも、ほとんどは自分のせいです)

実は自己肯定感が低い人の共通点として、この「正当化」をする癖がついている人がとても多いのです。

そして「正当化」をしている人が「自己肯定感」が高くなることはまずありません。

なぜなら、「正当化」とは自分のネガティブな状態を本心では肯定しているからです。

ネガティブな状態の自分を自覚しているからこそ、その痛みから逃げるために「正当化」しているのです。

つまり、「正当化」をすればするほど、実はネガティブな状態の自分を「肯定」していることになるのです。

自己肯定の意味

では本当の「自己肯定感」を上げるための「自己肯定」とは何を指すのかを説明します。

自己肯定とは「ポジティブな状態の自分」が本来の自分であることを強く認識している状態です。

ここで大事なことは、ネガティブな状態の自分を無視しているわけではないということです。そういう状態に一時的になることはあっても、本当の自分の状態はポジティブであると考えているということです。

ポジティブな状態の自分を強く肯定しているので、失敗したり、間違ったことをした時も「あ、これは自分らしくない行動だったな」と素直に反省して「次はこんなことはしない」「次回はこうしよう」と前向きにとらえることができるのです。

とは言え、自分をそんな風に肯定的に捉えることができないから困っているんだという人もいるでしょう。

そこで効果的なのが「自分が特に重要だと思っていること(家族、仕事、お金、友達、趣味など)を、その理由を簡単な文章で書きだしてみる」というワークです。

これは自分にとって特に重要なことを書き出すということがポイントです。つまりどうでも良いことを書き出しても意味はありません。

「なぜ自分はそれを重要だと思っているのか?」ということを書き出すことで、自分という人間がどんな「価値」を持っているのかを認識することができます。

つまりポジティブな自分は本来どんな価値を持っている人間なのかを自覚できるということです。

自己肯定感が低い人は自分の何を肯定したらいいのかが分かっていません。
つまり肯定しようにも、肯定するものが何かを自分で自覚できていないのです。

そこでこのワークを通して、自分の何を肯定すればいいのかに気が付くことが目的です。

これを繰り返すことで、自分の価値を肯定することができるようになり、だんだんと「自己肯定感」が高まっていくのです。

まとめ

自己肯定感を高めることは、仕事やプライベート、趣味でも自分のパフォーマンスを高めることに直結しているというデータがたくさん出ています。

しかし、なかなか自己肯定感を高めるということは、出来ないものです。

そこで先ほどご紹介したワークを通じて、自分にはどんな価値があるのかを知ることで、自己肯定感を高めていくことが可能です。

ただし、自分で自分の価値に気付き、高めていくことはそれほど簡単なことではありません。

そこで効果的なのが「コーチング」です。

コーチングはコーチがクライアントの自己肯定感を高めるために、様々な働きかけを行います。

コーチングをきっかけに自分の価値に気付き、自己肯定感を高めることで、自分の仕事や人生全般に良い結果をもたらすことができます。

もしご興味がある方はぜひ一度コーチングを体験してみてください。
私もお手伝いできますので、ご希望ありましたらぜひご相談ください。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。もし今回の記事が参考になったと思っていただけましたら「スキ」「フォロー」いただけるととても励みになります!!

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