見出し画像

「何もやりたいことがない…」という人は実は超ラッキー

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。

今回は「ゴール設定」と「自分のやりたいこと」について解説します。

「やりたいことが何もない」はダメなことなのか?

コーチングにおいて「ゴール設定」は最も重要であり、一番最初にやらなければいけない作業です。

逆に言えば「ゴール設定」がないのであればコーチングをする理由もなくなります。

なぜならコーチングとは「ゴールを達成するためのエフィカシー(自分は達成できる人間であるという自己評価)を上げること」だからです。

そのため私はコーチングする際に「何かゴールや達成したいことはありますか?」ということを最初に確認します。

ところが、クライアントさんによっては

「私、やりたいことが何もないんです」

という方がたまにいます。
そしてたいていこういう人はひどく自分の自己評価を下げているのです。

「やりたいことが何もないなんて、自分はダメな人間だ」

というわけです。

多くの人は、人間は何かしら自分がやりたいことを持っていて、それに向かって努力していることが望ましい姿だと思っています。

私たちは子供のころから「目標を持つ」ことを強制されています。

・受験勉強
・部活やスポーツ
・職業
・仕事での目標

そしてそれに向かって努力し、成果を出した人は周囲からとても褒められます。もちろん自分自身でも努力して結果が出れば嬉しさを感じます。

そのため、目標が何もない、やりたいことがないという人は「無気力」「やる気がない」「能力が低い」とみなされてしまい、非常に肩身が狭い思いをしてしまいます。

そのため「人は目標をもって努力することが素晴らしい」と思い込んでいるのです。

しかし果たしてそれは本当でしょうか?

強制された目標では人は幸せになれない

あなたは、自分の過去を後悔している人を見たことはないでしょうか?

小さいころから勉強ができて、成績も常にトップクラス。良い大学に入り、みんなが知っている有名企業に入り、順風満帆な人生に見える人が、実は自分の人生に後悔している人がたくさんいることをご存じでしょうか?

または、それでも自分は良い人生だったと思いたいから、無理に「成績が良いことは決して間違った選択ではなかった」と自分を正当化して「自分の人生は悪くはない」と思いこもうと努力している人もいます。

ここで大事なことをお伝えします。

人間は本当の自己決定で行ってきたこと以外のことを行うと、苦しさを感じるようにできています。

つまり、誰かに強制されたり、自分がなんとなくその場の雰囲気に流されて行ってきたことは、どんなに結果が良かったとしても、自分の心の中では「本当にこれでよかったのかな?」という不安が付きまとってしまうということです。

人は強制された目標では幸せを感じることが出来ないのです。

「やりたいことがないんです」はラッキーなこと

ここで話を戻します。

「私、やりたいことが何もないんです」

という方に対して、私は「それは良かったですね。ラッキーですよ」とお伝えします。

なぜなら、その人は自分の過去にはやりたいことがなかったことを自覚しているからです。

多くの人は自分の過去やってきたことの中で無理やりやりたいことを見つけようと努力しています。

もちろん、過去を細かく冷静に分析すれば自分のやりたいことの芽はは見つけることが出来ます。

また抑圧された人生を送ってきた人は、自分のやりたいことを過去に否定され、そのため自分がやりたいことが見えなくなっていることもあります。

しかし、過去にやりたいと思ったことでも、今本当にやりたいかどうかは別の話しです。

もし本当にまでもやりたいと思っているのであれば、「私、やりたいことが何もないんです」という答えにはならないでしょう。

「やりたいことはあるのですが、やっても良いかどうか自信がない」
「やりたいとは思っているけど、いろいろ制約があってできない」

というなら、話しは別です。
その場合はやれない理由を分析して、やれるように変えればいいだけです。

そうではなく「やりたいことが何も見つからない」という人は、自分がこれまで生きてきた中にはやりたいことがなかったと、事実をまず認識する必要があります。

もう一つ大事なことは「今やりたいことがないだけで、将来ずっとやりたいことがないとは意味が違う」ということを認識しなければいけません。

「いまやりたいことがない」ということは、過去にはやりたいことがなかったということです。それに気づいたことは、実はとてもラッキーなのです(無理やり自分の過去を正当化しているよりもよほど素直で正直な考えです)

だったらこれからやりたいことを過去に縛られずに見つければいいのです。

まとめ

人はいろんな人の価値観の中で生きています。

そのため、

「自分が本当に何を望んでいるのか?」
「自分はどんなことに本当に価値を感じるのか?」

が見えなくなっています。

「やりたいことが何もない」ということは実は「自分の過去の中には本当にやりたいことは見つからなかった」という素直な感想なのかもしれません。

それを「何もやりたいことがないなんて、自分はダメな人間だ」と思う必要はありません。

今日、これから新しく見つければいいのです。

そのためには新しい知識も必要になるでしょう。
新しく誰かと話す必要もあるでしょう。
実際に足を運んで、その場所を見てみる必要もあるでしょう。

今日は人生の中で一番若い日なのです。

新たにゴールを見つけて、それを達成するための方法を考え、行動すれば自分の人生はきっといいものになるでしょう。

ぜひ過去ばかり見るのではなく、未来に目を向けて自分が本当にやりたいことを探してみてください。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。もし今回の記事が参考になったと思っていただけましたら「スキ」「フォロー」いただけるととても励みになります!!

また一対一のコーチングをご希望される方は下記フォームから「コーチング希望」とお書きいただきお問合せください。折り返しご連絡させていただきます。

#毎日note #毎日更新 #note #人生 #日常 #毎日投稿 #コーチング #ビジネス #自己紹介 #生き方 #note毎日更新 #仕事 #働く #やりがい #幸せ #お金 #私の仕事 #子育て #教育 #マネジメント #認知科学


この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?