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「肩書き」をあなたのゴールにしてはいけない

私は2009年5月に会社を起業しました。しかしそのたった1年後に私は会社を潰してしまい無一文になりました。

(参照)人生最大の後悔。起業さえしなければ…

私が起業した理由は、学生時代に父親の自己破産をきっかけに家族の絆が壊れていくのをただ見ていることしかできなかった悔しさが根底にありました。そして就職活動を行っているときに、一つのことを心に決めました。

「今後どんな経済環境であったとしても、自分と家族を養っていくためのお金を稼ぐ能力を身につけたい」

これが私の最初の働く動機でした。
そしてそのためにはサラリーマンではなく、起業して経営者になることが必要だと考え、ベンチャー企業経営者になることが自分の目標になりました。

しかし、ここで私は大きな勘違いをしてしまいました。
私の目的を叶えるための手段であるはずの「経営者になる」ことをあたかも自分のゴールのように定めてしまったのです。

そのため、私は起業した瞬間に「ゴール」を達成してしまいました。
実際に「代表取締役」の名刺を手にした時に、私は大きな満足感を感じたのを覚えています。そして次の瞬間から、自分が何をしなければいけないのかが不確かになってしまいました。

この時から自分は「社長なんだから〇〇しなければいけない」という「have to思考」に変わってしまいました。実際に私は朝会社に行ったときに「今日は何しよう?」と思うことが何度かありました。「売上作るために営業しなければならない」「システムを作らなければいけない」「株主に報告しなければいけない」と毎日が「~ねばならない」となり、仕事を全く面白いと感じなくなってしまいました。

コーチングでは「役職・肩書はゴールにならない」という考え方があります。「世界を変える企業経営者」などであればその役職名に付属する言葉に意味があるため、ゴールとして設定することは可能です。しかし「社長」「部長」「政治家」「弁護士」といった役職や肩書は、単なる固有名詞にすぎずゴールにはなりません。

私はまさにこの肩書を自分のゴールに設定してしまったため、社長の名刺を手にした時にゴールを達成してしまい、ゴールを見失ってしまったのです。

私が設定すべきだったゴールは例えば「人々の生活を一変させる自社サービスを世界中に提供する企業を作る」や、当時自分が作った会社はCRMシステムを販売するIT企業だったので「自社システムを使い、ユーザーとこれまでにない最高の関係性を構築することが出来ているクライアント企業を100社作る」と言った具体的なゴール設定にしていれば、目標を見失わず頑張り続けることが出来たはずです。

またゴール設定でもう一つ大事な点は「自分が心の底から本当に叶えたいゴールである」ということです。

私は人に興味はありましたが、ITに関しては強い興味がありませんでした。私は「早く起業したい」「お金が儲かりそう」という理由で事業内容を選んでしまい、自分が本当にやりたいことではありませんでした。

自分が本当に達成したいゴールでなければ、エネルギーは半減してしまいます。自分にとって「本当に達成したいゴールとは何か?」をまず考えることがとても重要になります。


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また今年自分を変えたと思う方はコーチを付けてみることをお勧めします。一人ではなかなか身に着けられない目標達成能力を身に着けることが可能です。もし一対一のコーチングをご希望される方は下記フォームから「コーチング希望」とお書きいただきお問合せください。折り返しご連絡させていただきます。

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