アスリートに学ぶ、本当の強さを手に入れるためのマインド
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「アスリートから学ぶ本当の強さを手に入れるマインドの使い方」について解説します。
メダルを期待されていた選手たちの重圧
東京オリンピックは、日本人選手が過去に類を見ないほどの活躍を見せ、メダルラッシュに沸いています。
その一方で活躍を期待されながらもメダルを獲得できずに涙している選手たちもいます。
サッカーU-24は過去最強との呼び声高く、実際に準決勝まで進みあと一歩でメダルというところまで進みました。
しかしスペインに延長後半で1点を決められ敗退。
そして3位決定戦では予選で勝利したメキシコに1-3で敗戦し、惜しくもメダルを獲得することができませんでした。
若きエースとして期待されていた久保建英選手は、試合終了後に人目をはばからずに号泣した姿が映し出されていました。
これまで感情をほとんど表に表すことがなかった久保選手のこの涙には、これまでどれだけ重圧がかかっていたのかを感じ、私も見ていて心が痛くなりました。
負けたことをどうとらえるかが課題
そして同じくメダルを期待されていたのが、男子400mリレーの4選手でしょう。
前回のリオデジャネイロ・オリンピックで銀メダルを獲得し、さらに今回は4選手のうち3名が9秒台の記録保持者ということで、当然前回の銀、もしかしたらそれ以上の結果と期待をされていました。
しかし結果としては、第一走者から第二走者へのバトンミスで棄権という結果になってしまいました。
これは0.01秒でも速く走るために攻めた結果ということで、誰も責めることはできません。しかし、ここまで努力してきた選手たちにとっては計り知れない衝撃だったはずです。
この選手たちに元日本代表だった末次慎吾さんがコメントを残しています。
「勝負というのは、勝つことと負けたり失敗することと両方に価値があると。彼らが今、この事態をどういうふうに価値のあるものにするか、勝つことと同じくらい等しい価値にするのかというのが、次に生かすためにあるレースだったのかなとそう思います」
つまり、今回の「負け」を「勝つ」ことと同じだけの価値にすることができるのかが課題だと言っているのです。
これは非常に示唆に富む言葉だと思います。
価値観は一つではないことに気が付く
私はサッカーU-24の敗戦も400mリレーの棄権も、選手たちだ強くなるための試練ととらえることができるかどうかが、とても重要だと思います。
ここで大事な考え方の一つが「価値観(評価基準)は一つではない」という考え方です。
もし「勝ち続けること」が唯一絶対の価値観(評価基準)なのであれば、今回負けたことは、その価値基準に照らし合わせれば、達成できなかったので単なる敗者となるでしょう。
しかし、世の中には唯一絶対の価値はありません。
もし「選手として最強のメンタルを身に着けること」が価値観(評価基準)であれば、「勝つこと」も「負けること」もどちらもメンタルを強くする効果があるはずです。
もちろん、そのためには全力で試合に挑むことが最低条件でしょう。
そのうえで出た結果であれば、どちらも自分を強くしてくれるはずです。
まさにスラムダンクの山王工業・堂本監督の言葉もそれを表しています。
まとめ
この世の中には様々な価値観(評価基準)が存在します。
ビジネスの場であれば「利益を最大化すること」などもその一つです。
しかし、その価値観も唯一絶対の価値観ではありません。
むしろ現在ではその価値観がもしかしたら企業の成長を妨げる可能性すらあります。
現在では働く人の価値観も多様化しています。
そんな中、いまだに「利益の最大化」が最も重要な価値観では、優秀な人材の獲得も難しくなるでしょう。
その利益を何に使うのか、利益以外にはどんな価値観があるのかを社員にしっかり示せなければ、社員の気持ちを繋ぎ留めておくことはできません。
「唯一絶対の価値観(判断基準)はない」
これはぜひ皆さんも考えていただきたいテーマになります。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。もし今回の記事が参考になったと思っていただけましたら「スキ」「フォロー」いただけるととても励みになります!!
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