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【保存版】自分のこれまでの価値観を全部疑ってみる|ブリーフシステムとは

前回の記事で「内部表現」について解説しました。
内部表現とは「一人の人間が頭の中で思い描いている世界観」という意味でした。

この「内部表現」の中身を見ていくと、その人にとって重要なことが何か、現在どんなゴールや目標を持っているのか、不安なことは何か、好きなことは何なのか、など様々な要素が絡み合ったものなのですが、その中でも何か物事を決断するための価値観や判断基準になっているものを「ブリーフシステム」と言います。

今回は自分の判断基準となる「ブリーフシステム」について解説します。

あなたの決断はどこから?

ところで皆さんは普段、どんな決断をしていますか?

朝何を食べようか
仕事は何から手を付けようか
企画で大事にしなければいけないポイントは何か
彼女に何をあげようか
旅行先はどこにしようかな
どこの会社に入社しようかな

など、皆さんは意識しているしていないにかかわらず様々な物事に対して決断をして生きています。

ではこの決断をするときの判断基準は、何をベースに決めているのでしょうか?

多くの人は過去の経験から学んだことをベースにしているかもしれません。
または自分に専門知識があるのであれば、勉強した内容をよりどころにしているかもしれません。
他にも誰か有名人が「これが良いよ」と言ったから、その判断になったということもあるでしょう。

このように人は決断を下すときには、何か元となる考えがあって判断をしているのです。

しかし、ここで前回の記事を読んでいただいて方は思い出していただきたいのですが、前回の記事で「内部表現の8割は成育歴で決まっている」とお伝えしました。

そうなんです、実は私たちが判断のよりどころとしていることも、8割はこれまでの育ってきた環境によって刷り込まれた判断基準で決断をしているのです。

ブリーフシステムとは自分が受け入れた判断基準のこと

ここでブリーフシステムの話しに戻ります。

ブリーフシステム(belief system)とは、自分の頭の中にある、これまでに自分が正しいとして受け入れた知識や経験や学びのことで、自分が決断や行動をするときに元となる考えになります。

例えば皆さんが大学に進学していたとして、その大学はどのような理由で選びましたか?

「自分がどうしても勉強したいこと、将来就きたい仕事があって、そのために〇〇大学の□□先生のもとでどうしても勉強したくて、その大学を選んだ!!」

という人はおそらく稀ではないでしょうか(笑)

おそらくですが、自分の偏差値から見て狙えそうな大学の中で、その中から最も興味がありそうな学部を選ばなかったでしょうか?

またはその大学に入れば一定レベルのステータスが得られると思って、志望校を選ばなかったでしょうか?

そうなのです、ほとんどの人は自分のどうしても叶えたいゴールから逆算して大学を選んだというよりは、自分の成績(他の人との比較したうえで)や、この大学に行けば自慢できるといったような、誰かの目線で評価された価値観の中で決めているのです(その可能性が高い)

つまり自分の価値判断というより、他人が決めた価値判断を受け入れて、その中から決めているのです。

さらにひどい場合には親から「この大学以外は許さん」と言われて、自分の希望が一切含まれていない決断をさせられた人もいるかもしれません。

このように、私たちは普段、あらゆる物事を自己決定しているかのようで、実は誰かの価値観を知らずに受け入れてしまい、それをもとに判断していることがほとんどなのです。

これは自分が普段食べている食べ物や、聞いている音楽、読んでいる本なども、もしかしたら誰かからレコメンド(おススメ)されたから、それを選んでいる可能性もあるということです。

ブリーフシステムを新しくする

このように自分が選んできたことが、実は他人の価値基準の中で選んできた可能性があると聞いて皆さんはどう思うでしょうか?

「いや、みんなが良いと言っていることなので、あながち間違ってはいないはずだから、そんなに問題ないんじゃない?」

と思う方もいるかもしれません。
もちろん、それも一つの判断でしょう。

ただ、私は他人と同じステレオタイプな人生は嫌だと感じるので、自分の価値基準で物事を決めて、他人の評価ではなく、自己評価で自分の人生を生きたいと考えています。

そのためには自分のブリーフシステムを、自分の価値基準にリニューアルしなければなりません。

ではどうしたらいいのか?

まず最初にやらなければいけないことは

「自分のブリーフシステムをすべて疑う」

ことです。

自分がいましている仕事
自分がいま住んでいる場所
自分が目標としていること
自分が好きなもの
自分が行っている趣味
自分が読んでいる本
自分が食べているもの

これらすべてを選んだ理由を一つ一つすべて疑ってみてみるということです。

おそらくこのうちのいくつかは、選んだ理由を明確に言えないで選んだものが含まれているはずです。

例えば今皆さんがしている仕事は、皆さんがどうしてもやりたかったことでしょうか?

それともお金を稼がなければいけないから、選んだ仕事でしょうか?
または、大手の会社だから入っておけばとりあえず安心と思って入ったのでしょうか?

こういった自分が持っている価値基準にどんなものがあるのかを、一度意識に挙げてみるのです。

そうすれば、自分が誰の影響を強く受けているのか?
自分の思考がどういう傾向があるのかが見えてきます。

見えてきた段階でそれを十分に吟味します。

すべての既存の価値基準がダメというわけではありません。
ただ8割はこれまでの成育歴から知らず知らずのうちに受け入れた価値観の可能性があるということなので、それをよく観察することが大事なのです。

そして自分が本当にやりたいことに対して、その価値基準が使えるかどうかを判断し、取捨選択していただきたいのです。

こうすることで、少しずつ皆さんのブリーフシステムを新しいバージョンに書き換えることができます。

まとめ

今回は自分の内部表現の中でも最も重要な価値基準である「ブリーフシステム」について解説してきました。

✅ブリーフシステムとは自分の価値判断基準のことである
✅ブリーフシステムの8割は成育歴から知らず知らずのうちに受け入れてしまったものである
✅自分のブリーフシステムを一つ一つ吟味する
✅自分が本当にやりたいことに照らし合わせて取捨選択する

これで少しずつ皆さんの頭の中は、皆さん自信のブリーフシステムが出来上がるはずです。

ぜひお試しください。

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