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【保存版】「本当の知識」を手に入れるためのステップ

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「知識を手に入れるためのステップ」について解説します。

手に入れた知識を使えてますか?

皆さんに質問があります。

「皆さんは得た知識を使えていますか?」

こう聞かれると多くの方が「それは難しい」「あまり使えていない」と答えるのではないでしょうか?

もちろん中には「勉強した内容をどんどん実践に使っている」という方もいらっしゃると思いますが、実際にはごく少数ではないかと思います。

多くの方は本を読んで、そこで得た「情報」を「知識」としては手に入れることができても、それを実際に使いこなすことは出来ていないのではないかと思います。

実は「情報」を「本当の知識」にして、自分の血肉と化すにはステップが必要なのです。

このステップを知ることで、「情報」を「本当の知識」にすることがしやすくなるはずです。

「情報」を「本当の知識」にするためのステップ

ここで「情報」を「本当の知識」にするまでのステップを示します。

①情報 → ②知る → ③理解 → ④体感

この4ステップになります。

①の「情報」は本や人から教えてもらうこと、TVやインターネットで得たものなど、どんな媒体から得たものでも構いません。

世の中にあふれている「情報」すべてを指しています。

しかし、この「情報」に触れたとしても、それを自分が意図して見ようと思わなければ、その情報はどんどん過ぎ去って行ってしまいます。

そこで自分が「学ぶという意図」をもって情報に触れる次のステップに「知る」という状態があります。

これは単にぼーっと情報を眺めているのではなく、自らが意思をもって情報を入手したいという「意図」が込められているかどうかが大事なポイントです。

しかし、意図をもって情報を得たとしてもそれが「理解」できるかどうかは、また別問題になります。

せっかく得た情報も自分にそれを理解できるだけの知識が備わっていなければ、その情報を「理解」することはできません。

そのため第三ステップは「理解」になります。

「理解」するためには言葉を定義する

「理解」も細かく分ければ浅い理解から深い理解まで段階があります。

しかしここで大事なことは、情報を理解をするためには「言葉の定義」が出来ていなければいけないということです。

例えば「人と友好な関係を築くためには相手の考えを『認め』ましょう」という情報(知識)があったとします。

というと多くの人は「相手によって色んな考え方があるから、そういう意見も受け止めてあげよう(受け入れよう)」と考えると思います。

しかし、実際にはこの意味で「認める」を使うと、多くの場合相手の意見を認めることは難しくなってしまうのです。

なぜなら、相手が自分と違う考えを持っていたり、もしかしたら間違っていると思うことでも受け入れなければいけないとなると、多くの人は否定や反論をせずに相手の言葉を受け入れることに難しさを感じるからです。

ではどうしたら良いかというと、「認める」を違う意味で用いればいいのです。

実は「認める」には「存在を知覚する(認識する)」という意味があります。

「ペットボトルが机の上にあることを認めた(その存在を認識した)」

という意味で使う「認める」です。

つまり、相手の考えを単に「知覚(存在を認識)」すれば、相手の考えを認めたことになるのです。

この意味であれば、たとえ相手が自分と違う意見を持っていたとしても、「ああ、この人はそういう意見を持っているんだな」と知覚するだけで認めたことになります。

これであれば、それほど苦労することなく相手の考えを「認める」ことができるはずです。

このように言葉の定義をしっかり学ぶことで、情報を正しく理解することができるのです。

これは他のどんな情報を勉強するときにも使えます。

「幸せ」とは何か?
「平和」とは何か?
「mRNAワクチン」とは何か?
「内閣総理大臣」とは何か?

こういった当たり前に使っている言葉ですら、しっかり定義できずに使っている場合があります。しかし、その言葉の定義をしっかり行わずに、その情報を正しく理解することはできません。

まずは言葉を正しく定義することが大事なのです。

最後は体で理解することが大事

情報を「理解」することができただけでも、ずいぶん「本当の知識」に近づいてきたのですが、最後にもう1ステップを経ることで、さらに深い知識にアクセスすることができます。

それが「体感」になります。

「情報を体感するってどういうこと?」

と思われる方もいるかもしれませんが、例えばスポーツの世界だとこのことがよくわかると思います。

野球でバットのスイングをするという「情報」を得て、バットやスイングすることをしっかり「理解」できたとします。

しかし、いざ自分がバットを振ってみると、思ったように振ることができません。

それを何度も何度も振っているうちに「あ、これか!?」と思う瞬間が来ます。

これが「体感」です。

つまり、「情報」を「理解」するところまでは机上でできたとしても、最後に「体感」するためには実際に自分で何度もその「情報」を試してみなければ分からないのです。

そして一度「体感」した「情報」は自分の中で臨場感をもって感じることができます。

臨場感とはリアリティ(現実感)です。

単なる情報だったものが体感として得られた時に初めて「本当の知識」として身に着けることができるのです。

これは簡単なようでとても難しいことです。

例えば数学や物理で様々な公式や定理、理論を学んだとしても、それを「体感」で理解することは殆どの人ができません。

私も実は学生の時は物理学科だったので電子や光子と言った量子的な内容を座学では勉強しましたが、実際に電子や光子を「体感」で味わうことはとても難しいことでした。

これを何度も何度も色んな実験を繰り返すうちに「あ、そういうことか」という「体感」をすることができ、そこで初めて「本当の知識」が身につくのです。

まとめ

私たちの周りには様々な「情報」が存在しています。

しかし実際にはそのほとんどの「情報」を私たちは「知る」こともなく素通りしています。そしてごくわずかな「情報」だけ、私たちは「知る」努力をし、そして「理解」するために勉強をします。

それでも「理解」するためにはあらゆる言葉を定義しなければ本当の理解は得られません。そして苦労して得ることができた「理解」も最後は「体感」して初めて「本当の知識」とすることができるのです。

これは「学問」でも「経営」でも「社会問題」でも全てに共通しています。

しかし「本当の知識」を手に入れた時には私たちは「そういことか!!」と強い衝撃をもって知ることができます。

この「体感」を得られるまで勉強を繰り返すことが、勉強をする醍醐味なのではないかと思います。

ぜひ皆さんも「情報」を「体感」するまで勉強してみてください。

【参考記事】

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