「営業が苦手」なあなたが、一秒で相手から信頼される方法
「あなたは営業が得意ですか？」
こう聞かれたらあなたならどう答えるだろうか？
恐らく多くの人が「営業は苦手です」「私は交渉するのが下手なので」という反応をするのではないだろうか？
実は私も最初に営業の仕事を始めたときには正直「営業」に対してネガティブなイメージを持っていた。
大学生の時に強引な新聞勧誘にあった経験があり、営業というとどうしても相手を丸め込んででも契約を取ってくるという印象を持っていた。
ところがいざ自分が営業の仕事に就いてみると、お客様に対して「どうしたら買ってもらえるだろうか？」と考え、相手をその気にさせることばかり考えてしまった。
しかし人なら誰しもそうだと思うが、営業されているという感じは好きではないはずだ。
服を買おうとお店にふらっと立ち寄って店員さんから「これなんていかがですか？」と突然商品を提案されたら誰でも「売り込まれている」という気持ちになるだろう。
こうなると買わされまいと防御の姿勢をとってしまう。
つまり人は「他人から営業される」ことが嫌いなのだ。
しかし、自分が買い物するときに常に自分の考えや意見だけで決めているかと言えばそうではない。
例えば友達が面白いよとおススメしてくれた本を買って読んだこともあし、妻や彼女と一緒に買い物に行って「これ良いんじゃない？」と勧められて購入したこともある。
つまり自分が信頼している人からの意見は人は聞き入れるという事だ。
そのことに気づいたときに私は自分の営業スタイルを変えることにした。
「会って一秒で友達になる」
私はお客様とまず友達になることを第一の目的にすることにした。
しかも会ってすぐに友達関係になることを目指した。
こう思うことで話す雰囲気がガラッと変わった。
同じ自己紹介にしても「営業マン」としてではなく、「友達」としての自己紹介になるので、声のトーンや柔らかさなど言葉は一緒でも醸し出す雰囲気が変わった。
まずそもそも「売り込もう」という意識がなくなった。
そうではなくて「親友が何か困っているから、相談に乗ってあげたい」という意識になった。
こうなると相手にもその意識は伝わり「この人は敵ではない」と思ってもらうことができ、信頼をしてもらえるようになった。
そして実際意識を「営業」から「友達」に変えてから私の営業成績はどんどん上がっていった。お客様からも信頼され相談を受けることが増えていった。
自分の要求だけを相手に受け入れさせるのではなく、まず相手の困っていることを聞いてそれを解決できるように相談に乗ってあげるというコミュニケーション方法は営業だけでなく、あらゆる人間関係の構築に有効な方法だと思う。
もしあなたが人間関係でトラブルを抱えているのであれば、ぜひ自分の意識を確認してみてほしい。
相手に敵だと思われるような「存在」になってないだろうか？
そうではなく、相手にとって本当の「味方」「友達」「チームメイト」という存在になっていればきっと相手もあなたのことを信頼してくれて、あなたの意見を聞いてくれるはずである。
しかも自分の意識を変えるのには1秒もかからない。
ぜひお試しいただきたい。
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