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あなたの人生に「表現力」が必要な理由

私たちは普段「言葉」を使ってコミュニケーションをとっています。

しかし言葉があれば全ての人とコミュニケーションが取れるかといえばそういうわけでもありません。

簡単なところでも私たちは普段日本語を使っていますが、日本語を理解していない人からすれば、いくら私たちが言葉を駆使しても伝わることはないでしょう。

そうなると、身振り手振りなどのジェスチャーや絵を描くことで相手に意思を伝えようとするはずです。つまり言葉は自分たちの頭の中にある考えを伝えるための一つの手段であって、つまり考えを伝えるための媒体でしかないのです。

ではその「考え」を形作っているものには何があるのでしょうか?

「考え」は「映像」と「感情」と「言語」で作られています。

ここで「言葉」と「言語」の違いを理解しないといけません。「言葉」は先ほども言ったように相手とコミュニケーションをとるための手段です。では言葉の前には何があるのかというと「言語」が存在しています。

言語は頭の中にある「考え」の構造を一定のルールで表現したものです。そのため、日本語と英語ではその文法の構造も表記も全く異なるわけです。

つまり順番としては

考え→言語→言葉

の順番になっているのです。

こう考えると言葉で表現できるものが実はすごく小さいことに気が付くと思います。私たちの身の回りにも実際には言葉で表現しきれないものがたくさんあります。

例えばスポーツなどでコツと呼ばれるものがありますが、これを正確に伝えることは非常に困難です。

元メジャーリーガーのイチローさんも、現役時代に自分のバッティング理論を言葉で伝えることは非常に難しいと言っていました。では体系化されていないのかと言えばそんなことはありません。イチローさんの頭の中にはしっかりとした理論体系があるはずです。

しかし、それをすべて言葉というツールで表現することが出来ないので、体感などで感じてもらうしか手がないわけです。つまり、イチローさんの頭の中にある考えを全部知るためには、日本語という言葉だけでなく、それ以外の体感という言語も使わないと表現できないのです。

それでもイチローさんは言葉で伝える能力が非常に優れた人なのだと思います。長嶋茂雄さんは言葉で表現する代わりに、体感を音で表現していました。これも「言語」の一つです。

他にも手話という言語を使う人もいます。(実は耳に聞こえない方々の中では第一言語が手話、第二言語が日本語という方たちがいるのです)

つまり全ての考えを「言葉」で表現することはできないのです。
では「言葉」で表現することを諦めたほうが良いのかというと、そうではありません。当然「言葉」をたくさん知っていたほうが相手に沢山のことを伝えることが出来ます。

さらに自分の頭の中にある「考え」を出来るだけ「言葉」で表現しようとする努力の過程に「表現力」というものが養われるプロセスがあるのです。

だから小説家のように「言葉」を扱うプロの人たちは、「言葉」だけで人を感動させられるような文章を書くことが出来るのです。

ぜひあなたも自分の頭の中にある「考え」を伝えるための「表現力」を高めてみてください。

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