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【交換の大原則】GiveとTakeには4つのパターンがある

シリーズでお伝えしている「交換の大原則」。
今回は「GiveとTakeの4つのパターン」について解説します。

【これまでの記事はこちらから】

GiveとTakeの4パターン

GiveとTakeのバランスには4つのパターンがあります。

①自分が何もGiveせずに、Takeだけしている(Give=0、Takeのみ)
②自分のGiveがTakeよりも少ない(Give<Take)
③自分のGiveとTakeのバランスが取れている(Give=Take)
④自分のGiveのほうがTakeよりも多い(Give>Take)

この中であなたが本質的に生存する力を保ち続けられるのは③と④の交換を行っているときだけです。

①は自分は何も出さずに相手からだけもらっている状態です。
この極端な例としては「泥棒」や「詐欺師」になります。
自分は何も提供せずに、自分だけが得をしようという考え方です。
これは「泥棒の交換」と言えるでしょう。

泥棒の交換

ところが「泥棒」や「詐欺師」まではいかなくても、普段私たちは同じようなことをしていないでしょうか?

例えば自分の親からご飯を食べさせてもらっているのに(つまりTakeを受け取っているのに)、親に対して感謝の言葉や、お手伝い、親の期待に何かしら応えることをしていなければ、何もGiveせずにTakeだけ受け取っている状態と同じです。

つまり①のパターンの交換をしていることになります。

親はあなたに無償の愛を注いでくれる唯一の存在ですから、見捨てられることはないかもしれませんが、これが親以外の人であれば、あなたはすぐに見捨てられるでしょう。

次の②の段階も、「不十分な交換」をしているので長続きしません。
これはあなたが出しているGiveよりも、受け取っているTakeのほうが大きい状態です。

不十分な交換

例えば仕事でもらっている給料に見合った成果を出していなければ、あなたが受け取っているTakeのほうが大きい状態になりますので、周囲の人から見たらサボって給料だけもらっているように見えます。これが長く続けば周囲の人から冷たい態度をとられるのも無理はありません。

そのため、あなたは自分が受け取っている以上に仕事で貢献をしなければならないのです。

ここまでが不十分な交換のパターンになります。

生存力を高めるための交換

そこで、実際に皆さんが自分の仕事や生活で継続的に周囲との関係性を向上することができるのが③、④のパターンになります。

③は「等価の交換」です。

自分が出しているGiveと、受け取っているTakeが同じ価値を持っている状態です。おそらくこの世の中でほとんどの商売はこの③のパターンになっているはずです。

等価の交換

例えば自分がお腹がすいているときに、ファストフードで食事をとったときは、自分が支払うお金と、自分が食べた食事は、価格に見合った食事であると考えているので、お店に入ったはずです。

もちろん入ってみたら、想像以上に美味しかった、または想像していた味とは違ったということはあるでしょうが、それでもほぼ等価交換と言えるでしょう。

需要と供給バランスで考えると、理論上は等価交換が成り立つ金額で価格が決まります。

つまり、価格の変動はあるにせよ、私たちが買っている商品は、その価格とお金が等価交換であることが前提となっているということです。

そして最後の④のパターンが実は私たちが生きていく中では最も重要な交換の状態です。

④は自分が提供している価値のほうが、相手からもらうものよりも十分に大きい状態です。

豊富な交換

この交換を行っている人は長期的に見て自分の状態が非常に「豊かに」なっていくため、「豊かな交換」ということができます。

例えば、他であれば1泊5万円はするような部屋を、自助努力によりコストを抑える仕組みを構築し、利益を十分に確保したうえで2万5千円で提供しているホテルがあれば、これは「豊かな交換」をしているため、長期的に見て成功する可能性は高いでしょう。
(もちろん、単に値引きして利益率を極端に下げているだけでは継続性がありません)

また他では手に入らない有益な情報をYoutubeで定期的に配信しているYoutuberも「豊かな交換」をしているため、広告料以上に信頼や信用といったお金に換えられない価値を蓄えることができているはずです。

特に信頼や信用は現在は目に見える「現実的な価値」にはなっていませんが、実際に自分が困ったことが起こったときには人から手助けしてもらえたり、自分が資金が必要な時にはクラウドファンディングなどでお金に換金することも可能です。

このように「豊かなな交換」を行うことができている人は、長期的に見ると自分が提供した価値以上のものを受け取ることができるため、人生において豊かさを手に入れることが可能なのです。

そして自分の生存力を高めるためには、この第4の交換(豊かな交換)を行うことが必要になるのです。

まとめ

私たちは普段何気なく交換を行っています。

親子、恋人、友達、会社の同僚、顧客、地域社会など、様々な場面で交換を行っています。その際に自分がどのパターンで交換を行っているかを見ることは非常に重要です。

もし①や②のパターンしか行えていないとしたら、あなたは長期的に見て自分の生存力を下げていることになります。

成功のカギは④の「豊かな交換」を行うことです。
ではどうしたら「豊かな交換」を行えるようになるのかは、これから順にご説明していきたいと思います。

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