フンボルト

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  • 幸せを感じるコツ

    どんな人も、幸せになりたいと思います。幸せは既に存在しているのですが、それを見つけられないか、感じられないかのどちらかです。コツを提案します。

記事一覧

アイコン性とは 😂

アイコンと聞いて、どんなことを連想されるだろうか。 LINEメールの最後に付けるニコニコ顔を連想する。 そのニコニコ顔は、実際のニコニコ顔やニコニコした気持ちとは異…

フンボルト
16時間前
6

不思議な快感

漢字はお隣の国から伝わった。今や、本家本元の中国では漢字改革という名のもとに略字になった。成り立ちを無視した略字を見ていると、これは文化の破壊ではないかと心配す…

3

ナレーターはいい声で読みたい

昨日の記事で、「横書き原稿はナレーター泣かせ」と書いた。ナレーターから、「台本は縦書きにしてください」と注文がつく。 役者台本は縦書きが決まりである。アナウンサ…

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横書き原稿はナレーター泣かせ

小学生一年生の国語の教科書は縦書きである。断るまでもなく、縦書きに決まっている。縦に読む方が読みやすいからだ。仮に入門期の読みものが、横書きだったら、子供はつっ…

6

縦書きと横書き

縦書きの原型は、殷墟から発掘された甲骨文にあるとされている。それが中国漢字文化の源流である。 それから数千年の年月を経て、極東の日本に伝わった。その漢字を訓読す…

12

課題の分離とは(アドラー心理学)

小学生の頃の話です。夏休みの宿題が間に合わず、母に手伝ってもらったことがあります。それも、母の字で計算問題を解いてもらったのですから、お恥ずかしい話です。 子供…

16

共同体感覚って

アドラー心理学の鍵概念に「共同体感覚」があります。この意味が解るようで解らなかったのですが、このごろ少し解るようになりました。 ある日、YouTubeを視聴していまし…

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未だにデフレ脱却と唱えている国会議員

国会議員は、デフレの意味がわかっているのでしょうか。未だに、「デフレ脱却」と唱えています。 現場を見ていない証拠です。 私は、2年前TAIRAYAで青森のリンゴを1個98…

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一週間に10人の自殺

2023年の1年間に自殺した小中高は、507人です。過去2番目に多くなっています。これは1週間に約10人が亡くなっていることを意味します。 子供の死亡率1位が、病死や事故で…

6

失われた30年とは

1989年12月29日大納会で3万8915円87銭をつけた株式市場は、30年以上経過した現在も、低迷したままである。メディアは株価が上がったようにな喧伝をしているが、長期視点に…

フンボルト
10日前
9

跳躍眼球運動と追随眼球運動

中1から中2まで鳩を飼っていた。15羽ほどいただろうか、次々に卵を産む鳩に嬉しい悲鳴を上げた。卵から孵る度に雛を交換に出した。茶色の鳩を真っ白な鳩に替えてもらった時…

フンボルト
10日前
8

音読で筋肉を鍛える

英語を黙読で学んでいる限り、英語の面白さは解らない。例えば、「ローマの休日」を視聴するとする。字幕を見ないで、何度も英語で聴いてみるといい。そして、オードリー・…

フンボルト
11日前
7

音読と黙読

小学生になった頃のことである。隣家からあっこちゃんの音読する声が聞こえてきた。それを聞いて、小一の私はランドセルから国語の教科書を出して、声に出して読むことがあ…

フンボルト
12日前
8

 論客が嫌いです

若い頃、論客って格好いいなあ、と思っていました。小さい時から口下手な私は、損ばかりしていたからです。 が、長く生きてくると見えることは増えます。 論客は、確かに…

フンボルト
13日前
5

外見より中身というが

「総理のメガネのロゴシール剥がしていないのだけど、」 久しぶりに見たSNSに、同様の書き込みが溢れていた。炎上というほどでもないが、私は不敬ながら笑ってしまった。…

フンボルト
2週間前
10

ちゃんと泣く子を育てよう

「泣かない。我慢できる。」 どうして日本人母親は、こう言うのだろうか。 「泣かないの」 「泣き虫ね」 「泣きを入れないの」 このように泣くことを否定的に扱う文脈が…

フンボルト
2週間前
9
アイコン性とは 😂

アイコン性とは 😂

アイコンと聞いて、どんなことを連想されるだろうか。

LINEメールの最後に付けるニコニコ顔を連想する。

そのニコニコ顔は、実際のニコニコ顔やニコニコした気持ちとは異なっているのだが、現実を写し取ったような気持ちになる。メールを受け取った側も、ニコニコ顔を見て、送信者は機嫌がいいいいのだな、と受け止める。

「嬉しいよ。」「誘ってくれて感激しているよ。」などと文字文で伝えることもできるのだが、絵

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不思議な快感

不思議な快感

漢字はお隣の国から伝わった。今や、本家本元の中国では漢字改革という名のもとに略字になった。成り立ちを無視した略字を見ていると、これは文化の破壊ではないかと心配する。が、
「それは、お前の老婆心だ。これは文化革命なんだ。」と反論されそうだ。

漢字が日本に伝わった時、元々好奇心の強い大和人は、何としてもこれを使いたい、と思った。で、万葉仮名として漢字の音を当てた。道という国字が作られる以前は、「美知

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ナレーターはいい声で読みたい

ナレーターはいい声で読みたい

昨日の記事で、「横書き原稿はナレーター泣かせ」と書いた。ナレーターから、「台本は縦書きにしてください」と注文がつく。

役者台本は縦書きが決まりである。アナウンサー原稿も縦書きである。

入門期の日本語教科書も縦書きである。

ここで日本語縦書きを分析的に語ってみよう。

元々日本語文章は縦に書く漢字仮名混じり文であった。漢字と仮名を混ぜている文章は他国にない。

漢字は中国から移植した。仮名は日

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横書き原稿はナレーター泣かせ

横書き原稿はナレーター泣かせ

小学生一年生の国語の教科書は縦書きである。断るまでもなく、縦書きに決まっている。縦に読む方が読みやすいからだ。仮に入門期の読みものが、横書きだったら、子供はつっかえ、つっかえ読むだろう。そして、そのつっかえがなかなか改善されないだろう。

パソコンで打った横書き原稿を寄こされたら、ナレーターはその瞬間、泣きたくなるだろう。

その理由を少し述べたい。

①日本語文章は、漢字仮名混じり文である。漢字

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縦書きと横書き

縦書きと横書き

縦書きの原型は、殷墟から発掘された甲骨文にあるとされている。それが中国漢字文化の源流である。

それから数千年の年月を経て、極東の日本に伝わった。その漢字を訓読する過程で、返点、ヲこと点などの読みの工夫を施した。やがてカタカナを発明し、次に平仮名を創意した。

本家本元の現在の中国は、本字を廃して略文字にした。そのうえ縦書きも廃した。

今や、漢字文化は本家本元から消えかかろうとしている。が、その

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課題の分離とは(アドラー心理学)

課題の分離とは(アドラー心理学)

小学生の頃の話です。夏休みの宿題が間に合わず、母に手伝ってもらったことがあります。それも、母の字で計算問題を解いてもらったのですから、お恥ずかしい話です。

子供が宿題をしないと、親は叱るか、さもなければ代わりにやってあげます。中学生ぐらいになると、親も自信がないので、塾に行くよう促します。(私は、お手伝いと遊びに忙しく塾には行きませんでした。)

子供が宿題をしないのは、親の問題ではありません。

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共同体感覚って

共同体感覚って

アドラー心理学の鍵概念に「共同体感覚」があります。この意味が解るようで解らなかったのですが、このごろ少し解るようになりました。

ある日、YouTubeを視聴していました。ユーチュバーであるガーデナーさんが、こんなことを呟きました。

「道を歩く人が、見て楽しめるよう、道向きに咲くよう球根や宿根草を植え付けています。」

 これが共同体感覚です。つまり、社会に自分は繋がっていて役に立っているという

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未だにデフレ脱却と唱えている国会議員

未だにデフレ脱却と唱えている国会議員

国会議員は、デフレの意味がわかっているのでしょうか。未だに、「デフレ脱却」と唱えています。

現場を見ていない証拠です。

私は、2年前TAIRAYAで青森のリンゴを1個98円で買いました。先日、同等のリンゴを同じ店で1個198円(税抜き)で買いました。高くなったなあ、と思い、イトーヨーカドーを覗きました。すると、リンゴ1個248円でした。高いリンゴは、2個580円していました。

賃金は上がって

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一週間に10人の自殺

一週間に10人の自殺

2023年の1年間に自殺した小中高は、507人です。過去2番目に多くなっています。これは1週間に約10人が亡くなっていることを意味します。

子供の死亡率1位が、病死や事故ではなく、自殺が1位というのは日本だけであり、憂慮すべきことです。文科省調査(令和4)「自殺の背景」によると、不明が6割を占めております。自殺の理由・背景についての分析がほとんど進んでいないと言えます。簡単なアンケート型の調査で

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失われた30年とは

失われた30年とは

1989年12月29日大納会で3万8915円87銭をつけた株式市場は、30年以上経過した現在も、低迷したままである。メディアは株価が上がったようにな喧伝をしているが、長期視点に立てば低迷状態から脱してはいない。一方、米国株価は過去30年で9.14倍に上昇した。米国のFRBは、政府の影響を受けないよう独立域にその権限を担保している。そして、財政出動においても思い切った決断が許されているのだ。リスク回

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跳躍眼球運動と追随眼球運動

跳躍眼球運動と追随眼球運動

中1から中2まで鳩を飼っていた。15羽ほどいただろうか、次々に卵を産む鳩に嬉しい悲鳴を上げた。卵から孵る度に雛を交換に出した。茶色の鳩を真っ白な鳩に替えてもらった時の嬉しさはひとしおだった。

その鳩を時々、空に放す。鳩は、空から獲物を捕ることがある。それがミミズだったり、トンボだったりした。空から眼球を跳躍させて、獲物を探すのだ。俯瞰して探し出す能力を羨ましく思ったものだ。

鳩にしろ、ライオン

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音読で筋肉を鍛える

音読で筋肉を鍛える

英語を黙読で学んでいる限り、英語の面白さは解らない。例えば、「ローマの休日」を視聴するとする。字幕を見ないで、何度も英語で聴いてみるといい。そして、オードリー・ヘップバーンのセリフを真似して声に出してみるのである。それほど声を出すことが学習には欠かせない。

それは日本語を学習する場合も同じで、声を出す、その声を耳で聴く、聴いてイメージ化する、イメージを意味と結びつける、こうした過程を一気にできる

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音読と黙読

音読と黙読

小学生になった頃のことである。隣家からあっこちゃんの音読する声が聞こえてきた。それを聞いて、小一の私はランドセルから国語の教科書を出して、声に出して読むことがあった。同じ物語を何度読んでも飽きなかった記憶が蘇る。そのお話は、動物列車のお話で、ゾウや兎などの動物が列車に乗って旅に出る筋だった。音読を繰り返すうちに、そのお話を暗唱できるようになった。ある時、その姿を見た母は目を細めて、「私の子かしら」

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 論客が嫌いです

 論客が嫌いです

若い頃、論客って格好いいなあ、と思っていました。小さい時から口下手な私は、損ばかりしていたからです。

が、長く生きてくると見えることは増えます。

論客は、確かにマスコミ受けしています。が、そのマスコミは飯を食うために、その論客を持ち上げているに過ぎません。論客もまた、マスコミを利用して、時には右顧左眄しながら、巧みに論に花を付けます。

その花に騙されて、「いいなあ。素晴らしい理念だ」と共感す

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外見より中身というが

外見より中身というが

「総理のメガネのロゴシール剥がしていないのだけど、」

久しぶりに見たSNSに、同様の書き込みが溢れていた。炎上というほどでもないが、私は不敬ながら笑ってしまった。デモレンズにはブランドロゴがレンズの下の方に貼り付けてある。そのレンズには度は入っていない。総理は、度なしの伊達メガネで皇居に挨拶に伺ったことになる。それは、あまりにも礼節に欠く行為ではなかろうか。

よく見えるレンズを入れて、天皇のお

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ちゃんと泣く子を育てよう

ちゃんと泣く子を育てよう

「泣かない。我慢できる。」

どうして日本人母親は、こう言うのだろうか。

「泣かないの」
「泣き虫ね」
「泣きを入れないの」

このように泣くことを否定的に扱う文脈がある。泣いている姿や声を聞くと、日本の母親はイライラして不安になるのだ。天変地異の多い国土に住む日本人は不安遺伝子が強い。そのため、泣くことを嫌がる傾向にあるのかもしれない。

歴史を振り返ってみると、貴族時代は貴族が嗚咽して泣いて

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