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自主映画を、撮る。その18

本編の前にまずは、今週の「HIRUMESHI!!」のコーナーから。

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今日こそカレーを避けたというのに、結局茶色くなっちゃうカメラロール…「長田本庄軒 三宮センタープラザ店」にて、ぼっかけ焼きそば並690円也。並でこのボリューム感、そばめしにしていたら大変なことになってたかも。しかしうんまい。ソウルフードって意外と馴染みが薄いものでぼっかけ自体何年振りのご無沙汰⁉のレベルでしたが、通う、これは通い確定です。

以下、本題。(2022年7月執筆)

三連休初日。

ひっさびさの連休やで。しかし主宰は会議直前までばちこり仕事でしたで。梅雨明け宣言後に本格的な梅雨が舞い戻り、何だか体がこの夏に順応できぬまま猛暑日へ突入していきそう。そんな話はともかく集まりました精鋭が。想定の3倍。翌朝、改めて相関図を見ると「アウトレイジ撮れますやん」のきらいは一層高まり。しかし相当な規模のプロジェクトに発展中。

言い出しっぺは高校映画部時代からの好3人。そこから銘々が大学在籍中に広げた人の輪や繋がりを、今回諸共大鍋にぶち込んだ形。演劇経験者、公務員あるいは準公務員、映像関係者、就職活動生、現役大学生...いかにも母校らしく、振れ幅と自意識の過剰な個が揃いました。初回会議ですから、正直軽い自己紹介くらいで終わるものだろうなんて思っていたところ。

20時半開始、24時終了。

想定以上にヒートアップあるいは紛糾。それでもかなり具体的な活動方向性が定まり、各人の高モチベっぷりが窺えて非常に嬉しくまたワクワクしとります。直近の予定として、まず48時間映画祭に先んじて学生メンバー中心に予行演習/ワークショップ的な映画撮影を8月中旬に敢行。そこから希望者あるいは選考通過者のみ、8月最終週ゲネプロ参加。所謂オーディション。

勿論「全員スタメン」の気概で10月の本戦を迎えたい。しかし返す返すも、アウトレイジが撮れる規模感。カオスな現場にも些か限度があろうってことで、泣く泣く参加メンバーを厳選し臨むことに。初心者には初心者の、上級クラスには上級クラスの貢献度が求められる。それがコンペティションで。勝ちに行く映画撮影を、その中に忘れかけた学生時代のノリを散りばめて。

議題①役者は果たして何名必要なのか?

過去の受賞作を眺めつつ総合勘案した結果、我々の結論としては「主役級4+モブ10」辺りが相場ではと。主役級だけで完結する映画は見栄えは良いがリアリティがない、「背景としての役者」、等々かなり踏み込んだ議論に。ただそれはあくまで「受賞作を参考とした作り方」であって高校から培ってきた「俺たちのやり方」とは根底から違うもの。

頭数だけ呼んでおいて、あ、やっぱ出れません。というのも違う気がする。3か月先のコロナ状況など誰にも予測できませんし、プロジェクトリーダーの言った「各部門に2人ずつ責任者を置いとくべき」論は正直かなり現実的なラインなのかもと感じた。あらゆるカオスを想定しあらゆるピンチに対処できる会社的な組織づくり、でもあくまで撮影を円滑に進める手段として。

議題②「ガチチーム」と「エンジョイ勢チーム」とを分けて挑むか?

これもあくまで戦い方の一例ですが、これだけ人数が揃っていてなおかつ、初心者から上級者またガチの賞狙い勢から思い出作りたい勢まで、スキルやモチベーションに応じたチーム編成があって然るべきという話にもなった。主宰個人としては、敢えて分けずにむしろ「カオスだからこその面白さ」に振り切るのがモノづくりの醍醐味では。と提言しておきました。

わかる範囲で協力し、できる人に上手に任せる。でも言いたいことちゃんと言える雰囲気で。ぐらいのラインが最低限保証されていれば、今回のチームならそれなりの作品になるはずですし、結構良い線狙える気もしています。映像会社の方が今回、相当数携わる予定ですから。凄いこと。むしろ主宰が一番映像制作に疎いまである。足手纏いになりそうでビクビクしています。

議題③48時間映画祭のゲネプロは48時間やるべきなのか?

これは明確にNoだと思います。まず現実的じゃない。今回土日休みの社会人ばかりという訳でもありませんし、学生達にも生活がある。バイトも勉強もしなくちゃいけませんし、ちゃんと寝てちゃんと食べないと。そこで前述のように8月最終週、ゲネプロ第1弾としてはひとまず「キックオフイベント~プロット作成」まで。要するに一番揉めそうなとこだけやってみようと。

制限時間は4時間、オンライン方式。ここでの結論を元に脚本班は1週間かけて物語を完成させる。翌9月第1週、2回目のゲネプロは脚本を実際「撮影」してみてどうか。編集のリハーサルはまた別途3回目以降に設ける形。本番へ向けて時間をかけてしっかりとパンプアップ、ピーキングを行っていく。今のうち盛大に失敗しときたいですし、あくまで課題の洗い出しが最優先。

「リハでミスると本番上手くいく」説。

あくまで主宰目線の経験則では、ほぼ例外なくこうです。相撲の世界にも「初日が出る」なんて言葉があるくらいですし、高校野球だって地方大会の初戦が一番難しいはず。感覚的にはもっとこう模試とかに近いかも。いつもならわかるはずの問題が解けなかった悔しさも、逆にどうして解けたか全然わからない動揺も。全部肥やしになるのですきっと。

普段の生活や仕事とは違う、モノづくりの場面で経験するとなおインパクトがデカいはず。そこで変に自責的/他責的になったりせず、感情も抑制し、大人のチームとして乗り切れるかどうか試す人間観察バラエティでもある。オンラインとオフライン、両方の環境で臨む映画制作ならではの難しさも。でも正直あんまり心配はしてません。悪いことは起こらない。きっと。

主宰、今回の主な役回り。

音楽制作。お声掛けしてみたいトラックメイカーさんがおりますのでとりまオファーし、断られた場合は自力でこしらえる。プロットが仕上がった段階から恐らくオンラインでやりとりしていく形になるでしょう。実際の現場に同行あるいは撮影風景や荒編を観ながら楽曲イメージを膨らませてもらい、完成形に漕ぎ着ける。ただ、その一方で。

「そもそも、音楽の重要度は今回そこまで高い?」という疑問も拭えない。作品性とのミスマッチや編集都合で無に帰する可能性はかなり大きいかも。仕事が増える=編集時間がかさむということ、その辺りのバランスも正直蓋を開けてみないと全然わからない。あとはモブ役での出演、プロット作成時の茶々入れやメイキング映像等でひっそりと関わらせてもらうイメージ。

そんな8月下旬、図らずも参加メンの休みが重なる。

久し振りに関学上るかー、なんて嘯いたところあれよあれよと釣れました。丁度本戦を見越したプロット会議直前、なんやかんや、各人が期待と不安をもって過ごすピークの時期。とりま顔合わせとけば安心じゃね的四人衆との凸凹珍道中っぷりは次回に持ち越すとしまして、いよいよですね。繰り返しますがこれは虚勢でも何でもなく、主宰はガチでカンヌ狙ってきますよ!!


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