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【猫マンガ】くつしたおるよ。

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くつしたとの生活、そして架空のコンビニを描いたマンガです。 10年ほど前に、とあるケータイサイトで連載していたものですが、見える形で残しておきたいと、ここに載せています。
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#猫のいるしあわせ

090. けだらけ / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

090. けだらけ / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

 

 
 

 
 

 

 
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換毛期になると
部屋のあちこちに
ぼさっと毛が
よく落ちていた。

空気の動きで
その毛が集まっていって
部屋の中を転がる…

西部劇みたいに
なっていた。
 

今、ちっさいくーちゃんは
長毛種なので
さぞかし抜け毛が
すごいだろうと
思いきや、

毛の長さゆえに
抜けても
毛同士で絡まって
あんまり落ちてこない。

思ったほどではない。

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089. むだなおどろき / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

089. むだなおどろき / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

 

 

 

 
 
 

 
 

  
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誰に驚かされた
わけでもなく

自分でやったことで

勝手にビックリしたり
していたな…。

 

家の中でコワイこと
なんてないよ、

ってよく
言っていたのだけど、

ホント
しょーもないことで
ビックリするんだよなー。

 

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次回も おたのしみに。
 

088. 春だから / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

088. 春だから / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

 

 

 

 

 

 

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いつでも
おすし食べたいくつした。
 

お寿司を買ってきた日は
「どれくれる?」
「次、何くれる?」
って、大忙し。

私のネタは
ほぼ半分になって

シャリをたくさん味わう日
になるのだった。
 

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次回も おたのしみに。
 

087. かぜひいた / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

087. かぜひいた / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

 

 

 

 

 

 

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いつもは
大人のことなんかしらーん
と、勝手に走り回っているような
くつしただったけど、

寝込んでたら
一応、心配そうに
じーっと枕元に
座っていたのだった。
 

今のちっさいくーちゃんは
さらにさらに
自分のわがまま聞いてー
って感じだけど、

あるとき頭痛がひどくて
眠れないとき
うずくまっていたら

どしたどした?って
顔をのぞ

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086. いやちがう / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

086. いやちがう / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

 

 

 

 

 
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なんか騒いでるな
と思ったら
トイレに駆け込んだり

トイレに入ったのに
すぐどこかに
走り去ったり、

棚に登ってみたり

ダッシュしたり
 

うんこの前後は
忙しいのだった。
 

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次回も おたのしみに。
 

085. あたかい距離 / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

085. あたかい距離 / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

 

 

 

 

 
 
 

 

 

 

 

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ネコって、

顔さえあったかければ
全部あったかいと感じる
みたいなとこがある。

涼しいのもそうで、
顔に風が当たってれば
暑くない、みたいな。
 

逆におしりの方は
鈍感なのか、

ヒーターにくっつきすぎて
あつーーくなって
しまいには
毛がコゲかけてるのに
全然 気づかずに
ボーッとしてたりする。
 

毛の

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081. ぜんざい / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

081. ぜんざい / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

 

 

 

 

 

 

 

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近年は、自分で小豆を炊くように
なったので
砂糖控えめのあんまり甘くない
ぜんざいを食べている。
 

そして最近は
毛嫌いしていた甘酒を
なぜか好むようになったので
(ただし糀の甘酒に限る)

それを混ぜて甘みとしたり
している。
 

くつしたはモチが好物だったので
よく一緒に焼きたてのモチを
食べたけれども、

今のくーちゃん

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080. いつもとかわらず / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

080. いつもとかわらず / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

 

 

これ描いたの 午年。
 

むりやり辰にしておく。
 

 
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今年は元旦だけ 京都の実家に行って、
あとは上のような家で過ごすばかりの
お正月だったくーちゃん。
 

あ、テレビもほとんどつけてなかったから
寝てー、食べてー、なめなめしてー、寝る。
という感じだな。

 

普段どおりに過ごして
変わることなく健やかなくーちゃん。
 

大人は、やっぱり
お正月

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078. あったかい / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

078. あったかい / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

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人(猫)が座ってたあとの
ざぶとんって、
あったかいのよねー。

下からのぬくぬくと
前面からのヒーターのぬくぬくで
場所の取り合い
必至。

でも、最終的に
ひざ乗りスタイルが
一番あったかかったー。

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次回も おたのしみに。
 

076. それそれ / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

076. それそれ / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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くつしたは
「この鶏肉おいしー」とか
「この魚はシャケかな」とか
思ったりしない。

食べてみて
「あ、これおいしいやつー」
と思うだけ。
 

だから「何が好き」と
聞かれてもわからないのだ。
 

「おいしいやつが好き」

「おいしくないのは食べない」
 

以上。
 

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次回も おたのしみに。

065. 遠い記憶が見せる夢 / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

065. 遠い記憶が見せる夢 / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

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くつしたは公園にいた
子猫だった。

おかーさんねこは
おそらく車に
はねられてしまった黒猫で

子猫3匹だけが
うろうろしていた。

何となく気まぐれで
エサをやるようになり

近所の数人からも
食べ物をもらっていたようで、

愛想のいい2匹は
そのうち姿を見なくなった。
 

警戒心の強いくつしただけが
ひとり残ってしまい、

ある日、なきながら
まるの足元に
駆け寄っ

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060. 架空コンビニ(雨の日) /『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

060. 架空コンビニ(雨の日) /『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

 

 

 

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「濡れ鼠」という言葉が出来た当時は
ネズミをよく見かけたんだろうな。

近ごろは濡れたネズミどころか
乾いたネズミも見かけることが
ほとんどない。

たまに地下鉄の線路にデッカいのがいる
とか聞くけど。

あとはペットショップのハムスター始め
モルモットとかチンチラとか。

まあいずれにしても濡れていない。

飼っている人は別として、
やっぱり「濡れネズミ」に

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058. 前のつもり / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

058. 前のつもり / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

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長年しみ付いた感覚や習慣は
なかなか切り替えがむずかしい。

というのは人間だけじゃないんだな、
と感じた一件。
 

つるーーー…… と
冷蔵庫の壁面をすべり落ちていく様子は
めちゃくちゃおもしろかったのだけど、

こういうとき、人間なら
「わははは!」と笑ってあげた方が
場が和むという感じがするが、
ネコはどうなのか。
 

猫は、失敗を笑われると自尊心が傷つく、
と何

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057. 冷蔵庫 / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

057. 冷蔵庫 / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

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この冷蔵庫 買い替えの件は、
昔、ブログにも書いたやつ。

10年経って、
上に乗る御方は入れ替わって

真っ白だった冷蔵庫も
ふちの部分が黄ばんできたり。

扉の部分は、くつしたが
そして くーちゃんが、
上から下りるときに手を付いたときの
爪の傷で、
よく見ると スジがタテに
シャーシャーと何本もついている。

そういう経年変化もありつつ、
冷蔵庫は今日も
我が家とともにあ

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