中国の詩、「寄黄幾復」黄庭堅
【寄黄幾復】黄庭堅
我居北海君南海
寄雁傅書謝不能
桃季春風一杯酒
江水夜雨十年灯
持家但有四立壁
治病不薪三折肱
想得讀書頭己白
隔渓猿哭瘴渓藤
[わたしの訳]
僕は北海(山東省徳平鎮)、君は南海(広東省四会市)
雁に手紙を託そうとしたら無理だと断られた(雁は北に飛ぶため)
桃の花が咲き、春の風が吹き、お酒を飲み交わした過去よ
漂泊の地で、雨の夜、灯火を前に君との十年の別離を思う
家はあるが、壁に囲まれているだけで、貧しい暮らしだ
君も能力は優れているというのになぁ
思う