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【第三十三話】本番一週間前、えらいことに気がつく|しがない勤め人、国立文楽劇場で藤娘を舞う
うーむ、客席ガラガラなんやろな・・・
しがない勤め人、一世一代の大舞台だというのになんという引きの悪さ。
時は2021年夏。
新型ナニガシのため緊急事態宣言下、不要不急の外出はご法度であった。
ましてや歌舞音曲のために県境をまたぐとは何事ぞ。
ここまでやってきたのにもったいないなぁ。
そや!見にきてもらえないんだったら、こっちから見せにいったらええんや〜
というわけで、本番一ヶ月ほど前か
【第三十二話】本番半月前。やったほうがいいこと、やってはいけないこと|しがない勤め人、国立文楽劇場で藤娘を舞う
私には苦手なことがある。それは身づくろい。
究極にめんどくさがりなので、可能であれば生まれたままの姿で生きたい。
服を着れば洗濯しなくちゃいけないから、なるべく着替えたくない。
なので来世は服を着ないいきものに生まれかわりたい。
そうだねぇ、ネコがいいんじゃないかな?
でも彼らは始終ペロペロと毛繕いをしているなぁ。服を着なければ着ないでお手入れはしなきゃならないのか(絶望)
そんなわけで
【第三十一話】本番一ヶ月前、お稽古以外にもやることたくさん|しがない勤め人、国立文楽劇場で藤娘を舞う
二年越しの藤娘。
舞台本番まであと一ヶ月、となってきてようやく現実味が帯びてくる。
公演の会主である大師匠にお稽古をつけていただいたり。
舞台当日に必要なものも用意しなくては!
じゃーん!
(いろいろあるねぇ・・・)
説明しよう。
まずは下着。衣装はお借りするけれど、直接肌につけるものは自前である。
(当たり前か・・・)
肌じゅばん(上に着るやつ)は踊り用の特別仕様。
衿ぐりの始末と
【第二十八話】他人の動画は参考にならない?!|しがない勤め人、国立文楽劇場で藤娘を舞う
いまや巷にあふれかえる動画。
私の旧友はYouTubeを見てきものの着かたを覚えた。
いつも美しく完璧なセルフ和髪アップヘアの姉弟子さんは、暇さえあればYouTubeを見て髪技(ほんとに神技!)をupdateしているそうだ。
職場の若い衆(20代中盤)は、会社のポータルサイトに全員視聴必須の資料動画がUPされた際、
「私、動画は二倍速で見るので字幕つけてほしいです」
と言っていた。
二倍速