#137日目 幸せのノック

こんにちは。ロンドンではじめての移住生活を送っているsacaikumiです。

少し日があいて約半月が過ぎてしまいました。
イギリスも新規感染者数が落ち着いてきているとはいえまだロックダウン下であることに変わりはないので、まだまだ自粛生活は続きます。いよいよこの生活も3ヶ月を突破して、stay at homeも自分の中で特別なことではなくなってきました。

ですが6月15日からエッセンシャルでないお店も少しずつ営業再開し始めたということで、久しぶりに近所を散歩してみました。

まずは、3ヶ月ぶりのスターバックス！幸せでした〜！私は何年もお店のカフェラテをほとんど毎日飲んでいたので、10年ぶりくらいの再会に感じてしまいました。笑

今も継続中のダイエットのために家では牛乳を一切やめてオートミルクを飲んでいるのですが、折角のお店味ってことで久しぶりの牛乳も堪能しました、、美味しかったです。

あとは、近所のショッピングモールにも行ってみました。ZARA・H&M・PRIMARKなどのファストファッション店、テイクアウトのみの飲食店、雑貨屋さんなど、全体の１／3くらいが店を開けていて、店内が混雑しないように各店舗の前に列が出来ていました。

ショッピングモールに店があって人が居てという光景も久しぶりだったので、直接手にとって選べるなんて凄い！と、これまた感激してしまいました。

ロックダウン規制が緩まっただけでまだコロナウィルスの問題が解決したわけではないし、一度マイルールを崩すと雪崩のようにルールが崩れていく意志の弱い自分が目に見えているので、私の移動範囲は引き続き徒歩＋自転車圏内にとどめようと思っています。それが自分自身と、この状況下で私が外国に留まることを赦してくれた親と、唯一のアジア人な私とにこやかに過ごしてくれるコロンビアの同居人たちへの精一杯の誠意です。

三ヶ月も日常生活を離れるとひとつひとつのささやかな当たり前が物凄く幸せなことに思えるって確認できただけでとても良い収穫でした :)

少し時系列を前に戻してみると、5月末ごろは仕事が忙しく、その後世間はblack lives matter！一色に。6月上旬はそのことでやはり心のハンドリングが上手くできず、試行錯誤の日々でした。

この3ヶ月、私がもっともっと大きな影響を与えられるような人だったらと想いは大きくなる一方で、私自身の小ささを都度思い知らされて悔しい気持ちを抱いてばかりでした。

でも、とにかく今は今の自分に出来ることをしていこうということ、そしてそれは別にSNSで表明しなくても良いんだということ、ふたつ決めちゃったら楽になりました。

今は私を頼ってデザインをお願いしてくれる方のために出来る限りのことを尽くしたいので、基本に立ち返って今年の後半はデザインのこと改めて勉強していこうかなと思っています。

今年の前半は心の勉強をたっぷりしたし、実践トレーニングも（半強制的に）並行して出来て随分と心がたくましく育ったので。笑

今、デザイナーとして働き始めて9年目なのですが、大学受験のために通ってた個人塾の先生に「本当に学びたいことは4年じゃ学びきれないから」って言われたのを最近ふと思い出して。改めて、本当にそうだなぁと思います。素晴らしい作品を見るたびに自分はまだまだだなぁと思う。でも、そう思うのは自分がダメだからじゃなくて、自分の可能性をどこまでも伸ばせると信じているから。

だから続けてこれたし、続けていきたい。

デザインと今世界で起きている社会問題とに直接的な繋がりを短期的に見出すのは難しいかもしれないけど、長期的にだったら何か繋がるかもしれない。だったら、私が今すべきことを誠意を持って向き合うのがきっと最善だろうと思えるようになりました。

もちろん、今社会で起きていること、運動の意味を学んで、飲み込んで、何が出来るか考えて、行動に起こして…というのもとてもとても重要なことだけど、そうして心をヒリヒリと痛めすぎると皆が本当の目的、つまりみんなで幸せになろうってことを見失ってしまう怖さもある。

だから毎日顔を合わせる人と笑顔を交換したり、ありがとうって言ったり、そういうささやかな優しさの交換の連鎖も大きくなればそれなりのパワーになると信じて、とにかく今は自分自身が幸せになることに集中するぞ！という気持ちです。

おまけ。ホールフーズに行ったら楽しすぎて、食材関係ないネイルを大人買いしてしまいました。全色可愛い色味で、買ってよかった！

でもホールフーズでピザやチーズを見ていたら友達とわいわいホームパーティーしたくなりました。そういうのもまた出来た日には結構感動するんだろうな。