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ねこぜの教育実践

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教育論よりも具体的な現場の話
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#仕事について話そう

道徳授業をアップデートする(3)

道徳授業をアップデートする(3)

◆こんにちは。小学校教員のねこぜです。一年前、道徳授業をアップデートしようと記事を書きました。実際に自分の実践に生かすことで様々な変化が起こりました。しかしまだまだ未熟者。変化の記録と学びをアウトプットしていきます。

1.板書とワークシートを変えたら授業が変わった

 まず板書です。初回記事でも取り上げましたが従来の縦書きから横書きにチャレンジしてみました。はじめは不慣れなものですがやはり積み重

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1人1台端末×自由進度学習の可能性(2)

1人1台端末×自由進度学習の可能性(2)

◆こんにちは。小学館のせんせいゼミナール「1人1台端末×自由進度学習の可能性」というセミナーに参加。講師は、蓑手先生と藤原先生。アウトプット後半部です。よろしくお願いいたします。

2.公立小でも、学びがこんなに変わる

 1人1台端末の導入は、子どものやりたいことを邪魔しないどころか、実現に一役も二役も買う。キーワードは「つなぐ」である。
 まず、「教師が学習内容を伝える」から「子どもが学習内容

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1人1台端末×自由進度学習の可能性

1人1台端末×自由進度学習の可能性

◆こんにちは。小学校教員のねこぜです。先日、小学館せんせいゼミナール「1人1台端末×自由進度学習の可能性」というウェビナーに参加しました。ざっくり印象に残ったことはTwitterにアウトプットしましたが、こちらでもう少し補足しておこうと思います。よろしくお願いいたします。

1.はじめに

 「子ども主体」ということを突き詰めるほど、子どもは何に反応するか分からないという事態に陥る。陥ると言うと、

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エッセンシャル思考で学校の仕事を見る

エッセンシャル思考で学校の仕事を見る

◆おはようございます!小学校教員のねこぜです。積読解消するべく読書を続ける夏となっています。今、グレッグ・マキューン著『エフォートレス思考』を読んでいます。はて、前著『エッセンシャル思考』も読んだはずだが、内容どうだったっけ?と気になりました。過去の自分が貼った付箋のあるページをざっと読み返しつつ、アウトプットしていこうと思います。

1.自分軸をもつために

 エッセンシャル思考において最も重要

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22世紀の民主主義と教育の狭間

22世紀の民主主義と教育の狭間

◆おはようございます。小学校教員のねこぜです。成田悠輔著『22世紀の民主主義』を読みました。ここ数年6年生の担任として、子どもたちに社会科を教える立場として様々なことを考えさせられたのでつらつらと述べていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

1.「大人になったら選挙に行きたいです」と言う子ども

 著書の冒頭の一文でまず衝撃を受けた。「若者が選挙に行って「政治参加」したくらいでは何も変わ

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