見出し画像

ベトナム人の気品。

■ベトナムでの高級ブランドが好調。
・最近のベトナムNEWS(2024年1月2日付)、「超富裕層急増、高級ブランド順調でベトナム23年総売上1457億円、純利益221億円(前年比2.7倍)」。
・上述の数字はベトナムにおける高級ブランド/ルイヴィトン、シャネル、ディオール、エルメス等を販売する約12社の企業の合計を算出したものだ。

■高級ブランドは東南アジア市場を注目。
・「最も成功している企業はタムソン社で、『22年売上は277億円、利益は49億円』」であった。
・「ルイヴィトンやシャネル、ディオール等の一部ブランドはベトナムに直接法人を設立しており、この内ルイヴィトンが最も高い売上を記録し138億円。最も利益が高かったのはディオールで33億円」となった。
・『Vietdata』より、「2017年〜2022年にかけてベトナムの超富裕層の数が急増、純資産が42億円を超える人々の数は1059人に達した」。また、「ベトナムの平均年齢32歳である若い人々は高級品の消費セグメントにおいて大きな可能性を秘めている」。専門家は、「中国の経済減退が高級ブランドに多様化の重要性を認識させ、シンガポール、タイ、ベトナム等の東南アジア市場が注目されたことを指摘」した。

■幸せの在り方。
・余談、ベトナム主要都市の目抜き通りには上述の高級ブランド店が美を競い合うように連なり、私は機会があれば通りから店舗内の様子をチラ見する。お客はゼロか、もしくは一組、二組ほどしか見かけないのだが、数組が超富裕層だとすれば彼らは1人で数点以上商品を購入していくのだろうか。
・高級ブランド店の買物客は明らかにローカルのベトナム人とは一線を画し、落ち着いた雰囲気で服装や立ち居振る舞いが洗礼されている。その雰囲気は付け焼刃で纏えるものでもなく、富裕層ないし超富裕層の品というものなのだろう。
・私のスポーツ仲間にも比較的裕福なメンバーが数名おり、丁度iPhoneの最新機種が発売開始の頃「(奥さんが欲しいというので)奥さんに最新機種のスマホをプレゼントした」と言う。私は彼に問う「あなたのスマホも最新なのか」と。すると彼は「俺のはiPhone7プラスだよ」といたずらに笑っている。彼はそれ以上余計な事は言わずに、「奥さんは嬉しそうだよ」と言った。
・「愛する人が喜ぶ」、「そのために日々働いている」と彼のスタンスを感じ、私は彼からベトナム人男性の背中からそんな幸せのワンシーンや在り方を垣間見る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?