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わたしのなかの”あふれ”が言葉になり、その言葉たちが繋がって、詩になりました。
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#今日のつぶやき

きらめき、そして春は過ぎ

きらめき、そして春は過ぎ

とっくに春が過ぎた

ふわふわ

ゆらゆら

しているうちに

梅雨が明けて

かき氷を口にしたら

頭がキン、とする

わたしはあの感覚が苦手なのだけれど

わたしはもっと

“つくる”

をしたいのだけれど

なかなか

うまくは

いかないものだわ

ここでひとやすみ

ここでひとやすみ

るん♪

と一息

ホットチャイを飲んでは

隣のカップルの会話に耳を傾ける

すん

となる

その会話の内容に

ヒヤヒヤドキドキ

でもって少し

ワクワクしたり

私って腹黒い?

私ってもしかして

ちょっと嫌なやつ?

まぁ人ってそんなもんでしょ

なーんて

自分で自分を納得させて

いつもの場所で

今日もひとやすみ

のんびり

のーん、びり。

青空、時々、橙 | 詩

青空、時々、橙 | 詩

青空の中に

まあるい橙が

ひとつ、ふたつ、

みっつ、よっつ

コロコロ並んでは

かくれんぼしてる

このままお空に溶けるかい?

それとも私に食べられるかい?

どっちがいい

どっちがいい

選んでおくれ

あと数秒

忍んでおくれ

この時代を

混沌、そして悲劇のヒロインブルー| 詩

混沌、そして悲劇のヒロインブルー| 詩

気づいたら
勝手に比べられては
勝手に嫉妬されていた

十分に同じように返してもらい
そして大事にされてるだろうに
あんたの目は節穴か?

いやそうじゃない
他の人が自分と同じ扱いなのが
どうやら嫌らしい
困ったもんだよ本当に

これ以上仲良いところ
見たくないってエゴで
勝手にブロックされた

それでどうして
あなたが被害者
こっちが加害者
仕立て上げることができるだろうね

くるってる
くるっ

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あの日見た空の色を覚えていますか | 詩

あの日見た空の色を覚えていますか | 詩

拝啓

どこかの誰かさんへ

あの日見た空の色を覚えていますか

大切な誰かと喧嘩をした帰り道

懐かしいあそこの公園のブランコ

くたくたになった上履き

下校時のチャイム

あわあわになって弾けたコーラ

古くなったスマホ

空はずっとみていました

夜になってもまた朝になっても

私は何者か名乗ることはできませんが

大切なことを知っています

あなたはまた思い出す

生ききっていた頃のこと

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鏡 | 詩

鏡 | 詩



嫌なところも素敵なところも映し出す

人の嫌なところは
まるっきり自分が持ってる
要素だったりする



怖いくらいに嘘をつかない

それが時に人も自分も傷つける

自己嫌悪にご注意を

日頃から

自分と周りを愛する訓練を

僕の役割 | 詩

僕の役割 | 詩

屋根裏の片隅で

ひっそりと命を与えられた

誰かがふと遊びに来ては

にっこり笑顔で帰っていった

一人の時間は退屈だ

誰かに忘れられた時は

とっても切なくなる

必要とされる時があっても

人間は自分が一番大事だから

結局はまた

頭の片隅の

スポットライトが当たらないところに

僕は存在することになる

でもいいよ

それでもいいよ

忘れた頃にまた戻っておいで

辛くなった時

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絵画の窓 | 詩

絵画の窓 | 詩

大好きなカフェの

奥にあるソファー席に座って

ふと見上げたら

絵画の窓

その緑に

その世界観に

そっと溶け込んでみよう

味わってみよう

カフェラテの匂いと共に

レアチーズケーキの甘さと共に

ただ好きな時間を

隣にいるあなたと

ひとりぼっちの街灯は | 写真・詩

ひとりぼっちの街灯は | 写真・詩

ひとりぼっちの街灯は
不思議な海と空の青色を背景に
今日も辺りをそっと照らす

ひとりぼっちの街灯は
そこから何処かへ行くことは
決してできないけれど
その明るさと容姿に
惹かれた人が集まってきては
綺麗、素敵ね、
なんて言葉をそっと届ける

ひとりぼっちの街灯は
言葉を発することは
決してできないけれど
後ろから澄んだ波の音が
ざぶん、ざぶん、
とバックミュージックのように
鳴り響いていて
今日

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