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記事一覧
あまえんぼうとチャンポン(数行日記)
9月28日
息子に「今日保育園どうだった?」と聞くと「ママ待ってたのよ。来るかな来るかなって、見てたのよ」と答えたので、下唇を前に突き出して、感情がどちゃ溢れるのを堰き止めた。
9月29日
友人と子連れで会った。自由奔放に走りだした娘を追いかける友人の背中が、腰を落とした本気(マジ)の走りで、さながら救出に向かうレスキュー隊のよう。人混みに向かい、走る娘。その前には階段。後ろからレスキューに
おじさんおばさん際どい判定(数行日記)
8月8日
脚本をちゃんと締め切りまでに仕上げた偉い女なので、平日たっぷり時間をつかって美容院に行って、髪の毛を赤ピンクにした。ここ数年で、デザインカラーに、オレンジ色、パープルに、赤と、なかなか攻めたヘアカラーをしている。年をとるごとに髪が派手になっている。このままだと、60歳になるころにはレインボーにするしかなくなりそう。そんでいつかはオーバーザレインボー。
8月11日
息子の熱が急上昇。
日本語版、きんに君(数行日記)
8月1日
3日連続で、駅ナカ売店で「タラタラしてんじゃねーよ」のスティック菓子を買っている。ので、今日も乗り換えのとき、(ここの売店に売ってるんだよな〜、タラタラしてんじゃねーよタラタラしてんじゃねーよ♪)と、明らかにウフフンルルルンてテンションで向かったら、売り切れていた。私が毎日買ったせいかもしれない。入荷、早くお願いします。タラタラせずに、お願いします。
8月2日
息子が、わたしの髪を見な
小顔フィルターをつけたまま歩く(数行日記)
7/11
岩井俊二監督の新作映画『キリエのうた』の、完成報告イベントに行ってきました(ちょこっっっとだけお仕事で関わらせていただいてます)。アイナジエンドさん、松村北斗さん、広瀬すずさん、黒木華さん、そしてこの日追加キャストとして発表された、江口洋介さん、吉瀬美智子さん、奥菜恵さん、浅田美代子さん、北村有起哉さん、大塚愛さん、粗品さんなど、出演俳優のみなさんがひとりずつ名前を呼ばれ、そのたび後ろの
ママは弱い人間です(数行日記)
6月21日
昨年公開された、映画『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』の、キャスト&スタッフ打ち上げがあった。打ち上げごはんが美味しすぎて気合を入れて食べていたら、後から後から無限にごはんが出てきて、最後はおいしそうなご飯を横目に豆苗炒めを食べることしかできなくなって、非常に悔しい思いをした。もしこの時間もタイムループするなら、最後の坦々麺までチューニングを重ねて食事
いわくつきは塩工場にお任せ(数行日記)
6/15
二泊三日で、東京のとある島へ。雨が降りすぎていて、どんより。案内してくれた方が「あの家はいわくつきの物件なんですけど、今住んでいる人が塩工場として使っていて、毎日たくさん塩を作っているので大丈夫です」って話していた。いわくつきは、塩工場にお任せあれ。
6/16
民宿。夜4時に「ぅううわあああああああああぁ」って大きな声が聞こえて本気で震えたけど、あれはどう考えても宿にいる誰かの「仕事の
ハラマキの高さに異議申し立て(数行日記)
6月7日
夫が「マリオとルイージ、2人でスーパー"マリオ"ブラザーズ!って、変じゃない?」と言い出した。たしかに。マリオの自我、強。
6月8日
「子どものハラマキ。みなさんどうやって付けてますか?お腹あたりにしっかり二重に?ノンノン、腹巻ってのは一重のまま、胸まで上げるっ!これぞ鉄則!」と脳内で呟きながら息子の腹巻を胸までグイッと引っ張り上げたら、少し経って息子が「……ママァ。コレサ…」と何か言
私を働かせたくば褒めなさい(数行日記)
6月1日
仕事中にサラッと褒められた言葉を何回も反芻して、役に立った気分を噛み締めていたら、午後の仕事もめっちゃ頑張れて、ちょろすぎた。私を働かせたくば、褒めなさい。喜んで馬車馬になりましょうヒヒン。
6月2日
雨の日にマンション内で走りだした息子に「危ないよ」と声をかけると同時にツルンと滑った。横向きスライドだったので怪我はないけど驚いたらしく、ものすごい悔しそうな顔で泣いていて「大丈夫?」っ
言葉で繋がらない生き物(日記)
4月22日
1ヶ月前に、引っ越しをした。公園の木漏れ日が我が家の壁にまで届くお気に入りの世田谷のマンションから、都心からすこし離れた場所に移動してきたのだ。事情はいろいろあるけれど、いちばんの理由は両親が山口県からこちらに引っ越ししてくること。父が一生懸命に働いて約20年前に買ったマイホームを捨て、ふたりと老犬2匹(しかも病気持ち)が東京へと越してくるなんて、ものすごい勇気。すでに東京で何年も暮
6月3日の歯医者帰り
数ヶ月にわたって歯医者に通っていた。永遠にも思える予約のコンボを続けて、もしかするとわたしの運命の赤い糸は歯医者に結びついているのではないか、死ぬときに此処が第2の故郷として思い返されるのではないか、この医者とわたしはこの先マブダチになるのではないかなどと無意味な杞憂をはじめていたが、今日、唐突に終わった。
「はい、治療は終わりです。検診にはたまに来てくださいね」。先生がそう言ってくれて、次の約