日本語版、きんに君（数行日記）
8月1日
3日連続で、駅ナカ売店で「タラタラしてんじゃねーよ」のスティック菓子を買っている。ので、今日も乗り換えのとき、（ここの売店に売ってるんだよな〜、タラタラしてんじゃねーよタラタラしてんじゃねーよ♪）と、明らかにウフフンルルルンてテンションで向かったら、売り切れていた。私が毎日買ったせいかもしれない。入荷、早くお願いします。タラタラせずに、お願いします。
8月2日
息子が、わたしの髪を見ながら「ママ。さむい？ かみのけ かぜで ゆらゆら ちてる」と言ってきて、なんて美しい詩なんだ！と思ったし、セミの声を聞きながら「シシシシ って ゆってる」と言ってきたのも、なんて美しい詩なんだ！と思った。セミは「シシシシ」って鳴いてるんだ。知らなかった。美しいシ。
8月3日
姉の出産が間近に迫り姪がちょっと不安定になっているらしいと聞いて、家に遊びに行ってきた。姪に「いま、緑のハイチュウ食べて。次はオレンジ。あ。まだ食べないで。はい、今食べて」と、食べるタイミングまでこと細かに指示を受けながら、ハイチュウを食べた。遊びに行ったのが嬉しかったようで、姪のテンションは異常に高く、叫びまくり。あまりに元気いっぱいなので「すごいね。元気だね」と言ったら、「ちからーっっっっっ！！！！！！！！！」って叫んできた。日本語版きんに君かな。パワー。
8月4日
実写版リトルマーメイドを観たあとで、夫に「もし…もしさ…死ぬまでひとつのアルバムしか聴けないって過酷な状態になったら、アニメ版リトルマーメイドのサントラにするわ……」と言ったら「アルバム聴ける状況って相当贅沢では？」と突っ込まれた。
8月5日
金曜なので、息子が起きている時間帯に、夫とマリカーをして遊んだ。息子にはマリカー専用のハンドルに、switchのコントローラーを入れずに渡し「はい、どうぞ！一緒に遊ぼ！ほらほら運転して〜っ！」と言って渡したけど、すぐに私たちの手元を何度か見て、途中で「ママぁ。できない。あのさぁ。これさぁ。入ってないからぁ。できない」と言われて、即終了した。賢い。
8月6日
姉の出産は、明日。小さい頃、お姉ちゃんってどんな感じだったかなとか、いろんなことを考えていて、両親に「私が小さいころさぁ。お姉ちゃんって優しいな〜って思ったことある？」って聞いてみたら、父も母も「えー？ んーー… そうねえ………」と言ったきり、話さなくなった。
8月7日
脚本で頭がいっぱい。頭に積み重なったあらゆる繊細なパズルのようなイメージが、少し話しかけられるだけでポロポロとこぼれ落ちていく感じがして、もどかしい。そんななか、姉の子供が生まれた。写真を見ていたら、イメージがポロポロと溢れて消えて「きみよ、しあわせであれ」しか考えられなくなったけど、ぜんぜんかまわなかった。おめでとう。
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