定井くま / Sadai Kuma

楽しく生きる日々を模索するアラフィフ。日常の出来事や感じたことをアウトプット。遠慮のか…

定井くま / Sadai Kuma

楽しく生きる日々を模索するアラフィフ。日常の出来事や感じたことをアウトプット。遠慮のかたまりを遠慮なく食べる人。

マガジン

  • アラフィフ、うつ、無職

    うつと診断され突然無職に!せっかくだから書き残しておこうと始めたエッセイ。

最近の記事

#43◆先々のことを考えたら死にたくなるからとりあえず今日を生きる話

無職になって一年になる。150社以上応募してるけど、内定はひとつもない。来る日も来る日も覇気のない毎日だ。 面接とクリニック以外は人と話す機会がない。一体何が楽しくて生きているのだろうかと思う。 「人間はいつか死ぬのだからそれまでめいいっぱい楽しめ」。こんな言葉をネットで見つけた。たしかにそうだなぁと感心し心がけては見たものの、うわべだけ楽しそうにして心が笑っていない自分に気づいた。 再就職の目処が立たない状態で、人生を楽しむのは難しい。どんどん減る貯金、長引く無職期間

    • #42◆人生に対して投げやりとは違う諦めの感情が湧いてきたという話

      通院と就職活動を繰り返す日々が相変わらず続いている。先日クリニックへ行ったら、少し病状が悪くなっているということで薬の量が増えてしまった。寛解までの道のりは長い。 就職活動も特に変化はない。応募が150社を超えて「そろそろ朗報を!」という気持ちは大いにあるが、届くのはお祈りメールばかりだ。この前行った面接も手応えはなく、普通に考えたら不採用。書類選考をせっかく通過したのに、チャンスをモノにできず悔しい。 ここ最近、心境に大きな変化があった。人生に対して「諦め」の気持ちを持

      • #41◆結局のところ自分の力でなんとかしないと人生は切り開けないよねという話

        ここ最近もメンタルの調子が良くない。絶望感と孤独感は常にどこかで感じているし、朝目が覚めても起き上がれない日が増えてきた。一度は減ったクリニックで処方される薬も、一年前に重度のメンタル疾患と診断されたときと同じ量まで戻っている。 そして、残念なことに再就職先も決まっていない。もう150社近く応募しているのに書類選考が通らない。アラフィフという年齢に加えて、無職期間もまもなく一年だ。企業が敬遠するのも当たり前だろう。 「お金」か「健康」かという議論をよく目にする。noteで

        • #40◆底なし沼にはまり初めてクリニックへ行ったときへ逆戻りしつつある話

          メンタルが落ち込んでから一週間になる。最近はよく眠れず、抗うつ剤に加えて睡眠導入剤も服用している。よく動悸がするし食欲も減退。極度の不安感に襲われて、何もやる気が起きなくなるのも毎日のことだ。 体調だけ見たら、初めてメンタルクリニックへ行った一年前に似ている。療養生活でせっかく回復してきたのに、一気に逆戻りした感じだ。 救いなのは希死念慮がそこまで強くないこと。とは言え、「楽に死ねる方法は何だろう……??」とボーっと考えてたりするから、これ以上悪くならないように注意はして

        #43◆先々のことを考えたら死にたくなるからとりあえず今日を生きる話

        マガジン

        • アラフィフ、うつ、無職
          42本

        記事

          #39◆毎日辛い思いをしてまで生きてる意味が分からなくなった話

          ここのところメンタルの調子がよくない。一番のストレス源は就職活動だ。まもなく一年になるのに、ひとつも内定が取れていない。100社以上受けてるのに、である。 「自分は何のために生きてるんだろう??」 こんな思いで頭がいっぱいになる。一人で生きて、一人で悩んで、一人で戦って(就職活動)、それでも結果は出ない。朝起きてから夜寝るまで、仕事が決まらない辛さが一日中続く。 一体、何のために生きてるのだろう?? 重度の抑うつ状態だと診断されて職を失ったのが去年の春。療養を始めてまも

          #39◆毎日辛い思いをしてまで生きてる意味が分からなくなった話

          #38◆「~ねばならない」から「~したい」へ変化していってるよという話

          今日で1月が終わるが、再就職先は相変わらず決まっていない。面接までたどり着いて「いいな」と思える企業もあったものの、残念ながら不採用となってしまった。 その日は意気消沈してしまい、「どうして落ちたんだろう……」と夜遅くまで悔しさでいっぱいだった。でも、次の日にはその悔しさも消えてしまい、次に向かって頑張ろうという気持ちになっていた。 去年の夏から秋にかけて、とても興味のあった企業に連続で落ちてしまった。そのときはもうこの世の終わりみたいな巨大な絶望感に包まれ、一週間は何も

          #38◆「~ねばならない」から「~したい」へ変化していってるよという話

          #37◆去年の今頃と比べたら不眠も動悸も希死念慮も改善されて嬉しかった話

          年が変わったからか、「去年の今頃はどうだっただろう??」と考えることが増えた。体調に関して言えば、一年前はまだクリニックへ行ってなかった。だけど、明らかに体調は崩していた。当時はまさかメンタル疾患だとは思ってなかったのだ。 去年の今頃の自分を書き出すとこんな感じだ。 こうやって見ると酷い。本当に酷い。メンタル疾患だったんだなと今なら分かる(今も治ってはないけど)。 一年後の今は、このような症状はほとんど消えた。唯一残っているのは孤独感ぐらいだ。去年ほどではないにせよ「独

          #37◆去年の今頃と比べたら不眠も動悸も希死念慮も改善されて嬉しかった話

          #36◆メンタル疾患+無職の不安を紛らわせたくていろいろと行動している話

          メンタル疾患を患った人への就業支援をしている施設へ行ってきた。行ってみて分かったのだが、そこは精神障害や発達障害の人(障害者手帳を持っている人)の就業支援が主な業務で、サポートプログラムとしてビジネスマナー研修や模擬面接研修などを行っている。 サポートプログラムは僕のように障害者手帳を持っていない人でも参加でき、気になるプログラムがあれば無料で体験受講を受けられるそうだ。 プログラム一覧を見たところ、興味があるのは自己理解ワークショップとアサーティブコミュニケーション。た

          #36◆メンタル疾患+無職の不安を紛らわせたくていろいろと行動している話

          #35◆再就職後にうつが再発しないようにあれやこれやと対策を練った話

          ※前々回と前回の記事をまだ読まれてない方は、そちらから読まれた方が分かりやすいと思います! 再就職後にうつが再発しないよう対策は考えてある(卒薬してないので厳密には再発ではなく悪化ですが、ここ数ヶ月は調子がいいのであえてこう書きます)。 たとえば、決して無理はしないこと。前職では、キャパ以上に責任を抱え込んでしまい体調を崩した。社員がのびのび働けるよう精一杯やったのだが、自分が病んでしまっては元も子もない。 僕は自分をあまり信用していないところがあり、人よりも努力しない

          #35◆再就職後にうつが再発しないようにあれやこれやと対策を練った話

          #34◆独立でも起業でもなく普通に再就職したい理由をまとめてみた話

          うつが落ち着き、再就職に向けて動いているのだが、僕の周りからは「本当に大丈夫なのか??」という心配の声が絶えない。クリニックに通いながらもなぜ再就職を目指しているのか、そこに至った背景を書いていこうと思う。 まずは言葉の定義だ。ここでいう再就職とは、正社員での就業を意味する。派遣社員やバイトでの就業は含まれない。 言葉の定義が済んだところでさっそく本題だが、よく言われるのは「就職しなくても稼ぐ方法は他にもある」というものだ。クリニックの先生の言葉を借りれば「自由業の人もい

          #34◆独立でも起業でもなく普通に再就職したい理由をまとめてみた話

          #33◆再就職の話題になると全く会話が噛み合わなくなる話

          2024年初の診察を受けにクリニックへ行った。が、会話が噛み合わず、不安と不快が入り混じった気持ちになった。このままモヤモヤし続けるのは嫌なので、なぜそういう気持ちになったのか記しておきたい。 まず、診察が雑になったことだ。今お世話になってるクリニックは、開院3ヶ月目から通っている。最初は開院からまだ間もないからか丁寧に話を聞いてくれた。 だけど、開院2年目の今は話の途中でも「では、次の診察日ですが~~」と切られる。長々と喋ってるなら分かるが、診察が始まって3、4分しか経

          #33◆再就職の話題になると全く会話が噛み合わなくなる話

          #32◆「とりあえず明日も生きていく」ととりあえず決めてみた話

          最近、生きる気力が湧かない。しっかり食べてるし、睡眠も十分に取っている。だけど、朝起きてから夜寝るまで、ただなんとなく生かされている感じだ。 年末が近づき、クリスマスにお正月とやや浮ついた空気になっているが、無職の僕には関係ない。無職のまま年を越すのが恐怖ですらある。リーマン・ショック後に話題になった年越し派遣村へ行く人の気持ちが少し分かるくらいだ。 あと、事情があって僕は家に居場所がない。家族とは必要最低限の会話しかしないし、家族が何を考えているのかも分からない。家族も

          #32◆「とりあえず明日も生きていく」ととりあえず決めてみた話

          #31◆「働いていたら嫌なこともありますよ」と言われてイラッとした話

          世の中は少しずつ年末ムードが漂ってきた。クリスマスケーキの予約は始まってるし、スーパーではしめ縄が並び始めている。おせちのパンフレットも目に留まる。 このままだと無職での年越しになる。療養中とはいえ、年内の就職先決定を目標にしていただけに焦る。 年末年始は新しい求人が出てこない。応募したくてもできない状態は何とも歯がゆい。同じ理由で、土日や祝日も嫌いだ。休日なんか早く終わってさっさと平日になってほしいといつも思っている。 お正月は少しばかり贅沢をしたい。普段よりちょっと

          #31◆「働いていたら嫌なこともありますよ」と言われてイラッとした話

          #30◆投薬治療を始めて以来、最大の絶望感と希死念慮に見舞われた話

          ある朝、目は開いてるのに体を起こすことができない。それだけじゃない。凄まじい絶望感に襲われ、心臓が飛び出さんばかりの動悸がする。こんな感覚は久しぶりだ。 原因は、採用面接に連続で落ちたからだ。アラフィフで短期離職歴ありとなると大半は書類選考落ちで、面接までたどり着けるのはほんの僅か。そんな貴重な機会をモノにできず、大きなストレスがかかったらしい。 ここまで凄まじい絶望感に襲われるのは久しぶりだ。投薬治療を始めてから最も強烈と言っていい。 頭の中では除夜の鐘のような音がグ

          #30◆投薬治療を始めて以来、最大の絶望感と希死念慮に見舞われた話

          #29◆起きてから寝るまでが同じことの繰り返しでマンネリに陥ってしまった話

          最近、毎日が楽しくない。理由は分かっている。マンネリだ。 朝起きる時間から始まって、午前中にやることも、昼食も、午後からやることも、夕食も、寝る時間も、ここ何週間はずっと同じだ。刺激も楽しみもそこにはない。 没頭できることを見つけたのが数ヶ月前。しばらくは毎日がいきいきとしていた。でも、そればっかりの日が続けば飽きも来る。好きな食べ物でも毎日続けば嫌になるだろう。そんな感覚だ。 未知のジャンルの本を読んでみたり、普段は聞かない音楽を流したりしてみたけどダメだった。読書や

          #29◆起きてから寝るまでが同じことの繰り返しでマンネリに陥ってしまった話

          #28◆感情を表に出せないのはそういう習慣がないからと聞いてハッとした話

          子どもの頃、うまくできたことを喜ぶと「それくらいで喜ぶな」と親に言われ、失敗をして落ち込むと「それくらいで落ち込むなんて情けない」と言われてきた。そのせいか、感情表現が苦手だ。 だけど、感情表現をしないのもうつの原因ではないかと最近思い始めてきた。表に出していない行き場を失った感情が、自分の中にどんどん溜まり心を蝕んでいくからだ。 そんな矢先、この考えを後押しする出来事が二つあった。 一つはポッドキャスト。あるお悩み相談のポッドキャストを聞いていると、 「楽しいときは楽

          #28◆感情を表に出せないのはそういう習慣がないからと聞いてハッとした話