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#43◆先々のことを考えたら死にたくなるからとりあえず今日を生きる話

無職になって一年になる。150社以上応募してるけど、内定はひとつもない。来る日も来る日も覇気のない毎日だ。

面接とクリニック以外は人と話す機会がない。一体何が楽しくて生きているのだろうかと思う。

「人間はいつか死ぬのだからそれまでめいいっぱい楽しめ」。こんな言葉をネットで見つけた。たしかにそうだなぁと感心し心がけては見たものの、うわべだけ楽しそうにして心が笑っていない自分に気づいた。

再就職の目処が立たない状態で、人生を楽しむのは難しい。どんどん減る貯金、長引く無職期間、お祈りメールの山、社会から弾き出される疎外感。そして焦りと不安。ネガティブ要素でできあがった巨大な黒い玉が、僕を頭から飲み込んでいく。


先のことは考えず、とりあえず今日を生きていくというのを意識するようにしている。というのも、先のことを考えたら絶望で押しつぶされそうだからだ。正直に言うと、死にたくなる。だから、視線をめいいっぱい下げて「とりあえず今日を生きる」に専念している。

感覚的な話になるけど、死ぬことが怖くないというか、死が身近に感じられることがある。「いざとなったらあっさり死ねそうだなぁ」という感覚だ。

こういう感覚を味わった経験は何度もある。が、それはクリニックへ行き始めて4ヶ月目くらいでほとんどなくなった。それなのに最近はまた復活してきた。死にたいと思うのとはまた違う感覚だ。


自分の人生はどこへ向かっているのだろう??
あとどのくらい苦しめばいいのだろうか??
不安でいっぱいの人生を、なぜ生かされているのだろう??

こんなことを考えるのは病気のせいなのか??
それとも無職なら誰しも考えることなのか??

分からない。つらい人生からの抜け出し方も、毎日を楽しく生きる方法も、今のまま頑張っていればいつか光が射すのかも、何もかも分からない。

生きることに疲れた。
だけど、とりあえず今日を生きていこう。

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