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#42◆人生に対して投げやりとは違う諦めの感情が湧いてきたという話

通院と就職活動を繰り返す日々が相変わらず続いている。先日クリニックへ行ったら、少し病状が悪くなっているということで薬の量が増えてしまった。寛解までの道のりは長い。

就職活動も特に変化はない。応募が150社を超えて「そろそろ朗報を!」という気持ちは大いにあるが、届くのはお祈りメールばかりだ。この前行った面接も手応えはなく、普通に考えたら不採用。書類選考をせっかく通過したのに、チャンスをモノにできず悔しい。


ここ最近、心境に大きな変化があった。人生に対して「諦め」の気持ちを持つようになったのだ。病気も再就職もすぐには解決しない。家族との関係も決していいとは言えない。

こんな状況が長く続き、「ジタバタしたってしょうがない」という心境になっている。この心境は投げやりとはちょっと違う。「どうでもいい」という気持ちはなくて、「自分でどうにかしようとせずに、流れに身を任せよう」という心境に近い。

2月くらいまでは毎日必死でもがいていた。病気も再就職も早くなんとかしたい。そんな気持ちでいっぱいだった。

何がきっかけかは分からないし、そうなった原因も全然分からないのだけど、3月に入ってからは人生に対しては諦めの気持ちでいっぱいになった。

薬が増えても、お祈りメールが届いても前ほどショックを受けることはなく、心の中はまるで水面のようにしんとしている。あんなに絶望し、落ち込んで、焦って、不安感に苛まれてたのに、である。


診察のとき、クリニックの先生はいつも前向きなフィードバックをくれる。「その行動いいですね」とか「そういう心境になれたのは良い傾向です」と言ってくれる。

だけど、「人生に諦めを感じ始めている」と話したときには、一瞬表情が曇った。ポジティブなフィードバックもない。医学的にはあまりよくないのだろうか??あのとき聞いておけばよかったと後悔している。

今感じている人生への諦めが良いものなのか悪いものなのか、自分では分からない。無気力な日が増えてきたから(週に1~2日くらい)、良いことではないのかもしれない。

とは言え、そう感じているのは事実だから「よくないことだ!」と一刀両断するのはやめておこう。人の感じ方を頭ごなしに否定しないように、自分の感じ方も否定せず受け入れておこうと思う。


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