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【バンコク移住10年】 海外移住を決める際に私が考えていた4つのこと

「ね、10年前って何してた?」

オフィスの周りの同僚たちに聞いてみました。

同僚 1: 「大学生でしたね。エンジョイしてました。」

同僚 2:「高校入学したばかりでしたね。」

聞いた自分が愚かだったと、絶句して考えさせられてしまいました。

こんな感じ。。

10年前というのは、

  自分が「エイヤー」と覚悟を決めて
  7年勤めた教師を辞めて
  国際結婚をして
  日本を飛び出して
  バンコクに移住したタイミングでした。

そして、今日がまさにタイのバンコクに出発した記念日なのです。

ふと、10年前はどんな世界だったかな、と気になって調べてみました。

当時のiPhoneは5。

日本は安倍政権、消費税は7%、アメリカはオバマ大統領。

1ドルは120円くらい、1バーツは3円ぐらいでした。
(今1バーツは4円を超えています。。泣)

気づけば10年という月日が過ぎました。

二人の子どもに恵まれ、ボスは7歳、姫は3歳になっています。

今日は節目ということで少し振り返って書いてみました。



🔸 旬なタイミング・今後の展望

当時は「安定」と思われそうな教師(私立、専任教諭)を退職するのは非常に大きな決断でした。

英語教育が嫌いで辞める訳でもなかったので、非常に悩みました。

在籍中に一年休職して自費で香港に大学院留学をしてTESOLの修士号を取ったり、部活動顧問としての練習の合間を縫って、土日の英検協会主催の教員トレーニングを受けたりしていました。

英語教育については、考えていた方だったかと思います。

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それでも当時30歳という一つの区切りを目前に、

「このままあと35年同じ場所に通って、同じ仕事をするのか。」

と自問したときに、何か違和感を感じていたというのはありました。

もちろん他の理由もありました。

・日本の大学入学を目指した受験システムへの違和感
・旧態依然とした上下関係をベースにした仕事の割り振りと風土
・バスケは好きであるけれども、土日に半強制的に部活動の監督として付き添いが当たり前な様子
・休職して大学院留学して復職した際、在籍年数が減ったために同期よりも年収が減った理不尽さ

など掘れば色々とあるのですが、そもそも数ある職業の中から教員を選んだ理由は

・英語というツールが広げる可能性は無限

・日本の外に広がる世界は広い

これを伝えたい気持ちは今でも変わっていないように思っています。


🔸 海外移住はまだまだ「異質」な選択

「タイに行きます🇹🇭」

と周りに言ったとき、「象使いになるのか🐘」とか「部族に入るのか」など色々と言われました。

直接言わなくても

「思い切ったな決断をするなー。」

「若気の至りかー。」

と思われていたのかもしれません。
(間違ってはいない笑)

でも、アメリカと香港の海外留学を2度経験した自分からすると、まだまだチャレンジしたい気持ちが強かったというのはありました。

自分自身に問いかけていた質問があります。

「10年後にどっちが面白いオヤジなっているか?」

 「タイに移住して10年過ごした髙岸か?」

 「日本に住み続けて英語教師を10年続けた髙岸か?」

変わり者が好きな私にとって、答えは明らかでした。

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🔸 大事な決断には種類がある

今改めて振り返っても、思い切った選択だったな、と思っています。

思い切った選択ではありましたが、
軽率に決めた決断ではありませんでした。

過去の留学も、休職もですが、大事な決断をする際は、まず自分の中で大事な決断だと認識して、計画的に決めていました。

決断には、

① 偶然に起こって、その場で判断を迫られるもの(他発的&偶発的)

② 計画的に考えて、準備して決めるもの(自発的&計画的)

の少なくとも2種類があるかと思います。
(厳密にはもっと組み合わせはあるかと思いますが。)

引越などは、自分の意思によるものなので②にあたるかと思います。

少なくとも、10年前の自分は

「転職、国際結婚、海外移住」 

という一つだけでも重い決断を一気にしていました。


🔸 最後は「エイヤー!」の勇気

さすがに「転職・国際結婚・海外移住」の3つが重なると、一歩を踏み出す勇気が必要になってきます。

頭でわかっていても、最後に足を踏み出せるかどうかは別だからです。

最後は自分を信じて、「エイヤー!」と進むんだと思います。

決断ができるかどうかは、生まれもって備わった才能ではありません。

そして、考えて考えて決めた決断には後悔はありません。

決めた道を正解にするしかないからです。

考えて決めた道の先には、何かのめぐり合わせで、そこでしか出会えない人がちゃんと現れてきます。

おかげさまで、仕事のリクルーティングでも、家族にも恵まれて楽しく過ごすことができています。 (※コンサル、ITの転職はこちらからどうぞ。)

私を支えてくれている方、チャンスをくれた方には感謝しかありません。

最後に

おかげさまで、周りの人に支えられて、選んだ道に1ミリの後悔もない状態で過ごせています。

というか、後悔のないように行動するしかなかった感じかもしれません。

そして、10年経った今日、朝活で当時の自分を振り返っています。

あの決断をしなかった自分の10年後を想像するとゾッとします。

そして、あの決断は10年前の自分のタイミングだからできたような気もします。

何事も旬なタイミングがありそうです。

もしみなさんの中で、

やりたいことが頭でわかっていても踏み出せていない人、

人と違う生き方をして良いかわからない人、

そんな人がいたら、少しでも励ましになれば幸いです。

考え抜いて決めた道に自信を持って、必要なら方向転換もすればいいと思うのです。

チャンスが来た時に、それをチャンスだと認識して、それを掴む「エイヤー」も時には大切なのかもしれません。


どんどん前に突き進みましょう!

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プロフィール】
髙岸 亮介: ヘッドファーマー / 大学講師
多言語社会での活躍を目指した小中高生から社会人、海外駐在員まで多くの人材サポートを行う。私立中高一貫校で専任英語教員として7年勤務後、アジアでの英語の必要性、多国籍間での英語の会話の必要性を感じ、香港の大学院にて修士号を修了。帰国後アウトプットを重視したカリキュラム・評価方法の提案・導入を行う。

多国籍間で英語を実際に使うビジネスの世界、人の継続的成長のサポートに関心を持ち、ヘッドハンターに転向。日本・APAC地域での外資系IT業界・コンサルティング業界に向けての各種人材課題のサポートを行っている (領域: AI/デジタル/SaaS/コンサル/スタートアップ/SCM) 。キャリア・業種に応じた英文レジュメ作成、日英インタビュー対策も含めて、国内・国外問わず次のステージを目指す方々に向けた包括的キャリアサポートを行っている。愛知県名古屋市出身。

✔ Accretive Talent for Japan, Partner (2014-現在)
✔ The Education University of Hong Kong, TESOL修士、学院長栄誉賞 (2011-2012)
✔ 私立高校専任教諭 (2007-2014)
✔ The University of Wisconsin-Madison (米国)、交換留学生 (2005-2006)
✔ 南山大学外国語学部英米学科卒業 (2003-2007)

✔ Asian Englishes Editor (2011-現在)
✔ 日本アジア英語学会会員 (2005-現在)

国際ジャーナル掲載論文
Takagishi, R. (2012). Non-native English teachers’ views towards pedagogic goals and models of pronunciation. Asian Englishes, 15(2). 108-135.

✦Linkedin: https://www.linkedin.com/in/ryosuke-takagishi

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