自分の歴史は自分の手で塗り替えられる
昨日書いた、「寿命を延ばす方法」の一つに「自分の人生を再評価する」という項目がありました。
「自分の歴史は自分の手で塗り替えられる」とあるように、自分の都合の良いように書くことができます。
客観的に見たら「A」だったことがあるとします。自分から見ても「A」だと分かっているのに、自分の都合の良い「B」にすり替えて書くことが可能です。事実を捻じ曲げて書き換え、自分史を歪めることが可能なわけです。
それは、犯罪を犯した人がアリバイ工作をするようなものです。記憶はいくらでも書き換えができてしまいます。何度も思い出していると、本当はどうだったのか、分からなくなることもあります。結局、どっちだっていいんです。終わったことですから。それなら美しい方を選ぼうとさえします。
現実を事実として受け止めることができないこともある
何の出来事もなく生きてきた人なんて絶対にいません。多かれ少なかれ、何らかの失敗もしたはずです。たまたま捕まらなかっただけで、ずっと心の中で引っかかっている、なんてこともあるかもしれません。ずっと逃げ続けている人だっているでしょう。現実と向き合うことができず、病んでしまった人もいます。
「過去を乗り越える」「過去を引きずって生きる」という言葉がありますが、現在の自分は過去の上に成り立っています。過去にこだわりすぎると乗り越えることができません。
そんな時、都合の良いように過去の記憶を、頭の中では書き換えることができます。私はそれで良いと思っています。現実と違っていたとしても、それを知っているのは自分だけです。だから勝手に自分中心に書けば良いのです。
自信が湧いてくる人、まだ乗り越えられない人
「自分史を書く」という意味では、記事の筆者とおそらく違うことを私は今言っています。書くことで「自信が湧いてくる」と筆者は言っています。しかし誰だって乗り越えられない失敗はあります。時間が解決するかもしれませんが、絶対ではありません。自分なりの努力も必要でしょう。歪めた自分史が自分にとって最善なら、それで良いと思います。
書き換えてもまだ過去を乗り越えることができないなら、焦ることはありません。「自分の人生を再評価する」ということが、まだできないだけのことですから。逆にその方が、寿命が延びたりしてね(笑) ただ、年取れば、どうでも良い話かもしれませんから、その時は、墓場まで持って行きましょう。
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