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自分の歴史は自分の手で塗り替えられる

昨日書いた、「寿命を延ばす方法」の一つに「自分の人生を再評価する」という項目がありました。

自分の歴史は自分の手で塗り替えられるし、その過程で自分に自信もついてくる。過去の大事な出来事を振り返り、記録する時間を毎週つくろう。国際長寿センター長のロバート・バトラー医学博士によると、そうすれば、自分の過去や未来に対する見方が変わるという。この“ライフレビュー”をするときは、自分が過去に成し遂げたことも書き出して。瞬時に自信が湧いてくるから。 自分の歴史は時代ごとにまとめ、各時代における成功、失敗、未来への教訓を書く。苦しんだ時期を振り返るのは、順調だった時期を振り返るのと同じくらい役に立つ。

「自分の歴史は自分の手で塗り替えられる」とあるように、自分の都合の良いように書くことができます。

客観的に見たら「A」だったことがあるとします。自分から見ても「A」だと分かっているのに、自分の都合の良い「B」にすり替えて書くことが可能です。事実を捻じ曲げて書き換え、自分史を歪めることが可能なわけです。

それは、犯罪を犯した人がアリバイ工作をするようなものです。記憶はいくらでも書き換えができてしまいます。何度も思い出していると、本当はどうだったのか、分からなくなることもあります。結局、どっちだっていいんです。終わったことですから。それなら美しい方を選ぼうとさえします。

現実を事実として受け止めることができないこともある


何の出来事もなく生きてきた人なんて絶対にいません。多かれ少なかれ、何らかの失敗もしたはずです。たまたま捕まらなかっただけで、ずっと心の中で引っかかっている、なんてこともあるかもしれません。ずっと逃げ続けている人だっているでしょう。現実と向き合うことができず、病んでしまった人もいます。

「過去を乗り越える」「過去を引きずって生きる」という言葉がありますが、現在の自分は過去の上に成り立っています。過去にこだわりすぎると乗り越えることができません。

そんな時、都合の良いように過去の記憶を、頭の中では書き換えることができます。私はそれで良いと思っています。現実と違っていたとしても、それを知っているのは自分だけです。だから勝手に自分中心に書けば良いのです。

自信が湧いてくる人、まだ乗り越えられない人


「自分史を書く」という意味では、記事の筆者とおそらく違うことを私は今言っています。書くことで「自信が湧いてくる」と筆者は言っています。しかし誰だって乗り越えられない失敗はあります。時間が解決するかもしれませんが、絶対ではありません。自分なりの努力も必要でしょう。歪めた自分史が自分にとって最善なら、それで良いと思います。

書き換えてもまだ過去を乗り越えることができないなら、焦ることはありません。「自分の人生を再評価する」ということが、まだできないだけのことですから。逆にその方が、寿命が延びたりしてね(笑) ただ、年取れば、どうでも良い話かもしれませんから、その時は、墓場まで持って行きましょう。

サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。