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定年退職した男性が「マウンティングおやじ」になってしまう

マウンティングという言葉はよく聞きます。説明できますか?

マウンティングのマウントとは、英語の「またがる」という意味を持っています。 この類人猿の行動が転じて、相手よりも優位に立ちたいがために、さりげなく自慢話をするなどの行動をマウンティングと呼びます。

私もやってしまいがちです。気を付けていたいのですが、初対面の人と話をすると、つい、過去の自分の自慢話をしてしまいます。喋った後で「しまった!」と気付くのですが、もう遅いです。


地域活動をスムーズにできるようになるためのルール、それはたったひとつしかありません。それはひたすら自分を主張せず、謙虚にすることです。

どこを見ても、こんなことが書いてあります。私も自治会長をしていた時、自治連合会の定例会に出席した時、マウンティングおやじになってしまっていました。反省・・・。

いや、ここで反省しても仕方ないんですが、言われる通り、主張してしまうんです。理由はハッキリしています。

そんなやり方ではダメだろう!

自分ならもっとうまくできる。


こうすればもっと合理的にできる。などと、提案はいっぱい浮かぶんです。だから手を挙げて発言していました。良かれと思って言っているのに、みんなは耳を貸すことなく、無視されて行きます。辛かったです。

どの世界でも「歴史」があります。小さな集まりとはいえ、過去の経緯を無視して新しいことはしないです。何十年住み続けてきた土地で、自分たちが守ってきた集まりに対して、どこから来たか分からないよそ者が発言しても無視されますよ。そりゃ~ダメですよ。

でも、それがよそ者でなかったとしても、マウンティングは煙たがられます。とくに会社でそこそこの役職をされていた人が退職した後、地域の活動に参加した場合、マウンティングして言い争いになることは、どこでも起こっているようです。

地域コミュニティには、女性の方が先に参加されていますから、「〇〇さんのご主人」という言われ方をします。子供の時と同じですよね。そんな所へ男性が退職後に顔出して、威張っていたらダメでしょ? 家帰ったら妻に叱られますよ。

地域コミュニティは、つまらないことで集まったり、会議するものです。「前回通り」で決まっているにもかかわらず、新しく入った男性が意見するわけです。聞き入れられるはずがありません。

おとなしく意見などせず、じっくり見学していてください。間違ったことをしていても、無駄なことをしていても、世の中は矛盾だらけなんですから、自分の過去の栄光を突き付けたところで何の役にも立ちません。

静かに傍観者になりましょう。

どうでもいいことです。


地域コミュニティが「変えたい」というのも口癖です。そんな言葉に乗ってはいけません。変えたいと言いながら、変える気はないんです。アイデアを出しても受け入れられません。厄介なところです。

私が居た自治連合会はそうでした。すべてがそうとは限りませんが、「マウンティングおやじ」にならないよう、気を付けてくださいね。恥かくだけで、頼られることもなく、無視されるだけですから。

「能ある鷹は爪隠す」


この精神です。「〇〇さんって、〇〇できる人だったんですか~? どうして最初に言ってくれなかったんですか~。」と言われるまで待ちましょう。

自分の能力を発揮したい気持ちは十分よく分かります。「私にはこんなことができるんだから、街の人のために力になってあげよう」この気持が命取りになります。マウンティングしないでうまく力を発揮するには、ストレートに行っては絶対ダメです。まず待ちましょう。それが賢明です。

サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。