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仕事のこと

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2020年9月の記事一覧

赤い羽根共同募金(重要性と課題)

赤い羽根共同募金(重要性と課題)

10月になると、赤い羽根共同募金が始まります。私は毎年、街頭に立って大きな声を出します。しかし、今年は、コロナの関係で大幅に縮小です。

私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。私の社会福祉法人も、赤い羽根共同募金の支援を受けたことがあります。

私たちの収入は、障がいのある人たちが事業所やその他サービスを使った分だけ請求をすることができます。またその報酬額は、制度で決まってい

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要注意!不審な電話や危険なメール

要注意!不審な電話や危険なメール

ネットニュースで、不審な電話番号から電話がかかり、そこからお金をだまし取られる事件がおきているという記事を見ました。記事は以下のような書き出しでした。

実在しない国際電話番号から国内携帯電話への着信が、今月に入り急増したことが29日分かった。

記事によると、8月ごろから存在しない国番号「+83」や「+422」から始まる不審な番号からの着信が確認されるようになっているとのことです。

「+83」

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「自分のことは自分でしましょう」もだいじだけどね…

「自分のことは自分でしましょう」もだいじだけどね…

今日の給食は、メンチカツフライでした。給食で揚げ物が出るたび思い出すことがあります。フライにかけるソースをめぐるできごとです。

ソースをめぐる物語私は、障がいのある人が利用する事業を経営しています。利用者の皆さんと一緒に食事をしているときのことです。その日もソースが必要なメニューでした。しかし、ソースは私から離れた所に置いてありました。私が「ソースを取ってください」と言うと、誰かしらが取ってくれ

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実習生を迎える、それは人生に関わることです

実習生を迎える、それは人生に関わることです

10月になると、養護学校高等部の生徒が現場実習に来てくれます。現場実習は、例年、春と秋にあります。今年度は、コロナの影響で春の現場実習がありませんでした。この実習は、とてもたいせつな事業です。コロナ対策にも気をつけて、実習を受けます。

私は障がいのある人が利用する事業所を経営しています。事業所を利用する人は、本契約をする前に、実習(学生)や体験(在宅の人)をしてから契約を結びます。

養護学校の

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利用者のリクエストに応えて/はたおりを始める

利用者のリクエストに応えて/はたおりを始める

卓上のはたおり機が届きました!

私は障がいのある人が利用する事業所を経営しています。事業所の中には、日中に何かを作ったり、下請け作業をする事業所があります。そこでは、作った物が売れると利用者の工賃になります。

工賃の楽しみ利用者の中には、お金の価値を額面通りに理解できない人がいます。それでも、工賃をもらったら好きな物を買う、そういう楽しみを持っている人がいます。

たとえば工賃をもらったら、帰

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「だれもが…」って誰のこと?

「だれもが…」って誰のこと?

すべての人を対象とした、という意味で「だれもが…」という言葉を使います。しかし、この「だれもが…」という言葉が、かえって対象者をしぼってしまうことがあります。

行政の提案行政が提案する、新しい支援体制について説明がありました。趣旨は、サポート力の弱い人をみんなで支える仕組みを作るというものです。(つっこみどころがいっぱいです。)これは、国レベルの施策です。ただし、実施方法は2種類あり、その選択は

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グループホームが2階建てなわけ

グループホームが2階建てなわけ

派遣社員による人材確保を始めました。

私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。いま、支援者の確保に苦慮しています。人材確保のための広告費に多くの予算を投じています。しかし、なかなか成果があがりません。

支援者不足は、私の法人だけではありません。福祉業界全体の課題です。先日、区内の法人の集まりがあり、そこで派遣社員で成果を上げている事業所の話を聞きました。そこで、私も導入をすること

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あいさつをしないと怒られるけど…

あいさつをしないと怒られるけど…

「ほらっ、しっかりあいさつしなさい」「なんであいさつしないの、いつもしてるでしょう」「早く、あいさつして」
養護学校で生徒にお会いしたときや、他の事業所で利用者にお会いしたときに、学校の先生や事業所の支援者からよく聞く言葉です。

私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。仕事がら学校や他の事業所を訪問して、障がいのある人とお会いします。ほとんどの場合、私は、あらかじめ会う人がどんな人

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ディズニーと私、仕事編

ディズニーと私、仕事編

毎年この時季になると、利用者と一緒にディズニーランド旅行に行っていました。この時季のディズニーランドはハロウィン一色です。しかし、今年は行かれません。

昨日のnoteでは、私がプライベートで出かけたディズニーランドのことを書きました。今日は、仕事でディズニーランドに出かけたときのことを書きます。

利用者の希望でディズニーに私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。毎年、この時季は、

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誕生日会は必要か…

誕生日会は必要か…

グループホームでは、入居者の誕生日会を開催します。入居者の皆さんは、その日に食べるケーキが楽しみです。

私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。事業所の中には、グループホームといい、障がいのある人が共同生活をしているところがあります。私が経営するグループホームは、6人定員でそのホームが4つあります。

グループホームの誕生日会私が、事務室でパソコンに向かっていると、「髙橋さん、今日

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履歴書を書く

履歴書を書く

ひさしぶりに履歴書を書きました。一文字一文字、意識して字を書くというのは、気持ちがひきしまります。

私は障がいのある人が利用する事業所を経営しています。地域の方の依頼で、来年の春、新しい職を引き受けることになりました。そのための履歴書を書いていました。

社会福祉法人には、地域貢献が義務付けられています。私たちも地域の皆さんの役に立つような法人を目指しています。しかし、毎日利用される人たちのこと

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偉そうにしていたあの頃

偉そうにしていたあの頃

最近は、ちょっとしたハプニングが起きても冷静に声をかけることができるようになりました。

私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。事業所の中に、日中の活動を提供する場所があります。そこでは活動の一つに掃除の時間があります。掃除の時間は、トラブルが起きやすい時間です。広い視野で全体を見守ることが大切です。

意識して見る私は、支援は意識して見ることから始まると思っています。支援者が、全

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思い込みや決めつけをやめよう

思い込みや決めつけをやめよう

障がいのある人の支援において、支援者がこの人はこういう人だと思いこみ、決めつけて支援をしていることがあります。思い込みや、決めつけは気づきを遅らせます。

障がいのある人が利用する事業所を経営しています。理事長業務の他、ときどき、支援者の定期会議に呼ばれます。そこでは、利用者の支援計画を基に支援状況の確認をおこないます。

担当部長が気がついたその会議でのことです。担当部長が、ある利用者の就寝時間

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買ってよかったもの/受話器

買ってよかったもの/受話器

Web会議用の機材をそろえています。まだ、Web会議という言葉が存在しないころに買った物でたいへん使い勝手が良かった物があります。

私は、障がいの人が利用する事業所を経営しています。国から「新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業交付金」というのが支給されることになりました。この給付金を使って、利用者が安全に利用できる環境を整えます。

Web会議の本格導入利用者の支援に直結するところでは、衛生

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