ニューヨーク州2泊3日の年末旅行記[下]
出発2日前に決まった、うちの旦那スタイル2泊3日のロードトリップ。
▼ 1日目はこんな感じで楽しみました。
2日目は、旦那の今回の一番の目標「カナダに入ってすぐの国境近くにあるに違いない街でカナダのマクドナルドを味わう」に向かって、山道をドライブしておりました。
アメリカからカナダのへ入国時。
後方座席の窓も開けさせられ、座っているわたしと娘ちゃんの顔もパスポートと共に確認されましたが、一瞬で終了。
旦那が入国審査官に聞きました。
旦那「ここから一番近い街はどこ? どうやって行けばいい?」
入国審査官「うーん、しばらくは何もないよ。大体みんなモントリオールに行くわね」
旦那「・・・モントリオール行こう」
私の心の声「疲れていても、あの時、旦那を信じるんじゃなかった・・・」
少しでも下調べしておけば良かったと後悔はしましたが、伊達に10年以上も一緒にいませんよ。
「まぁ、いっか」の案件です。
ずっと行ってみたかったカナダの都市、フランス語の街、モントリオールに行けることになったので、正直そっちの現実に気持ちの昂りを感じていました。
北米大陸続きでもアメリカとは別の国・カナダ
旦那の旅スタイル=無計画だったことから、カナダに入国してさっそく問題が発生。
わたしたちのアメリカ国内プランのスマートフォンでは、インターネットが使用不可になっていたのです。
なにが問題って、モントリオールの地図がない。
普段どれだけインターネット、Google Mapに頼って生きているのか自覚しました。
▼ 特にわたしはどっぷりGoogle / Androidを利用してます
途中寄ったガソリンスタンドにも地図が売っておらず。
ありがたいことにGPSは生きていたし、モントリオールまでの道は整備されていたので困難なく到着できました。
しかし、「インターネット検索」ができないので、目的地を探す、ということが難しかった。
わたし「贅沢は言わない。有名なNotre-Dame Basilica of Montreal (ノートルダム聖堂)にだけ行ければいい」
旦那「マクドナルドに行ければいい」
娘ちゃん「ホテルに帰ってプールで遊びたい」
▼ プール付き2つ星ホテルに宿泊
てな感じでドライブしていたら、わたしのGoogle Map上に奇跡的に表示された教会っぽいアイコン。
わたし「とりあえず、ここに行こう!」
山の上のSaint Joseph's Oratory of Mount Royal(聖ジョセフ礼拝堂)
ここ、とは、山の上にあったSaint Joseph's Oratory of Mount Royal(聖ジョセフ礼拝堂)でした。
運良く、行けて良かった〜!
Oratoryの中に入った途端、旦那は「男は帽子を取るもんなんだよ。君は女だから取らなくていい」なんて元カトリック教徒的な発言をしていましたが、
私はといえば、キリスト教のことなんてよくわからんもんで、
ゴテゴテカトリック教国だった頃のフランスの空気ってこんなん?(表示がフランス語なだけ)
シャンデリアすっごいな〜やっぱステンドグラスあるんやな〜天井高いな〜などと語彙も少なく、脳内ではベルばらや、レ・ミゼラブルを思い浮かべながら礼拝堂を見てまわりました。
モントリオールはMount Royalって意味らしいですが、このOratoryは文字通り山の上にあったんですよ。
モントリオールの街も見渡せたし、「海外旅行、モントリオールっぽいところ」に来られて恍惚感に浸っておりました、わたし。
モントリオールの中心街
GPSしか動かない地図を見ていたら、「Montreal Museum of Fine Arts」=ファインアート美術館を見つけました。
Google Mapって便利でね、混雑、人気の道も表示してくれるんです。
この美術館の周りは混雑している、と色表示されていたのが見れたので、運転手の旦那に「とりあえずここへ向かえ!と」指示しました。
これまた運良く、繁華街っぽいところに辿りつけました。
・・が、わたしたち夫婦それぞれの目標、
Notre-Dame Basilica of Montreal(ノートルダム聖堂)とマクドナルド
が見つからない。
旦那「俺はもう、マクドナルドはいいや。Poutine食べられたらいい!」
というわけで、目の前にあったダイナーに入り、Poutineを注文。
Poutineとは、フレンチフライにグレービーソース&チーズカードが上に乗っかったカナダ・ケベック州の名物料理。
聞いただけでお腹いっぱいになったわたしは、別の物を注文しようとメニューを見たら、
大して食べたかった訳でもないのに、フランス語を話す人たちの中で目に入ったフランス語「Gateau au chocolat」に食欲をそそられ、注文してしまいました。
ウェイターがメニューを繰り返した時に言った「Gateau」は、NYCでは滅多に聞けないフランス語アクセントだったけど、味はアクセントなし。NYCでも食べられる普通のチョコレートケーキだったわ。
Poutineは〜・・・・うん、案の定な味で、一口味見できて満足しました。
英語を話すウェイターにノートルダム聖堂はどこ?って聞いたんです。
「店を出て、右手に行ったらひとつ教会があって、もうひとつ、店の後ろにあったはず。名前は知らないな。」
地元民は観光地に行かない・知らない。
あるある。笑
今考えたらわたしの「ノートルダム」の発音が通じてなかった可能性が高い。泣
とりあえずここは大通りのようだから、とりあえず歩いてみるか、ってことで少し歩いてみることに。
四角い石
この通りは、NYCで言うと5番街やSoHoな感じだったのかな?
でも、NYCでは見かけない石▲ があった。
多分大雪が積もった時用のなにかかな?
(追記)
石調べました。
どうやら車が右折/左折する際、歩道に乗り上げないためのものらしく、文字通りコンクリート・ブロック、またはコンクリート・バリア。
この「大きさ、形状、棒付き」を見ないだけで、ニューヨークシティでも見かけます。
というか、用途や設置する場所、形状に差はあれ、どこにでもありますね。
多分工事や道路法などに関係した仕事の方や車をよく運転する方々は、見た瞬間ピンときたのかもしれませんが、らいさわはピンときませんでした。
英語ですが、興味のある方は、こちらのコンクリートブロックを作っている会社のブログがわかりやすかったです▼
ビーバーに会えた
カナダのブランドRootsのお店に出会えました!
数年前にRootsのストールをもらったことがあって、それめちゃくちゃ暖かいんです。しかもブランドロゴはわたしの好きなビーバー。
もっとRootsの服着てみたいなと思ったら、ニューヨークの都会的ファッションセンスや気候に合わないのか、NYCには店舗がなくて、買えなくて。
以来憧れブランドだったんですが、やっと手にできました❤️
ノートルダム聖堂は見当たらず、娘ちゃんがホテルに帰りたい、とうるさかったので、諦めることになりました。
車まで戻る道を歩いていると、そんな時に限って、道端に地図を発見!
その地図上にノートルダム聖堂がありました・・・が、わたし以外の2人はもう車以外の場所に歩いて行く気なし。
アメリカへの帰途につくことになりました。
アメリカへの入国審査直前にはDuty-freeも一応あり、カナダっぽいもの(ほぼお菓子)を少し買い、
アメリカで買えるはずのキットカットをたくさん買っている理由はこちらの記事に書いております▼
計4時間ほどのカナダ滞在でアメリカに戻りました。
永住権持っててもアメリカの入国審査は怖い
カナダの入国時よりも少し厳しく、旦那、娘ちゃん、わたし、それぞれに、質問がありました。
わたしには、「どうやって永住権取ったの?」という質問がされました。
わたしね、米国永住権が取れて10年以上経っているんですよ。
審査官も定型文を読んでいるんでしょうけど、まさかこんな質問をいまさらされるとは思ってなくて、少しどもって&文法も混乱してしまいました。笑
わたし「ま、Marriage. I'm married to him….I got married to him. I married….」
「marry」って文法的に混乱しやすいですよね〜。
そして、アメリカの入国審査員も、仕事なんでしょうが、威圧感与えますよね〜。悪いことしてなくても悪いことしてる気になっちゃいます。
3日目は、ホテルの近くにあったアウトレットを少しだけ回って、NYCへ帰りました。
▲ この旅行を最後に、複数のバッグを手に持つことにうんざり。2泊3日旅行にぴったりなバッグを買いました
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旦那スタイルで無計画な子連れ旅行だったので、わたしの行きたいところ全てに行けて大満足、とはなりませんでしたが、
カナダのモントリオールではフランス語がそこらじゅうにあり、ニューヨークとは似ているようで異なる点もちらほら。
上には書いてませんが、家のガレージ前に繋げてテントを張っている家も多く、大量の雪が降った時の対策してるなぁ、北国だなぁ、と感じました。
車で移動できる大陸続きなのに別の国に行ける、ということが、島国の日本育ちのわたしにはいまだ不思議な感じの残るロードトリップで、とても楽しかったです。
大晦日にNYCに戻ってきたため、正月はまるまる1日自宅でゆっくりできたのです。年末の旅行、スケジュール的にも良かったです。
また行きたいな。
ありがとうございます。むすめちゃんの日本帰国費用に回させていただきます。😆