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戦略コンサルがおススメする読んでよかった本

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誰もが読むべき10冊の投資の名書

誰もが読むべき10冊の投資の名書

The Joys of Compounding

ガウタム・バイドによる著書。知識の蓄積と投資の複利の重要性に焦点を当てています。人生と投資の長期的な視点を持つことの重要性と、継続的な学習の価値についての洞察を共有。

The Outsiders

ウィリアム・N. ソーンダイクが8人のアイコニックなCEOのリーダーシップと経営手腕について詳述。彼らの非伝統的なアプローチが企業の業績向上にどのよう

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「思考力」を研ぎ澄ますためにおススメの8冊

「思考力」を研ぎ澄ますためにおススメの8冊

ここ最近何度か「思考方法を教えてほしい」という声を頂くようになり、思考力を研ぎ澄ます際におススメの本8冊を纏めました。MBAのリーダーシップ論の授業でもシステムシンキング、デザインシンキング、行動経済学などの要素は多分に用いられるのですが、そういった観点からもグローバルで有名な8冊が下記です。

Super Thinking状況ごとに類似する思考モデルを理解することで、低次の思考を経ずとも高次の思

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戦略コンサルの読書知、50冊

戦略コンサルの読書知、50冊

戦略コンサルタントとして月10冊/年間120冊以上の本を読むことをルーティンとしてきましたが、その中でも8つの領域(①コンサルティング、②金融、③PEファンド、④事業会社、⑤仕事の原理原則、⑥歴史、⑦リベラル・アーツ、⑧株式・不動産投資)でおすすめの本を50冊を選びました。(2023年11月更新)

コンサルティング戦略プロフェッショナル

コンサルティングの基本

考える技術・書く技術

イシュ

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戦略コンサルタントの読書ノート

戦略コンサルタントの読書ノート

「mRNAワクチンの衝撃」

今では当たり前に接種可能な新型コロナワクチンの開発を11カ月という常識外のスピードで世界初の開発に成功した独ビオンテック社のノンフィクション物語。米国軍事予算がついていたモデルナはまだしも、独の1ベンチャーが地球規模の危機に対して、ゲームチェンジとなったワクチン開発ができた過程を詳細に描写。

「決戦!株主総会」

映像化してほしい、と思うほどの内容で、LIXILの経

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戦略コンサルがおススメするM&A関連の本

戦略コンサルがおススメするM&A関連の本

「ビジネスデューデリジェンスの実務」非常に中身が濃く、BDDの辞書として使える一冊。BDDに関してはこれを読めば基礎的な内容は網羅可能。DDの各ステップの接合性、各業種のBDDのポイントも網羅されている良書。

「M&Aシナジーを実現するPMI」PMIのノウハウを体系的に解説した唯一の本。人事領域以外の内容は若干乏しいが、それでも俯瞰的にPMIプロセスを把握する上では日本語で書かれた本の中で最も分

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外銀、PE、トヨタで働くイメージができるおススメの経済小説3選

外銀、PE、トヨタで働くイメージができるおススメの経済小説3選

こんにちは、アールです。

今回は休憩時間などに気軽に読むことが出来て、学びのあるおススメの経済小説3選を紹介したいと思います。

経済小説は細微にわたる情景の描かれており、感情移入がしやすいこともあって、あまり馴染みのない分野の取っ掛かりとしては非常におススメだと思っています。

1. 「獅子のごとく」黒木亮著ゴールドマンサックスの日本支社社長である持田昌典を題材として、主人公の逢坂丹がいかに米

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良質な学びが得られる経済小説は黒木亮の作品。戦略コンサルタントが選ぶトップ5をランキング形式で紹介

良質な学びが得られる経済小説は黒木亮の作品。戦略コンサルタントが選ぶトップ5をランキング形式で紹介

私は休暇中に経済小説を読むことが趣味の一つなのですが、経済小説家の中でも特に好きな作家が黒木亮です。彼の作品は、外資系投資銀行に勤める友人から紹介され、学生時代から読み始めたのですが、それ以降ドはまりしてしまい、8割方の作品を読了しています。彼の作品の魅力はなんといっても、作品を読むことでその分野におけるリテラシーが高まることです。彼自身が元バンカーで金融分野に関してディテールまで内容を理解してい

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