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<無料公開>電通過労自殺問題から何も学べていない日本の労働環境問題について考える。

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電通過労自殺問題が明るみとなってから3年経過した日本の労働環境は改善したのか、悪化したのか。働き方改革、高プロ制度と今年は労働環境改善の動きが法的に起こったが、現状では悪化する可能性が高いだろう。長時間労働、サービス残業、パワハラセクハラ、過労死、過労自殺等ニュースとなるのは氷山の一角。取り締まりの強化、罰則の強化をしなければ結局は企業側のやったもん勝ち、逃げるしか労働者には無いが、逃げる事すら出来ずに死を選ぶ可能性がある。本当に自分の事は自分で守るしかない。

日本社会の現状を「過労社会」と表現する人々もいるが、残業時間が60時間を超えるとランナーズハイのような状態になるって正直恐ろしい話だよね。それに伴い幸福度が高まるという洗脳、麻痺状態。これがブラック企業が、日本社会が望む奴隷としての労働者のあるべき姿なのだろうね。そして、一時の幸福感のまま気が付いた時には身体を壊してそのまま過労死となるか、働けなくなり使い捨てられる。本当にこの国には人権があるのか、最低限の生活を営む権利はどこにいったのか?と思わざる得ない。

働き方改革でなぜ残業がなくならない、何も変わらない可能性が高いのか。それは根本的な問題を見て見ぬ振りをしていることが大きいだろう。長時間労働が当たり前になり過ぎてるのが問題。完全に日本の労働環境は麻痺しているんだよ。1日8時間労働、週40時間労働、週5日勤務が標準ではなく、最低ラインとなっている。その労働時間一杯に隙なく仕事量を与えるから効率も悪いし、終わらない分は残業となってしまう。無能な企業、上司が仕事量を管理すら出来てないわけだしね。

裁量制違法適用の社名公表に関して基準を設ける方向性になっているが、裁量制に関して違法適用ならば全ての企業公開でいいのでは?何故わざわざ公表する基準を設ける必要があるのか疑問でしかない。違法ならば公表すればいいんだよ。そして罰則を設けなければ違法適用し放題になるだけ。こうやって大手や天下りを受け入れるブラック企業は公表しないという抜け道を作ってるだけにしか思えない。

スバルでの残業代未払い問題が過労自殺から判明したが、長時間労働やサービス残業が企業内で当たり前になってる企業は大企業をはじめ中小企業含めたらとんでもない数を取り締まる必要がある。結局、こうやってニュースになるのは氷山の一角であり、命を失った後でしかない無い事が日本社会の闇ともいえると思う。他の企業も同じ状態なのだから、人手不足だから残業代金支払ったら経営が成り立たないというのは企業側の言い訳でしかないんだよね。本気で徹底的に取り締まりと罰則を強化していかなければ同じ悲劇が繰り返されるだけ。

日本社会では働くことそのものがリスクとなっている現状を氷山の一角であっても表に出てきている事から学んでいかなければいけないのではないかと個人的には思う。個々人のリスクマネジメント任せはおかしい。

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