論理的文章について

谷崎潤一郞は『文章読本』のなかでつぎのように書いている。「同じ酒好きの仲間でも、甘口を好む者と、辛口を好む者とがある、さように文章道においても、和文派を好む人と…

禁煙

十年前に店ができたときから好きだったカフェが禁煙になっていた。若い頃はバックパックを背負って世界中を飛び回ったとあるお兄さんが店主で、鉄道の高架下を借りてすばら…

『すべてが繋がれた世界で』episode2 副読/参考資料

前回にひきつづいて『すべてが繋がれた世界で』の参考資料を挙げる。 これでやっと一区切りつく。旅行に行きたい。長年がまんしていたおしゃれをして、陽の当たる大通りを…

サマセット・モーム『月と六ペンス』備忘

28節、道化師のストルーヴェが妻に捨てられた顛末を、ルーブル美術館で語り手に話して聞かせる部分。語り手が聞いて想像している。つまり伝聞だが、構造としては三人称に移…

『すべてが繋がれた世界で』episode1 副読/参考資料

ほぼ三年ぶりの新作『すべてが繋がれた世界で』が、別冊文藝春秋電子版34号にて発表された。今回は200枚。次回ぶんも200枚載るはずだ。Amazonリンクはこちら。 長い道のり…

29歳には29歳のグルーヴがあるねん、オリジナル版でいてまうか? とも思ったが、しかしそれは小説にはまったく関係がない

Kraftwerkの"Radio-activity"あるいは"Radioactivity"を引用するので悩む。1975年に発表されたオリジナルでは、Radioとactivityのあいだにハイフンが入っていて、「放射能…