格ゲー用語 日本語英語対訳表
※すべての用語はゲームに対する筆者の理解が深まった際に更新される。
※英語話者にとってとくに理解が容易な逐語的単語(例:空投げ/Air throw)などについては、基本的に省いた。
22/10/06追記 - Oki, Tech Throw, Meatyについて改訂。
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格ゲー勢 / FGC (Fighting Game Community)
読んで字のごとくだが、頭字語のみで言及されることが多いので、覚えておくと吉。
ニュートラル / Neutral (Neuch)
日本語の場合、いわゆる五番(移動キーで何も入力していない状態)が意味として優勢。英語の意味で使用する場合もある。英語の場合、ゲーム開始時/投げ後のフレームが埋まらない状態などの、間合い調整やお見合いなどの状態を指す。また、その後に行われる通常技の振り合いも含む。Neuchはくだけた言い方。
例文: I'm so good at neuch! / わたしのニュートラル上手すぎ!
差し合い / Footies
Neuchとの差別が難しいが、ニュートラルからある程度通常技を振り合ったあとの、間合いやフレーム貸借の計算とその結果を指すものと思われるので、差し合いを訳語とした。Footiesで勝利するための、差し込み、置きの用語の訳語は筆者が知らない。おそらく差し込みと置きがFootiesなのか? ちなみに、発音は「フッティーズ」ではなく「フッツィーズ」。
差し返し / Wiff punish
逐語訳すると「外したのに対する罰」、意訳すると「おしおき」。敵方が技を外してしまったときなどの、前に出た当たり判定/硬直に対して技を当てる技術のこと。
Fundamentals
「基本」。日本語対訳なし。NeutralとFootiesを総合した段階における強さを表す。コンボ選択などの高等技術には適応されない。Fundamentalsを制するものが格ゲーを制する。
ヒット確認 / Confirm
英語の意味はそのまま「確認」。いいヒット確認が出来たときなどに"Confirm"とつぶやけば、君も立派な北米勢。ちなみに、「確定反撃」という日本語には、反撃した側があまり声を大にして言うのはかわいそうだと思うからかは不明だが、直接の訳語はなく、「それマイナス(フレーム)だ」といった指摘で済まされることが多い。
Random (日本語訳なし)
本来であれば振るべきではない技(たとえば、至近距離での大攻撃)などをおもむろに振る行為のこと。ローランクのプレイヤーがやると刺さらないが、上手いプレイヤーがFundamentalsをしっかり見せつけたあとなどにやると、急にクラカンに繋がったりする。暴れとも押しすぎとも異なる、スパイシーな概念。それ振るのは一試合に一回くらいでいいんじゃないかとも思うし、下手な奴は大抵確定反撃をもらうが、上手い人は二セット目に相手の置きを読んでRandomを当てたりする。あるいは、いつものコンボを突如として止めたりして補正を切り、最初から再開するなどの崩しの動きなども指す。
例文: "I'm so random!” (ああ、おれってランダムだなあ!)
いつものコンボ / Bread and Butter
直訳すると「パンとバター」、鉄板の組み合わせのこと。リュウのしゃがみ中足→弱波動など、キャラごとに大体ひとつは用意されている、お手軽かつ強力なコンボなど。これを覚えればそこそこ動けるようになる類いのもの。
楽勝 / Free
タダでLPを貰うくらい楽勝なこと。Disrespectfulなので友達にだけ使おう。
昇竜 / DP
昇竜拳、あるいは636のコマンド入力のこと。昇竜拳 = Dragon Punch = 頭文字を取ってDP。大の大人がドラゴンパンチと発言するのは流石に恥ずかしいので頭字語にしたと思われる。
竜巻 / Tatsu
竜巻旋風足、あるいは214のコマンド入力のこと。英語の舌ではTatsumakiと発音するのが難しいのでTatsuになったと思われる。
ヨガコマンド / Yoga
ヨガフレイム、あるいは63214のコマンド入力のこと。
波動 / Fireball
236のコマンド入力、あるいは飛び道具それ自体のこと。
サマソ / Flashkick
2タメ8のコマンド入力のこと。
投げ抜け/ Tech throw (Tech)
どんな投げに対しても執拗に投げ抜けを繰り返すプレイヤーに対して、"He's still teching..."(こいつまだ投げ入力してやがる……)と悔しさ/賞賛を込めて言うときなどには、動詞化する。
セットアップ / Tech
トレーニングモードなどで開発された、特定のシークエンスにのみ適応されるセットプレイ。投げ関連のTechとまったくおなじ発音だが、文脈で理解できる。
固め / Block-string
プラスフレームを押しつけることによってガード以外の選択肢を不正解にする通常技(まれに特殊技/必殺技を含む)のシークエンス(連携)。ガードが"Block"、連携が"String"であるところから生まれた言葉か。例文: "He knows too many block-strings, I can't help mushing." (こいつの固めの種類が豊富すぎて、ボタン押しちゃうんだよな。)
起き攻め / Oki (Oki-zeme)
ダウン硬直後の起き上がりに重ねて、ダウンさせた側が何らかの攻め(フレームが埋まっている攻め)を継続させられるかどうか。注意しなければならないのは、差し合い中の前歩きを読んだ通常技の置きを指すものではないこと。
例文: "He has Oki after throw?!" (このキャラ投げのあとに置き責めつくの!?)
持続当て / Meaty
ダウン硬直後の起き上がりにやや遅らせて起き攻めし、通常技の攻撃持続フレームの終盤でヒットさせることで、ヒット硬直フレームを伸ばすこと。これによって、通常時ならば繋がらないコンボを成立させられる。かりんの立ち弱K持続当てからの一連のコンボなど(筆者がよく知らない)。その場合、Meaty-Comboなどと言う。語源は不明だが、持続当てをしたときの、肉に食いこんだ感じから来ていると思われる。
暴れ / Mushing
Mushの語源は、ふかしたじゃが芋やとうもろこしを棒でつぶす動きのこと(日本語対訳なし)。格ゲーにおいては、相手方の置き攻め確定あるいはBlock-Strings中に通常技あるいは必殺技を押すこと。アケコンをMushしてえのかお前は、といった煽りの意味が含まれていると思われる。日本語における「投げ暴れ」は、英語の場合「Tech」に回収されるのだと思われる。
最大 / Optimal
「最適」。最高効率のダメージ量/状況に応じてスタン量、を指す言葉。おそらく日本語における「リーサル」もここに含まれる。
きつい / Tight
意味としては"Tough"とおなじだが、形容詞っぽい使い方をする。方言っぽくもある。sakoさんが「きついなこれ……」と関西弁のイントネーションで言っている場合、訳語にToughではなくTightを使ってみてもいいだろう。Punkがストーム久保のアビゲイルを酷評する際にも多用される。
上手い / Nice
対戦中などについ漏れる、殺さなければならないはずの相手に対する賞賛。相手がタイトな確認をきっちり行ったり、間合い調整から刺し返したり、取りにくい確定反撃を取った時などに漏れる。
やってない / I didn't do that
コマンド入力ミスの際に出る発言。Warlordでも、EVOチャンピオンでも出る。自信を持っていこう。
コンボミス / Drop, Dropped the/a combo
コマンド入力をミスし、コンボを完了できなかったこと。
表裏 / Mix-up
敵方の行動後のガード入力の正解が右なのか左なのか、人間の反応速度を超えて選ばざるを得ないセットアップのこと。英語を逐語訳すると、混ぜ込み。
二択 / Fifty-Fifty
投げリーサルの体力状況におけるガイルのVトリ1発動時の小ソニック連打+前ステップ密着などの、防御側が投げかガードかを選ばざるを得ない状況。直訳すると、50/50。投げリーサルの体力状況におけるユリアンのEXタックル→「EXヘッドバッド/投げ」なども50/50のギャンブルだよね、みたいな話。
キャラが強い、簡単 / Cheap
逐語訳では「安い」。空中軌道変化や当たり判定の巨大な無敵技など、入力が楽なのにもかかわらず強力あるいはリターンが大きい技をもつキャラクター、あるいは技それ自体に対する蔑称。日本語でも「チープな奴だなあ」と揶揄することがあるけれど、そっちの意味。日本語における、確定反撃からのコンボ選択を間違えてダメージが少なくなってしまったときの「安い」ではないことに注意。
喜びの叫び / Pop-off
重要な試合で勝利したとき、選手が喜びのあまり叫んだり、大きな身体的動作を行うこと。他ジャンルのゲームにおけるPop-off(試合中のマルチキルなど)とは少しニュアンスが異なり、厳密にゲームの後の勝利プレイヤーの喜びの動作の大きいことのみを指す。
しゃがみ連打 / Tea-Bagging
しゃがみを連打すること。Tea-baggingを直訳すると、「紅茶のティーバッグをお湯に浸す行為」。本来はスタンした敵の顔に股間を乗せるように行うことが望ましいが、格闘ゲームは非常にTightなので、しばしば遠距離からこの行為が行われる。筆者としては、完全な密着状態+体力差900以上でなければ行うべきではないと思う。
Unga Bunga
ウンガブンガ。日本語でもっとも近い言葉は「暴れ」だが、ユリアンのEXタックル、アキラのEX裏レモン、ブランカの特殊技すべてなど、それらの技を「持っている」こと自体に対して用いられることもある蔑称。要するに「頭が足りてなくてもそこそこ使えるキャラ」、あるいはその足りていないプレイスタイルに対する蔑称のこと。起き上がりEX昇竜拳を連発するケンプレイヤーに対しては不思議と使われないが、そのまえに"Ken Players"が先行するためか、あるいはEX昇竜がそんなにめちゃくちゃな動きをする技ではないからか。
ボタン押しすぎ, 擦りすぎ / Button Musher
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