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インド占星術備忘録

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双子と占星術

双子と占星術

同じ生年月日で生まれたのに、なぜ違う人生を歩むのか。

これについて、ノンデュアリティとしてではなくインド占星術の観点で書いてみます。
これが正解!と確実に断言するものではありません。

まずインド占星術には生年月日と出生地、出生時間に基づいた出生チャートの他に、潜在意識を見るチャートがあります。さらに、各要素を見る分割図が存在します。

各要素とはおもに、配偶者、両親、子供、仕事、学業、精神性、

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良く言えば、「常識を超える」。

「常識」と言っても、正解があってないような、
境界線があいまいな部分もあって、ひとくくりに何をもって常識というかむずかしいが・・。

インド占星術でいうところの、
木星+ラーフのコンジャンクトは、グルチャンダラ・ヨガと呼ばれ、いわゆる常識外れという意味合いを持つ組み合わせがある。

この組み合わせ、実に言動に表れやすいと思う。

言動に表れるのが、単に「常識を超える」のみではなく、わがまま、恩知ら

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太陽のナクシャトラ

太陽のナクシャトラ

ナクシャトラというのは、月の運行をもとに27に区分けした星座のようなもの。
(太陽の運行をもとに12区分したものが西洋占星術=12星座)

出生図の惑星の度数に該当するナクシャトラ、インド占星術では月のナクシャトラを見ると、その人となりがだいたいわかる。

これは私個人の見解かもしれないが、太陽のナクシャトラというのが絶妙にその人の行動パターンがよく現れるように思う。
太陽だけに、西洋占星術でいう

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放擲

放擲

インド占星術と西洋占星術の違い。

サイデリアル方式とトロピカル方式の違いもあるけれど、
そんなことは見てもらう側からすれば、全く興味のないどうでも良いことだと思う。

一番の違いは

★西洋占星術・・外から見た自分を最大限に活かすためのもの

★インド占星術・・自分とは何者か、根本を知るもの

西洋占星術は太陽が重要。インド占星術は月を重要視する。
太陽は人からどう見られるか=外面、
月は心を表

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月は「心」をあらわす

月は「心」をあらわす

インド占星術は、月を重要視する。

月=心  

人は心の動きによって、人生を左右されるとも言えるしとっても重要。

月がどのハウスにあり、どんな状態か。
強い心の持ち主か、傷はないか。
満月で生まれているのか、新月なのか。
月食や日食なのか。

そして月の在住ハウスは、意識の向かう場所を表します。

なぜ意識が向かう場所が重要なのか。
過去世で魂が身体から離れた時の月と同じ場所に戻る。
そして経

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水星の良さを活かす

水星の良さを活かす

水星。
知性・知能・文筆・コミュニケーション・会計・商売・占星術・・等の意味がある。

水星が12室在住で、1室と星座交換がある場合。
水星(12室)と金星(1室)の例をあげると・・

水星と金星の良さが、コミュニケーション能力と社交性
同じような象意のものが増長され、その人の長所となっている。

星座交換がなければ、ただの12室水星になるので、社交性とコミュニケーション能力を持ち合わせた人にはな

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火星の減衰は優しくなるのか?

火星の減衰は優しくなるのか?

火星は攻撃的な象意がある惑星だ。パワフルだったりスピードだったり、集中力や怒り。普通に考えればそのハウスに良くも悪くも勢いやパワーをもたらす。

減衰の火星は蟹座。
ここに火星が来ると、その力は発揮されない。

減衰なので、「怒らない」「怒りの感情を外に出さない」「勇気がない」等になるだろう。

これくらいなら、火星が無謀に強くて暴発的に怒りを噴出させる人よりよっぽどいい。

ただ・・減衰火星は支

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火星の力

火星の力

インド占星術は、人生における良し悪し=自分の活かすべきポイントと改善点が見つけられるツールといえる。

例えば、火星が強いと集中力、情熱、パワー、エネルギーが発揮されるが、減衰の配置にある火星は、減衰だけにそれらがあまり発揮されないことになる。

火星の減衰は蟹座となり、蟹座ゆえに母性や守る性質が火星を良い意味でも悪い意味でも、「パワーを落ち着かせている、落ち着かせてしまっている」のだろう。

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8室の高揚太陽

太陽が高揚にある人は、基本的に「朗らか」だ。
とにかく明るい。くったくがなくてこちらまで明るい気持ちになる。
朗らかであることは、幸せな人生を送る一つの要素だと思うので、宇宙からギフトのようだ。

が、乙女座ラグナの8室高揚太陽の場合は、生来的吉星でもあり機能的吉星でもある水星や金星と絡んでいてもちょっと訳が違う。とにかく明るいという要素は8室の影に隠れてしまう。隠匿の8室だけに。

コミュニケー

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オープニングダシャー

オープニングダシャー

ひとつ前の生で「死」を迎えた時の心(月)の状態。
それが今生に引き継がれてくる。

月のナクシャトラの支配星がオープニングダシャーになる。
このオープニングダシャー、支配星の状態って、かなり重要。

良い状態なら、それだけで幸運な人生になるんじゃないかってくらい、オープニングダシャーの良さはラッキーだと思う。
これまで鑑定してきての見解でいえば、この支配星があまり好ましくない場合、その在住ハウスの

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12室と濃厚接触者

12室と濃厚接触者

インド占星術/12室支配星のアンタルダシャー期。

12室は「損失・解脱・入院・監禁」などの意味がある。
ダシャーとは運命のサイクルを表したもの。

例)
金星/木星/ラーフ期

左からマハーダシャー期・・金星
アンタルダシャー期・・木星
プラティアンタルダシャー期・・ラーフ
という構造。

ダシャー惑星がどんな状態かで、その期に何が起こるかを予測するものである。

Yさん。
4月半ば過ぎに12室

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