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小説の書き方

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作家と編集者について

作家と編集者について

とある編集者の方に、「浜口さんが優秀だと思う編集者の条件ってなんですか?」と訊かれました。

その方は別の業界から中途で入られたので、そんな質問をされたんでしょう。

そこでちょっと自分なりに考えてみました。プロの作家を目指されている方にも参考になるかなと思い書かせてもらいます。

プロの作家になると、編集者が付いてくれます。

編集者って小説、ビジネス書、雑誌、漫画、WEBメディアなどジャンルに

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作家と性別について

作家と性別について

今年の直木賞・芥川賞の候補作で面白い現象がありました。

芥川賞五作、直木賞四作が女性の作家さんだったんですね。

それとこんな面白いnoteも読ませてもらいました。大変興味深かったです。

ここでは本屋大賞の歴代受賞者が女性作家さんの方が男性作家さんよりも倍近くいると書かれています。確かにそうなんですよ。直近はもっと女性の作家さんの比率が多いですね。

というのも、現在の一般文芸では圧倒的に女性

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ミリオンセラーの作り方

ミリオンセラーの作り方

ミリオンセラーという言葉があります。

書籍、音楽CD、ゲームソフトなどの商品で100万以上の数を売り上げた作品ですね。

いわゆる大ヒットを意味する言葉なんですが、もうCD自体が消えたり、ゲームソフトもダウンロードが主体となっています。商品がアナログからデジタルになってしまったので、ミリオンセラーという言葉は死語と化しています。

唯一書籍はまだアナログとしての商品がかろうじて残っていますが、本

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作家になれる人、なれない人

作家になれる人、なれない人

基本的に作家は誰でもなれます。というのも文字さえ書ければ小説は書けますからね。日本の識字率を考えると、ほとんどの人が小説を書けるスキルをすでに備えています。

しかも小説はコストがほぼかからない。紙と鉛筆、パソコン、スマホがあれば書けるんですから。創作に関するハードルがとにかく低いんですよ。

ただ目標がプロ作家になると、少しハードルが高くなります。プロ作家の定義が今はかなりあいまいですが、一応商

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駄作をとにかく書こう

駄作をとにかく書こう

駄作って嫌ですよね。誰も好んでそんなものを作りたくはないです。

ただ駄作を作り続けたことで成功した画家がいます。

それはピカソです。

ご存知あのピカソです。ピカソって超がつくほどの有名作家ですし、数々の名作を産んでいる天才です。

そしてピカソが他の芸術家と一線を画しているのが、その作品数です。

油絵、版画、挿絵、彫刻や陶器などを合わせて、その数は5万点です。

5万ですよ。5万。

一説

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