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強迫性障害:陥りやすい落とし穴

まずはじめに、
あなたが強迫性障害の症状として苦しんでいる不安やこだわりは全て、「あなただけの特別なもの」で、「強迫性障害特有のもの」で、「普通の人には全くないもの」などと思ってしまっていませんか?

どうしても「強迫性障害」として自分自身を認識してしまうと、自分の苦しみや辛さの全ては「強迫性障害のせいなんだ」と思ってしまいがちだと思うんですよね。

私自身も実際、かれこれ10年以上そうした気持ちで苦しんでしまっていました。

けれど今となっては、「そんな気持ちで苦しまなくても大丈夫だったんだ」ということが分かるので、そんな私から改めて強迫性障害について陥りやすい落とし穴をお伝えできればいいなと思います。

(※この記事は強迫性障害についてある程度知っていることを前提にお話をさせていただいております。
ぜひ、一つ前の記事「強迫性障害についての簡単なおさらい」も併せて読んでいただくことをおすすめいたします☺︎)

まず強迫性障害とは、簡単に言うと強い「不安」や「こだわり」によって、日常生活に支障が出てしまう病気のことを言います。
(個人的には、かなりこの部分がポイントかと思います。)

つまり裏を返せば、
誰にでもその「不安」「こだわり」があるのは普通ということなんですよね。

けれどその度合いがいき過ぎてしまったりして、日常生活に支障をきたしてしまうと、「強迫性障害」になるということなんですよね。

なので例えば、、、

「鍵ちゃんと閉めたかな」
「ガスちゃんと消したかな」

(不安だな〜)

家の外に出たけど、
一旦戻って確認しに行く

という流れは普通にあると思うのです。
けれどこの矢印がさらに先に進み、、、
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「大丈夫」と分かっているのに
不安で堪らずその場で何度も何度も確認してしまう

or

確認が終わって外に出たけど、
やっぱり不安になって、
また戻って確認しに行ってしまう
(これを繰り返してしまう)

予定の時間に遅れるなどして、
社会生活に支障をきたしてしまう

一般的に「強迫性障害」と診断される


ということになるかと思います。

ですので、あなたが今強迫性障害の症状として苦しんでいる「不安」「こだわり」も元を辿れば、誰もが持っている普通のものだったりするので、このことを頭の片隅にでも置いていただいて、少しでもホッと気が楽になれるのにお役立ていただければ、嬉しいです。

(伝わりやすい文章になってるかな〜そうだといいな〜笑)

りん









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