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読書メモ

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noteで記事にまとめる前の簡単な読書メモです。A4用紙や付箋紙(75mm×75mm)に描いたマインドマップ付き。
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2020年11月の記事一覧

【読書メモ】
桑子敏雄『何のための「教養」か』
第2章 「コスモス」との遭遇

■プラトンの宇宙論
・プラトン:理想の国家を実現するために奔走
⇒最終的には教育(「アカデメイア」の設立)に行き着いた
⇒(問い)プラトンは教育の場で何を実現したかったのか?

【読書メモ】
桑子敏雄『何のための「教養」か』
第2章 「コスモス」との遭遇

■プラトンの宇宙論
・プラネーテース:迷う星、惑星
⇒(著者の考え①)迷っていないことが証明されているのに「惑星」は不思議
⇒(著者の考え②)迷い惑う人類の選択によって将来が変わる星が地球(=惑星)

【読書メモ】
桑子敏雄『何のための「教養」か』
第2章 「コスモス」との遭遇

■プラトンの宇宙論②
・パラデイグマ:「事例」「模範」
⇒現在の「パラダイム」のもとになる
⇒「パラダイム」は思想を形成するための依拠となるモデル

【読書メモ】
桑子敏雄『何のための「教養」か』
第2章 「コスモス」との遭遇

■プラトンの宇宙論
・ティマイオス:デミウルゴス(創造主)は自身が持つ「イデア」としての宇宙を模範として宇宙を創った。この「模範」のことを「パラデイグマ」という。

【読書メモ】山口周『世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』

【読書メモ】山口周『世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』

概要山口周『世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』を簡単にまとめ、アートとサイエンスの関係について私見を書きました。

本の要旨この本はビジネスの決定における「美意識」の重要性について説いた本です。従来、ビジネスの意思決定においては論理や分析(サイエンス)が重視されていましたが、不確定な要素が多い現代では美意識(アート)のにも目を向けるべきだと書かれてい

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【読書メモ】駒井稔+「光文社古典新訳文庫編集部」編著『文学こそ最高の教養である』

【読書メモ】駒井稔+「光文社古典新訳文庫編集部」編著『文学こそ最高の教養である』

概要光文社古典新訳文庫の編集長・駒井稔さんが光文社古典新訳文庫に対する思いと、『文学こそ最高の教養である』について私見を書きました。

駒井稔さんと光文社古典新訳文庫この本は駒井稔さんと光文社古典新訳文庫の翻訳者たちとの対談を収めたものです。駒井稔さんはこの本の編著者の一人であり、光文社古典新訳文庫の編集長です。

私はかつて、 2019年6月に開催された駒井稔さんと「100分で名著」のプロデュー

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【読書メモ】
桑子敏雄『何のための「教養」か』
第2章 「コスモス」との遭遇

■ソクラテスの対話
・ソクラテス:
 ∟哲学の対象を人間の生き方/価値に展開
 ∟「ソクラテスの弁明」とはソフィストたちに対する激しい糾弾
・ソフィスト:
 ∟個人の利益追求を正当化した

【読書メモ】
桑子敏雄『何のための「教養」か』
第2章 「コスモス」との遭遇

■地球をめぐる新しい理論
・著者は地球環境危機(ストックホルム宣言)にも地球に関する新しい理論(プレートテクトニクス理論)にも興味がなかった
・古典哲学の研究から人間と自然の間の関係を知りたいと思った

【読書メモ】
桑子敏雄『何のための「教養」か』
第1章 教養とは何か

■『源氏物語』の「才」
・才 = 学問 = 人生の支え
・才 = 支えてくれる人がいなくなったとき頼りになるもの
⇒アリストテレスの「命綱」と紫式部の「才」の共通点は「生きる底力」「人生の支え」と言える

【読書メモ】
桑子敏雄『何のための「教養」か』
第1章 教養とは何か

■人間の根
・教養とは「根っこ」=「選択肢を認識しより良い最善の選択をする能力」
⇒著者は「困難時によりよい選択をする能力」と見做しているが、それでは教養は具体的に何か?、が気になった。

【読書メモ】
桑子敏雄『何のための「教養」か』
第1章 教養とは何か

■選択、所与と遭遇 ②
・困難に直面したとき、
⇒「教養」は、自分の内に存在し自分を守る「命綱」になる
⇒すなわち、「「教養」 = 「生きる底力」」になる

【読書メモ】
桑子敏雄『何のための「教養」か』
第1章 教養とは何か

■選択、所与と遭遇 ①
・人生の根本的条件:「所与」と「選択」
・上記以外の条件:「遭遇」
⇒「所与」と「遭遇」によって「選択肢」が現れる
⇒困難を克服し豊かさを得る賢い選択ができる

【読書メモ】
桑子敏雄『何のための「教養」か』
第1章 教養とは何か

■飾りと命綱 ②
・自由:選択が存在すること
⇒その中には「誤った選択」「不運な出来事」が含まれてしまう
⇒選択肢がある自由のなかでよりより選択をする基準となるのが「教養」もしくは「思慮深さ」なのか?

【読書メモ】
戸田山和久『科学哲学の冒険』
第9章 自然主義の方へ

■メタ正当化 ③
▼ファイグルの正当化の分類
・妥当性:原理をもっと根本的な原理から導く
・擁護:帰納の原理が目的を果たすのかをチェックする