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自然・応用科学報道部

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サハラ砂漠の野生ラクダ

サハラ砂漠の野生ラクダ


 パウロ・コエーリョ原作の小説「アルケミスト」はサハラ砂漠を舞台に少年がエジプトを目指す旅物語です。少年は旅の途中、キャラバンと共に砂漠を横断しようと試みます。そこで存在感を表すのがラクダです。あらすじに惹かれ何気なく読んでみた一冊ですが、読み終えて一つの疑問が頭に浮かびました。

「野生のラクダって、いるのだろうか。サハラ砂漠に。」

サハラ砂漠は東はエジプト、西はモーリタニアまで広がり大陸を

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伊豆大島の自然と火山

伊豆大島の自然と火山

 どうですか!この美しい風景。緑の大地に低い雲のかかる青空。手前には太平洋が広がっています。ここは東京都に属する伊豆大島です。この島は火山の噴火によりできた火山島で、近年も噴火を繰り返す三原山があります。今回、碩路の合宿として、伊豆大島を訪れ、三原山を中心に探索しました。三日間の調査により得た情報を基に、伊豆大島の自然と火山について紹介したいと思います。写真はすべて部員が現地で撮影したものです。ち

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大島trip

31から2日まで友達と大島に行ってきました。
1日目は三原山、2日目は海に行くという贅沢な旅でした。

三原山はとても大変でした。
山に登るまでに大島温泉ホテルに行かなければいけないのですが、島のため坂道に次ぐ坂道でめっちゃ体力を奪われました。山道も火山なので、道が石まみれで歩きづらかったです。
でも登山はしたことがないのでいい経験になりました。

海は綺麗でした。

久々の旅だったのでいいリフレ

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食べられる東京湾の魚たち・春夏秋冬

食べられる東京湾の魚たち・春夏秋冬

春が旬の魚

メバル:春を告げる魚とも呼ばれるが、初秋までが食べ頃。

ウシノシタ:ヒラメのような格好。夜行性で、昼は砂の下に潜っている。

ウミタナゴ:生息場所によって体色が異なる。成魚になるまで群れで過ごす。

クロダイ:実は性転換魚。二歳で雌雄同体となり、成長するにつれ、雌と雄に分かれる。

アサリ:砂地の泥っぽい場所が好み。

ギンポ:初心者釣り人にウツボと間違えられることもあるらしい。

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世界の素粒子研究所

世界の素粒子研究所

(画像は日本科学未来館のバネル。以下に紹介する著名な研究所を示している。)

1.CERN(欧州原子核研究機構)

 世界最大の素粒子研究所。15年をかけて世界最大の加速器「LHC(大型ハドロン衝突型加速器)」を完成させた。スイスとフランスの国境をまたいで周長27kmに及ぶ。2012年にLHCを用いた実験で新たな素粒子「ヒッグス粒子」が発見された。ヒッグス粒子がなければ我々を構成する素粒子は光速で

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[豆知識]ツタとツルの違い

[豆知識]ツタとツルの違い

 この二語は似た言葉であるが、意味するものが異なる。ツタは漢字で「蔦」、ツルは「蔓」である。ツタとはブドウ科の落葉藤本(ツル植物・木本性)であり、言わばツタという植物の固有名詞。木本性(もくほんせい)とは草本性の対義語で、木質の茎がある植物を指す。ツタは梅雨から初夏にかけて緑色の花を咲かせる。秋になると葉が紅葉するのも特徴だ。ツルは何かに巻き付いたり、くっついたりしながら育つ植物全般・その茎を指す

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