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毎日が病みあがり

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日々のあれこれを書いています。
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2020年4月の記事一覧

まんじゅうこわい

まんじゅうこわい

今日も病院で点滴を打ってもらった。点滴疲れっていうのがあるのかどうか知らないが、さすがに10日目になると疲弊してきた。両腕にプチプチと注射針の跡と、内出血がある。

待合室でぐったりしてお会計を待っていると、後ろで年配の女性が話しているのが聞こえてきた。

「甘酒まんじゅう、がんばったのにな。ダメだったわ。今度は肉まんでがんばってみる」

その声には後悔なのか、反省なのか、とにかく力がなく、『ダメ

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休日を返上して点滴をやってくれたお医者さん、点滴中に「アイスクリーム食べます?」と話しかけてきて、結構ですと断ったけど、あれ、自分も食べたかったんだろうな。

つわりっぽい

つわりっぽい

今朝、すっきりと目が覚めた。吐き気もしない。体も軽い。あれ?治った?と嬉しくなった。しかし、午後からはまた、吐き気とだるさが戻ってきた。こんなもんなのかなとは思うが、やはりきついものはきつい。

つわりって、こんな感じだったよな、と思い出す。妊娠中、立っても座っても横になっても吐き気が治らず、冷たい炭酸水を飲んだり、りんごをかじったり、常に食べたり飲んだりしていた。「大丈夫、これは続かない。あと少

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ウイルスの次にやってくるもの

ウイルスの次にやってくるもの

日本赤十字社の動画を見た。

ウイルスは身体的にも精神的にもダメージを与えて人の命を奪っていく。

わたしたちが健全な判断をしようと努力しないと、ウイルスの思うツボ。いや、ウイルスには意思はないから、人類が勝手に自滅、かな。

外国では、人影のない町なかを野生動物が闊歩している動画も散見される。やっぱ人間、図々しかったんだな、と思う。町なかではないが、普段は現れない場所に、イノシシの群れ!

価値ある男

価値ある男

三船敏郎がメキシコ映画で主演し、アカデミー賞の外国語映画作品賞にノミネートもされた作品「価値ある男」を見た。体調が悪い上に、内容にもモヤモヤして、少しも共感できなかった。体調が良かったら、もっと違う感想になっただろうか。

あの超絶美しい妻はなぜ、ここまでダメな亭主から離れないのか。飲む打つ買うの三拍子。オマケに暴力まで振るう。家に金を入れないばかりか、妻子がコツコツ働いて貯めた金を酒と女に注ぎ込

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病みあがらない

病みあがらない

せっかく病気になったので、今しか書けないことを書こうと思う。転んでもタダでは起きるなと、昔、先輩から教わった。なんでもいい、笑いのネタをひとつはつかめ、と言われた。ちなみに、わたしは芸人ではない。

現時点で笑いのネタはまだ得ていないが、これまで経験したことのない瞬間があった。
体に異変が起きて、これは気のせいだ、たいしたことないと思い込もうとする自分と、病院に行った方がいいと判断する自分が闘う時

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悲観的

悲観的

体調が悪いとなにもかも悲観的に考えてしまう。もしもこのまま、治らなかったらどうしよう。ムスメやオットになにか言い残しておくことはないか。いろいろ考えるが、今のところ特に何もない。感謝を伝え、最期にお元気で、と言えたらそれでいい。

友人が、先週から40度の熱が続き、そうとう苦しかったそうだ。コロナの感染を疑い、そうだとしたら、このまま死ぬもしれない。小5の息子と幼稚園の年長さんの娘に、遺品をなにも

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病気でも安心

病気でも安心

あまりにキツくてこれはもう限界、と思って病院に行ったら、割としっかりした病気だった。昨日から、病院で点滴を受けている。

おととい採血した場所が、血管が一番取りやすいらしく、看護師さんは昨日「ここに針さしていいですかねえ」と言った。三日目の今日も「ここが一番なんですよねえ」と、同じところに針をさした。しかし、全く同じではない。2ミリ間隔で三つ針の跡がある。おそらく明日、明後日も点滴の予定なので、あ

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小林くんの友だち

小林くんの友だち

ちょっと前、雨が降った日。

わたしが玄関から出たとたん、雨が降り始めた。すぐに家の中に戻って傘をさして表に出た。行き交う人が突然の雨で、小走りになったり傘をさしたり。そこへ自転車に乗ったぽっちゃりめの小学生男子がやってきた。

わたしの目の前に彼がきた時、ちょうど雨足が強くなって、彼は群がる小虫でも追い払うような仕草で、顔の周りを両手でブンブン振り払った。そしてわたしと目があったものだから、彼は

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逃げる夢

逃げる夢

高校か大学のような場所で、生物の授業を受けるような、大きな黒いテーブルが並ぶ部屋をインコが飛び回っていた。頭の方がオレンジ色で、体からしっぽまではレモンイエローだった。そして、頭部は角刈りだ。珍しい、と思った。この珍しい鳥を誰かに見せたい、と思った。そして一羽、連れ帰った。

後日、校長先生と教頭先生、生物学の先生に呼び出された。「今、あの鳥はどこだ。なぜ連れ帰ったのか」

いろいろ言い訳をするが

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角刈りのインコの夢を見たんですよ。
書きたいけど体調悪し。

忘れたよ

忘れたよ

昨夜も夢を見たし、今朝起きた時も覚えていた。ただ一点、いつもと違うことがあった。それは娘に話しかけられたことだ。

起きた時、わたしの頭には夢の断片がまだゴロゴロと転がっている状態で、それを言語化するために、寝床の中でちょっと反芻をする。そして、まるで今にも飛び立ちそうなタンポポの綿毛に振動を与えないように、そーっとそーっと持ち上げるような感じで、じわっと起き上がるのだ。夢が脳に定着するまで、他の

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むっちゃん

むっちゃん

いいかげん夢もネタ切れになってしまわないかと思っていたら、わたしの脳は、かなり古い情報を掘り出してきた。むっちゃんの夢を見た。彼は実在し、とある温泉地の役場に勤めている。わたしと同い年で、すごくオシャレ。彼は本当に、ひたすら、こよなく、深々と、映画を愛している。福岡の映画祭で知り合って以来、映画の面白さを様々な角度から教えてもらった。映画評論家になるのかと思うほど、膨大な数の映画を見ているが、公務

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鉄塔の足元で

鉄塔の足元で

夢日記を書き続けていると、自分が現実世界には存在していないような気になってくるから不思議。たくさんの妄想や夢の中を泳ぐように、時空を超えて奇妙な旅をしているようだ。細部にわたって具体的だったり、曖昧すぎて現実味がなかったり。

昨夜の夢は有名人が登場。「郷本直也氏」である。彼は2.5次元舞台の重鎮(?)だ。彼は、わが家では「青春(アオハル)鉄道」の役名「高崎さん」と呼ばれている。もちろん、会ったこ

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