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(ライフ)子供と一緒に見たい映画、5選!

おはようございます!

平日は社畜のワーママをやっておりますが、週末は子供と映画を観ることが多いです。

いわゆるディズニー系ゆるふわストーリーではない、子どもと見たい映画を5つ紹介します。8歳以上だと、より面白く見られると思います。(特に12人の・・や黒澤映画は冗長なので、子どもの年齢次第かもしれません)


1・BLUE GIANT(ブルー・ジャイアント)

こちらは最近映画になった、原作漫画のストーリーです。

同じ漫画家の「岳」というお話もとても良かったので、映画のあとに原作に進むのが良いかと思います。

映画は、宮本大という田舎出身のサックスプレーヤーのストーリー。
突出しすぎた才能のことを、炎が赤ではなく青くなる=BLUEなのでBLUE GIANTと言うのが、タイトルの由来です。

上原ひろみさんの音楽に合わせてやりたいことに向かって突っ走る「ひたむきさ」に打たれます。東北出身という設定もアツいです。

いわゆる子供向けのアニメにしては秀悦だと思います。

なぜならば

・困難に対しても笑顔で前向きに立ち向かう主人公

・練習という努力を惜しまない

・音楽で人とコラボレーションする

など、「現代に必要な素質」をすべて兼ね備えており、「アタックNo.1」のようなアニメのようなガチ体育会系でもなく、個人個人のスキル(バンドの楽器担当者)を高めながらいかにコラボするか、という点を描いています。

しかも海外で戦っています。

正直、ストーリーとしても面白いのですが、大人が子供に伝えたい

・ネガティブケイパビリティやGrit

・努力、集中力

・コミュニケーション能力

・英語

など現代に必要なスキルすべてをアニメを通じて教えてくれているのです!

大の、ひたむきさ、愚直さ、素直さには心が打たれます

大人向けのシーンはありません。

ビッグコミック連載ですが、幼稚園・小学生低学年から安心して見られる内容です。

令和の傑作漫画になる可能性大だと思っています。

また、同じ漫画家の山登りレスキュー「岳」も、大と共通するひたむきさをもって山に挑んでいます。


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こちらはちょっと死人など出てくるので、中学生以上向けですが、大人が読むと、これまた純粋に山を愛する岳の心、献身的な姿にスッキリすると思います。

BLUE GIANTは、音楽をやっているお子さんであれば、特に必見です。


2・ショーシャンクの空に

子供と一緒に見たい映画、こちらはハリウッド系映画です。

暴力・ゲイに関する内容・Fワードが出てきますので、13歳以上が推奨されています。

私は小学生と一緒に見ましたが、途中スキップした場面もあります。特に牢屋の中でのシーンは一定のコントロールが必要ですが、親が一緒に見ていればある程度管理できる内容です。(男女関係的なものは冒頭に一瞬あり、スキップする覚悟が必要。)

一方で、「Grit(困難をあきらめない)」力について、裁判制、囚人の再教育、高齢者問題など、社会における問題を提示しており、「夜と霧」ではないですが、

・人間とはどんな動物なのか
・人間の弱さ、と人間の強さ
・良いと思っていることが実は悪いことがある(正義は悪になりうる)

を子どもたちが学習できる良い教材です。

大事なことは人間の素晴らしさとどうしようもなさを両方知ることだと思っています。

1か月独房に閉じ込められたり、何十年も牢屋の中で過ごすことが一体どういうことなのか、また、そこから社会復帰するというのはどんな意味を持つのか。

囚人と看守とどちらが客観的に見て正義なのか。

更生施設とはどうあるべきなのか。

究極の状況ですが、刑務所という限定的な文脈で、いろんなことを考えさせられながらも、最後はスッキリできる、という、とても記憶に残る映画です。私が今この映画を観たら、スタートアップなど「社会の裏道」を必死に探しに行くか、アンディのように専門職(銀行員)になると思います。

私は3ー4回見ていますが、主人公の白髪など、細かいところ芸がこまかくて毎回発見があります。

主人公アンディのようなGritと機転で生きていきたい、と改めて思いました。

3・12人の怒れる男たち

こちらは、白黒映画です。8歳以上におすすめです。

12人の陪審員の市民がひたすら汗をかきながら怒鳴り合う、正直とても「暑苦しい」映画です。見た後は怒鳴り声が頭から消えません。


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しかも、今ならどうかと思うくらい、中年男性ばかり・かつスモーカーが陪審員です。

高齢者、感情的な人、ブルーワーカー、気弱な人、キャラ立ちしたいろいろな人が汗かきながら殺人犯と思われる少年についてひたすら話し合います。

見終わったあと、どっと疲れますが、とても面白い映画です。

小学生低学年だと、途中、だんだんと飽きてきます。雨が降ってくるあたりから面白くなりますので、ある程度忍耐が必要ではありますが、最後は子供は「面白かった!」と見終わっていました。

大人向けシーンはありませんが、殺人についての会話が出てきます。

場所が裁判所の一室と、外しかないので、会話がメインなのですが、どのキャラクターもそれぞれ個性があり、ロジカルに考え続けることの大切さを教えてくれる映画です。

陪審員制度や、民主主義について根本的なことを教えてくれる教科書以上に勉強になる名作です。


4・グット・ウィル・ハンティング

こちらも「ショーシャンクの空に」と同系列の映画です。

Fワード・暴力・性的なシーンが出てきます。8ー9歳以上向け。

天才が社会で非行に走るケース、今でもありそうですね。数学の天才(マット・デイモン)がその才能を活かしきれず、非行に走っているところを、大学教授(心理学者)と話をすることで少しずつ心を開いていく・・・というストーリーなのですが、ロビン・ウィリアムスの演技が素晴らしいです。

しかも心理学者として会話するのではなく、一人の傷ついた大人として会話していく場面は見ごたえがあります。

「愛する人との話」など、アメリカ的価値観で「うぐぐ」となるところも一部あるものの、天才児との間の会話がとても面白い。

自分がこういう難しい子供がいたら、どう接するのか・・・と大人の視点でもとても勉強になる作品です。

ハーバード大の学生を天才がコテンパンにやっつけるところなんかは爽快です。ま、どちらの側も、単なる本の引用なのですけどね・・・

本当の学力、頭の良さとは何かを考えさせられます。


5・七人の侍

将来海外で働く、もしくは留学する機会があるなら黒澤映画は必見だと思います。

詳しいあらすじは覚えていないのですが、暑苦しさと馬に乗ってるシーン、三船敏郎の野武士っぽさは強烈に覚えています。

207分も映画を観られるのか?という疑問はありつつも、戦闘シーンの迫力、昔の俳優の話し方、勢いなど、間違いなく子供の記憶に残る映画になると思います。

正直、私も字幕がないと何を言っているのかわからないシーンがありましたので、子どもにとっては字幕は必須かもしれません。

他にも「椿三十郎」や「羅生門」など、黒澤映画はおすすめです。

これは、日本人としてマスト、ということで解説はいらないと思います。

以上、これまで見て「これはいい!」と思った映画5つを挙げてみました。


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