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介護日記

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半年ほど年老いた母のお世話をしていました。あとは病院と施設を行ったり来たりし82歳で亡くなりました。そこに至るまで当時の私の想いを残しています(アメブロからも持ってきているので順… もっと読む
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思い出してみたら.....

思い出してみたら.....

こんにちは

amebloから母の介護日記をこちらに移している過程で
ふと思い出したことがある

ブログを2、3個こちらに書き写してすでに
何週間か経過しているのに

ちょうど夕暮れから夜に代わり
辺りも暗く町のネオンが感慨深く黄昏ていく
そんな瞬間だった

そんな時って
なんだかふと記憶によみがえるものがあったりするでしょ?

思い出したんですょ、母のことを.....

彼女が少しずつ認知症に

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母の認知症検査

母の認知症検査

これは 2019-05-23 のコト..…

母を脳神経外科での認知症の件さへ連れて行った時のコト..…
前後にここに至るまでの様々な経緯があり

この先も長く続くことだという倦怠感にすでにさいなまれていたために
今ならもっとゆったりと付き合ってやればよかった..…
と感じられることばかり

なにはともあれ
不思議な一日になりました

この月曜日、母と脳神経外科クリニックなるところへ行って来た

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認定がおりました

認定がおりました

これは 2019-03-04 のお話し
母の認知症が明らかになり
少しでも進行を緩やかにするためにデイを利用するにあたり
担当の方がお越しくださり介護認定をテストをして下さって..…

こんにちは

このほど 母に
「要介護1」の認定がおりました

食事の用意も
火の始末も
戸締りも
果てはニャンコ達のお世話も

なんでも自分でしっかりできるので一人で暮らしています

まぁ、お片づけがどうにもまと

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認知症の母と歩く

認知症の母と歩く

これは 2019/2/14 のこと
そう、ちょうどバレンタインのことだ...…

この時すでに
母は認知症と向き合い始めていた

ゆえに日々彼女の心が揺れ動くさまが手に取るように感じられた
私にとっても揺れ動かされた時期だった..…

この日私は母と一緒に神戸へ出かけてきた

例年バレンタインには神戸でチョコを買っていた
でもここ3、4年はご無沙汰だった

なぜなら 
様々なコトで母と喧嘩をし

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49日

49日

みなさんこんばんは

今日は一心寺へお参りに行ってきました

実は今日19日は(厳密には昨日)母の49日

母が亡くなって、火葬場でお位牌をいただいてから
私好みの祭壇で、毎日お線香をあげ続けてきました

もちろん49日が終わったからってお線香はやっぱり毎日上げ続けるけど

今日でやっと一区切りつきました



母が亡くなって
私の前に会った防波堤が決壊したようで
何かから解放されたような感覚を

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母が亡くなりました

母が亡くなりました

久々です

ですが介護日記はこれが最後になります

というのも、

10月からこっち、母が入退院を繰り返し
今度こそお迎えが来たことを確信していた10月終盤

いつ病院から呼ばれるか
いつ施設から呼ばれるか
全く予想のできない中で仕事も気を抜けず
着信音が鳴るように設定したスマホを枕元に置き

ぐっすりと眠れない日々の中

この緊張しっぱなしの状態に疲れた私は
不覚にも2年半ぶりに熱を出すほどの風

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再びの老健入所

再びの老健入所

この、年の瀬近づき仕事も繁忙期の12月18日
かの脳内出血(橋出血)から見事に生還を果たした母が
病院から再びの老健入所の運びとなった

いやはや
現代の医学とは恐ろしい.....もとい、素晴らしい(笑)
あるいはわが母の生命力のなせる技か.....!?

もう二度と意識をもって言葉を発することなんてないんだろう
笑顔を見ることなんかできないんだろう
そう思っていた

だが、そんな私の想いを見事に

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母との再会

母との再会

今日は
実に5ヶ月ぶりに母と会った

ちょうど介護認定の見直し時期だから
調査員さんと病院であったんだけど
車椅子で下まで降りて来れるので.....と相談員さんが連れてきてくれた

コロナ渦で面会禁止になってからこっち
彼女が何かの病気を発症するとか
病院や施設を転院するといった時以外会えなかったから
6月の脳出血以来初の再会となった

調査員の方にいろんなことを聞かれ
なんて長い時間彼女の衰えを

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夏の終わりの再会

夏の終わりの再会

今日は久々に母の病院の先生と面談
実に3ヶ月ぶり.....

行ってみると母の写真を撮ってくれてて
「夏のご挨拶......」 的なカードが置かれていた
その写真の母は 目が開いていた

6月に橋出血で病院に運ばれた時は
まるで人の顔ではなくなっていて
目も開かないし、溶けたような潰れたような顔になっていて

生傷には強いくせに 
人の形相の変化に弱い私は
ホラー映画のようで怖くって
会うことを避

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〝生きたい〟という母の声

〝生きたい〟という母の声

今日

脳幹出血からあっけないほどの生還劇を演じ
目は開けれなくても返事をし
ある種の閉じ込め症候群と診断されている母が
近所の町医者に転院した

朝早くからスタンバッて
ストレッチャーで運んでくれる介護タクシーに乗せられるのを見届けて
私もチャリで、新たな母の城へと向かう

10日ぶりの再会

13日に倒れ
ICUに運ばれた母と対面した時も
私の苦手とするおぞましさを感じながらの対面だった

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再びの入院、おかげで確実になった介護療養型医療施設入所.....

再びの入院、おかげで確実になった介護療養型医療施設入所.....

今日も雨でしたね
梅雨だから当然だけど
久々に梅雨らしい雨続き......

全てを洗い流すほどの威力はなくても
いっときの平安をいただきたいな.....
そう思います

そんな土曜日
ちょうど昼休憩まであと少し.....というところで
ジョブマネさんがあたふたとやってきて
ユーザーとの電話対応中の私に
母が入所中の施設から緊急の電話があったからすぐに電話してねと電話番号を書いたメモが置かれた

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個室入居の可能性

個室入居の可能性

先週 母がお世話になっている老健から

「入所からそろそろ1ヶ月なので
その後の経過報告 と特養入所について意見書を書くための打ち合わせさせてください」

と電話をいただいたのでお邪魔してきた

老健は
医療と一体型の老人保健施設
お医者さんと看護師さんとリハビリの担当さんとケアマネさんと
いろんな方が随時テキパキと動き、見てくれて
それはそれは頭が下がる

そんな中で
無表情に車椅子に座って

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元気そうでよかった

元気そうでよかった

今日は恒例の
母のお洗濯物を取ってくる日.....

老健に移ってからそろそろ3週間

スタッフの皆さんはわがままでさびしんぼなボケ老人にも慣れているので
何も特に説明も必要なく
上手にお世話してくれるから大助かり



行っても必ず本人に会えるわけでは無く
入り口のところで
お洗濯終わったものと
新たなお洗濯物を交換して帰ってくるだけ

先週も先々週も
気になりながらも本人の顔を見れなかったか

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