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再びの老健入所

この、年の瀬近づき仕事も繁忙期の12月18日
かの脳内出血(橋出血)から見事に生還を果たした母が
病院から再びの老健入所の運びとなった

いやはや
現代の医学とは恐ろしい.....もとい、素晴らしい(笑)
あるいはわが母の生命力のなせる技か.....!?

もう二度と意識をもって言葉を発することなんてないんだろう
笑顔を見ることなんかできないんだろう
そう思っていた

だが、そんな私の想いを見事に裏切って
お着替えを終えて車いすで病院のフロントまで下りてきた母は笑っていた

そして言った

「典ちゃんか?」

と.......


コロナからこっち
面会はままならず
彼女の介護状態が今 いかほどのモノなのかを全く把握できていない私...

老健に行って、書類に種々記入しなければならず
担当のケアワーカーさんにもいくつか聞かれたけど
全く何もわからない

食事の時にどんな様子なのか?
文句を言わずに食べているのか?
トイレに行くときはどうしているのか?
歯ブラシで歯磨きしてもらってたのか?
もう妄想や悪夢は見ないのか?

しかし面白かったのは病院から老健に行く車の中で

見える景色が彼女には懐かしい鳥取の峠の細道に見えたらしい
「蒲生峠! 懐かしいなぁ」

また、ずっと同じ姿勢は苦しい彼女
車いすでしばらくすると、どこかが痛いと言い始めた
よく聞いていると、そのうち
「休みなしに仕事してるから、痛いねん」

また、自分がお腹がすいていると言っていたと思ったら
さすが、娘を前にするといまだ母に戻るもので
「何かご飯作っといてやったらよかったなぁ」

一切会えなくなってから
一切聞くことのできなかった懐かしい彼女の言葉たち
私の食事の心配をするあたり、前も同じことを言ってたっけ


ところで

毎回お世話になるところが変わるたびに
施設や病院から聞かれることがある

それは、 「延命措置をしますか?」 だ

今回ももれなくそれがあった

ここしばらく魂がこの世にないことも多く
時間の感覚も過去も未来もすべてが同時進行で
異世界をめぐって来たかのような感覚の中にいることが多い分
この世のどおりをすっかり忘れている私.....!?
そんな質問が飛んできたことを今回は大変に新鮮と感じていた!?

そして

思い返せばこれまでこの質問が来るたびに
彼女の命の糸に、最後のハサミを入れるのを私がに任されているんだという重圧に耐えかねて、聞かれるたびに涙していた
そして
もちろん延命措置は「いいえ」でお断りしていたんだけど
(だって、まだ生身の人間臭い部分を多く抱えた私は、厄介ごとを抱えているかのような気分で彼女の存命を疎ましく感じていたからね(;^ω^)(汗っ))

が、

なんと今回は
「延命措置をしますか?」の問いに
「あれ?あれ?」と思いながら「はい」を選んでいた

死の淵から生き返った母
健気に時空の境目を彷徨いながら笑顔を見せる母
それを大切に守ってやりたい.....そう感じていた

コロナで彼女と会えない間
レイキと出会い、本来の私自身へますます回帰しながら
自分の生きる意味や使命と向き合い
これまでの人生の傷のみならず 前世から抱える傷をも癒し
自分を愛することができるようになったいま
私もまた時空を超えていた

こうなると
いつ何時も 大切な人とはエネルギー体でつながれるもので
母とも例にもれずつながっていることをしっかりと感じられる

であれば 
あとは流れに任せて緊急時延命措置を施していただき
それでも彼女が旅立つというならその意向を尊重してやればいいだけ.....

やっと
彼女を腹の底から愛することができるようになったんだ
私は、そっと、彼女を見守っていてやるだけでいい



人とはこうも変われるものなのか.....と
母の回復ぶりもさることながら
自分自身の変わりように驚いた(;^ω^)

母のことがなければ こんな気づきをもらうことはなかっただろう

己の成長ぶりをもれなく報告を受けるかのように見せてもらえるなんて
なんてご丁寧な.....というか、ありがたいことか(笑)
感謝申し上げます♥



ちなみに姉はまだ母の存命を疎ましく感じている
彼女が母の存在や自分の命に感謝の想いを感じられるようになるのは
まだ先の様だな
まっ、しゃーない(笑)


さぁ、新しい環境に慣れるまではしばらく何かとバタバタするだろけれど
みなさん行くとこ行くとこ優しい人ばかりで
愛情をかけていただけるおかげで母はほどなく慣れていける
そしてまた少し、また少しと機能が回復してゆくことだろう

そうして どれくらいで特養に行きましょうか?
と言っていただけるだろうね?

あなたが行きたいと思えば行けるょ、君ちゃん♥
のんびり生きましょ


★ 久々の介護日記です
もう私が介護しているとは言えないけれどね(≧▽≦)

どんなふうになったって、親は道しるべとして生き
子供にその気があれば必ず手本として学ぶべきところに気づける
でも、親子で生まれるということは
それ以上にそれぞれ魂は
長い長い年月 前世でもどこかで一緒に生きてきた仲間で
今の姿がたんなる仮の姿であることが見えるかのように親子の域を超えていく


「 長いコトともに頑張ってきたね
よくぞここまで頑張ってくれた..... ありがとうね
最期は先に行ってくれていいから、向こうで待っててね 」

これが
母に向かって心の底で私の中にこみあげていた言葉だった


まだまだこれからが楽しみである♪♪


読んでいただいてありがとうございます(*´ω`*)


親を大切に.....なんてそんな野暮なことは言いやしませんょ(笑)

それよりも
ご自分を大切に...... その方が大事(≧▽≦)♥



 のりこ



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