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思い出してみたら.....

こんにちは 

amebloから母の介護日記をこちらに移している過程で
ふと思い出したことがある

ブログを2、3個こちらに書き写してすでに
何週間か経過しているのに

ちょうど夕暮れから夜に代わり
辺りも暗く町のネオンが感慨深く黄昏ていく
そんな瞬間だった

そんな時って
なんだかふと記憶によみがえるものがあったりするでしょ?


思い出したんですょ、母のことを.....



彼女が少しずつ認知症にむしばまれていった過程で
先ずできなくなったことは、携帯の操作だったかな..…

60歳を過ぎて
ましてや70を過ぎ、80歳近くなってても
しっかりLINEでお孫ちゃんや巣立ったお子さんたちと
メッセージのやり取りをされてる方々って結構おいででね

コールセンターのお仕事で
そういった方々と直接触れ合うことがあって

母はこれができなかったなぁ.....

と感じるんです

彼女は60歳の時点で
既にそういったデジタルものが理解できない
脳みそになっていました

何度ゆっくり教えても
どんなに優しく説明しても
二日も経過するとすっかりあやふやになって
機械が言うことを聞かないもんだから
いっつも機械にっちゃう.....そんな毎日でした(笑)

それが年々ひどくなっていくなぁ、感じたのが
認知と意識する3年ほど前でしょうか..…

そのうち
「もう携帯なんて使わない!!」
と怒り出して、

いつの間にか床に放り投げたままになっていました
それが認知なんだと認識する1年前だったと思う


その後 何がダメになっていったかというと

テレビ...…

認知と認められるやっぱり2年ほど前から
テレビがつかないとかいつものチャンネルが出せないとか
毎日のように電話が来るようになり、
私は毎日テレビの調整に行っていました

そのうち気づいたら
テレビは二度とつくことが無くなっていました

そして気づくと
普通の電話も使えない、というか
使い方がわからないというより存在自体が忘れ去られていました

そこからは、
毎日母の家に行くたびに
先ず冷蔵庫の電気がついているか確認

だってね、
なぜか夜中の間にティッシュをまき散らしてチラカし倒すのと一緒に
電源という電源は全て切られていたので

寒いからエアコンのタイマー付けて帰るのに
コンセント抜いてるから凍えて死んでまうやんっ!?(>_<)
って恐ろしかったです

そういえば
認知だと本人が認識して
一度だけお直しの仕事をする必要が出たことがありました

冬になる前にお預かりしていた
裏フリースのパンツのお直しをそろそろお願いしたい....
というモノでした

結果は.....

彼女は見事にハタチにもならない頃から身に付けた
ミシンを使って洋服を作っていく極めに極めた職人技を
見事に忘れ去っていました

お詫びとともにお代を添えてお返ししたことを思い出します


と、いう感じで


今、

認知症かもしれない.....と思いながら
あるいはまったくその兆しに気づかないまま
お父さんやお母さんのお世話をされてる方がおいでだと思いますが

彼らは
静かにゆっくりこの世界のコトを忘れて行きます

そして、
別世界へと旅立っていきます、私たちの目の前で.....

そうです

まだこちらの目にはそのままで彼女の姿が映っているのに
そこに実態はまだあるのに

一人で旅立つ準備を整え
少しずつその形は透明になり、
異次元へ足を踏み入れていくのです

それは決して止められない

止めることは

あるいは彼女らに苦痛を強いることにもなるかもしれない


あなたはその過程を
己の学びとしてしっかりその目に焼き付けることができるでしょうか?

その経験は
あらゆることにつながっていて
この世の真実をしっかり受け止め
あなたのままで生きることの必要性と大切さを
全身全霊で受け止めることができるでしょうか?

どう生きるのか

その問いを与えてくれることは確かです



今日も最後まで読んでくださってありがとうございます

今日も明日もごきげんよう♥



Norico

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