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母の認知症検査

これは 2019-05-23 のコト..…

母を脳神経外科での認知症の件さへ連れて行った時のコト..…
前後にここに至るまでの様々な経緯があり

この先も長く続くことだという倦怠感にすでにさいなまれていたために
今ならもっとゆったりと付き合ってやればよかった..…
と感じられることばかり

なにはともあれ
不思議な一日になりました




この月曜日、母と脳神経外科クリニックなるところへ行って来た

「物忘れ」

と言う名目でMRIで脳の状態をみてもらう検査のためだ

最初の問診後
診察室出るや否や持ってた帽子を待合のソファーに投げつけて

「もう、こんなん嫌や!!」

と怒って落ち込み
MRI後、MRIの機械の壮絶な爆音にすっかりやられちゃって

「来なきゃよかった。
こんなん受けたくなかった、嫌や」

と、 メソメソグズグズする始末

そして結果を診察室で聞くまでの待ち時間

「なんでこんな待たされるん?」
「今日結果わかるの?」
「時間かかりすぎやん、もう待ちたくない、 帰りたい」

と、何度賜ったことか.....

怒ったりメソメソしたり
女心と秋の空......ぢゃないけれど
イラつくほど右往左往するその様に
私に疲労が積み重なる感覚の中

結果を聞くまでの待ち時間に

「お腹すいたでしょ、帰りなんか食べて帰ろ」

と言うも

「何も食べたくない」  とスネる母.......

( もぅ〜(怒))

そもそもの始まりは
母のプライドの高さからくる暴言によってだ


ま、話すと長いんだけど

彼女のひ孫が生まれたのでせっかくだから抱っこしに行こう
ってことになり
姉のところに行くことに!

私の仕事がお休みの月曜日に設定し
カレンダーにも予定を書き込ませ
( 今日のことも明日には忘れるので目の前で書かせるの )

金曜日まで会うたびに
「月曜日の朝8時くらいに迎えにくるからね」
と伝え続けたにもかかわらず

日曜の朝に電話が鳴った
「 のりちゃん、今日ちゃうの?行かへんの???」

とたたき起こされた…

おいおいぃ〜..…
ちが〜〜〜うっ!!(怒)
今日じゃないぃぃぃ〜っ!!!(怒)
やっぱり土曜日にも電話しとくべきだったか.....

母が電話してきたこの日曜の朝は
仕事が長引き私が帰宅したのは午前5時半頃

疲れた体をぼんやりと休め
やっとの思いで布団に入ったのは午前6時半過ぎ

そして8時に電話が鳴った

トチ狂った電話に怒りながらも

「今日は日曜日だょ。
行くのは明日、22日の月曜日ってカレンダーに書いてるでしょ〜」

が、母からの言葉はこう....

「え?今日何曜日? 22日は今日じゃないの? 
じゃ今日は何日なんやろ......」

あ“あ”ぁ“ぁ”ぁ“〜〜〜
こんな時ほど時間軸が狂っとる....



何とか納得させて切電...

彼女はもちろん謝ることなく電話を切った
そして翌日

もうね、最近は認知だとかなんとか関係なく
彼女に思ってること遠慮しないではっきり言うことにしてるの
だって労ってもなんの意味もないんだもん
彼女はどこか正気なのでやっぱり普通に人として扱うことにしたのだ

そりゃ記憶が改ざんされてしまってるものに反論なんかはしない
彼女がそれで納得したいならウンウンそうだよで済ませる

でも
人としてマナーがなっちゃいないと感じる部分や迷惑を被った部分は
はっきりおかしいょ!!やめてね      と怒ることにしている

なのでどんなにあの電話が迷惑だったか
ひ孫と孫と娘に会える喜びに舞い上がって記憶が虚ろになるのはわかるけどそのためにカレンダーにも書いてるでしょって
マジで怒った

姉のとこに着き、ひ孫と対面
最初は遠慮していたがひ孫を抱いて嬉しそうだった

姉と姪っ子と母と
いろんな話をしながら 「も〜いい加減にして欲しいよぉ〜」
と言いながら間違い電話のことを話した

バカにされてると母がプリプリ怒り出したのはそこから
( ちなみに怒ってる時、母は正気の時の顔してる((笑))

実は ひ孫のとこに来る3日ほど前に
母と2人で最寄りのデパートに姉たちへの土産物を買いに行った

その帰り、お茶して帰ろって入ったサテンで
自分がいかに物忘れがひどいか
それがボケというものなんぢゃないかと
母自身で不安な心中をトロしてくれていた

その際
つい昨日話したこともあっという間に記憶が飛ぶリスクはあるものの
自覚があるなら腹を割って話しておいたほうがいいと思い
実は主治医の先生からは認知の可能性を示唆されていることを告げた

まぁ
今 毎日彼女のフォローをしているのは私で
私が責められ私にそのリスクが来るだけだからいっか....

と言う思いからだ.....

人に頼んでたならそんなことしない

でも
それも彼女は怒り出した

ひ孫対面からの帰路の新幹線で
すっかりバカにしてると激怒して

「医者もお前も人のことボケてるボケてるって言いやがってバカにしやがって、もうあんなヤブ医者二度と行かない!!
お前も二度とおかぁちゃんのやりたいこと曲げさせるな!!」

と.......

あのさ
医者も私も
一度もあんたがボケてるなんて言ってない
めちゃめ真面目に向き合ってる
バカになんかしちゃいない

昔からと言うべきか
記憶が飛ぶようになってからと言うべきか

最近富に言ってないことを言ったと言い
してないことをしたと言う

またそれだょ

さすがにこれには私もプッツン切れてしまった

2日ほどして彼女から電話があった
家賃を振り込むのに銀行の機械使われへんからのりちゃん来てやってほしいと言うのだ

私の怒りは全く治ってなかったので
それから3日ほど電話があったがガン無視した

そして5日目
仕事から戻った午前4時過ぎ母から電話が鳴った

出たら半ベソで
「家賃が払われへんからここ出て行かなあかんみたい」
と.......

「あのさ、新幹線で私に邪魔するなって言ったょね?
私にあんだけの啖呵切ったんでしょ。
自分で何でもできるってことでしょ。
自分でしたらいいやん、なんなん???」

そう返しはしたものの
しゃーないからその日の午後母のところへ行って一緒に通帳記入してすでに自分でちゃんと家賃を振り込んでること
その後次の家賃まで残高で残る引き落としには足りることを確認し
帰ってきた..…

帰る時、メソメソグジグジしてる母に言ってみた


「そんなにボケてるって言われて気になるなら
一度ちゃんと検査してもらったら?

認知かどうかはっきりするし、ボケにも種類あって、
薬もあれば予防もできるんだょ。」


「........ うん、してみる」


てなことで、今回専門病院での検査に至った訳で
なのに収集のつかない彼女のメンタルにその不安も迷いも伝わってくる中
すっかり素の彼女を見せられ
なんともザラついた複雑な気分になってすっかり参ったのは実は私だった


結果は

長らく患っている高血圧と薬の服用のお陰で小さな脳梗塞を多数発症しており血管に血の塊ができてるところがある
まずそのせいで記憶が無くなっていってるだろう

また、
海馬の縮小も見て取れるのでそのせいもあると思われる

このままいくと認知症になっていく可能性は高い....

いずれも薬の処方ができ
食事と人と関わっていくと言う社会生活の見直しで十分に予防していけるからね....


というものだった


認知の可能性を否定できないことに落胆はしつつ
高血圧からくる脳梗塞が原因という点に安堵の色を浮かべる母


帰りはちょっぴりメソメソしながらも
気分も持ち直してサテンで食事をとり

「忙しいのに付き合ってくれてありがとう」

と言っていたっけ....…


先は長い.....


のんびりゆったり一緒に向き合って行こうね



Norico





はぁ〜

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