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人類3000年の歴史から紐解く、1つの法則 (5分で読める備忘録)

武田邦彦先生のYouTubeをきっかけに構造的な世界史を自分で調べてまとめてみた。いつの時代も歴史は強者の都合の良いように書き換えられるので、自分で調べることが大切だと思う。淡々と大きな出来事から見ていくと、人類の歴史には、とある法則があることに気がづいた。

◆一万年前に農耕牧畜社会が誕生

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人類は、世界中に散り散りになり、多数のコロニーを形成していた。

エジプト、黄河、メソポタミアを始め、農耕牧畜によって暇になった人々が文明を築きだす。一部の特権階級貴族と武将、その他大勢の農民に身分が別れる。

BC1000年頃から王国が誕生し、ギリシャ、ローマ帝国など、アーリア人が他国を侵略する歴史が始まる。中国でも多数の民族が皇帝の座を奪い合う侵略合戦が行われる。

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インドや日本の民族は他民族を滅ぼし、侵略する感覚は持っていなかった。多神教の平和主義。自国の派閥争いはあった。

1500年頃まで、アレクサンドロス大王やチンギスハンの世界侵略が行われるが、この間までずっと、剣と馬の接近戦だった。

1500年代以降、一神教のキリスト教布教の名目でスペイン、ポルトガルが他国の民族を殲滅した。インカ帝国やアステカ文明、マヤ文明など。

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この頃、徳川家康は江戸幕府を開き、キリスト教の宗教戦争に日本を巻き込ませないために、キリスト教排除、鎖国政策を推し進める。

大航海時代、イギリス、フランスも加わり、欧州各国の侵略時代が始まる。白人の時代。

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◆産業革命

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ヴィクトリア朝時代のイギリスを始め、欧州の白人が絶対的な地位を確立する。この革命によって、仕事を追われた農民がラッダイト運動を起こし、逮捕後、アメリカに流刑される。彼らのハンティングという名の虐殺によって、インディアンはほぼ絶滅する。

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1800年代後半、日本が明治維新を成し遂げ、近代国家の仲間入りを果たす。そのころ、日本以外のアジア諸国は、すでに欧州とアメリカの植民地となっていた。

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アヘン戦争後、清は白人側に寝返り、北京以外のほとんどが実質欧州列強の植民地となる。

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義和団事件後、連合国軍がゲリラを鎮圧。不凍港を求めてソ連が満州に南下。満州と朝鮮をソ連に占領されると、日本にとって大きな驚異となるため、日露戦争に発展する。
辛勝し、日本は満州と朝鮮を併合する。戦後処理の満州を巡って、日米関係に亀裂が走る。アメリカはどうしても支那の土地が欲しかった。

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第一次世界大戦(欧州白人同士の戦争)では、日本は連合国側として、ビルマなどでドイツ軍と戦う。戦勝国となった日本はドイツの領地だった国を接収する。台湾など。

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日本は国際連盟にて、人種差別撤廃条約を提案する。11カ国が賛成するが、アメリカとイギリスの反対により、棄却される。それどころか、満州からの撤退勧告案が可決され、日本は国際連盟を脱退する。アメリカは白人の植民地支配はOKだが、日本の外国統治は許さなかった。

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さらにアメリカはABCDレーンや石油の供給を廃止するなどの経済制裁を行い、日本に戦争を仕掛ける。当時からアメリカが白人以外の国に経済制裁を行うのは、人種差別が根本的な原因である。白人の宗教は一神教、選民意識と言った、偏った考えだから。この頃から日本を敵国として滅亡させるオレンジ計画が立案実行される。

アメリカからハルノートを突きつけられた日本は、死を待つよりも、戦争を選んだ。ドイツは第一次世界大戦の賠償金が原因だったが、日本とアメリカの戦争は、人種差別撤廃とアジア諸国の独立をかけた戦争だった。戦後、コミンテルンのスパイ工作によって、日米戦が仕掛けられたことが判明する。

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開戦直後、日本軍はイギリス、オランダ軍を打ち破り次々とアジア諸国を解放して行く。

しかし、ミッドウェー海戦で敗れてから制空権、制海権をアメリカ軍にとられて、日本軍への物資の輸送が不可能となり、一気に劣勢に立たされる。

1943年、東條英機内閣は東アジア諸国の首脳を集め、大東亜会議を開催。東アジア諸国が互いに協力して、白人の奴隷制度と戦い、世界平和を目指す大東亜共同宣言を採択した。

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1945年広島長崎に原子爆弾を着弾され、敗戦。日本のカトリックの聖地だった長崎への原爆投下は、アメリカにとって同胞の虐殺にあたるため、以降必死にもみ消そうとする。今現在、長崎の被曝被害のニュースが広島ほど頻繁に取り上げられていないのはこのため。この頃からアメリカ人の多くは黄色人種の日本のことを偏見のみで敵視していた。

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日本軍が満州と朝鮮の国力を強化させ、ソ連の共産化から太平洋を守っていたことも知らずに、アメリカが一方的に黄色人種の日本が他国を統治することは許さないと敵視して起こした戦争だった。朝鮮戦争中、ソ連の共産化の恐ろしさを実感したマッカーサーは、米院議会で、「先の日本の戦争は侵略ではなく、自衛だった」と述べている。

ドイツは先の戦争はナチスの暴走で民間人は悪くなかったとする考えを示す。戦後、東西分断統治される。黄色人種の日本はGHQに日本弱体化政策を敷かれ、今も尚、日本人を骨抜きにされつつある。

しかし、本来の戦争目的を果たしたのは日本だった。戦後50年かけて2000年代には、中東を除きほぼすべての国が独立主権を勝ち取った。

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農耕牧畜社会、産業革命と人類は爆発的な技術の進歩を迎えると、その技術を掌握する僅かな人々によって、平和とは程遠い過ちを繰り返してきた。全体的に見れば格段に生活レベルが向上しても、世界平和には至らず、人種差別、宗教差別が繰り返されてきた。人類は大きな技術進歩を遂げる度に、絶対的強者と大多数の弱者に分けられる法則があるようだ。

2010年以降、米国と中国を筆頭に人類は新たな時代のAI & ロボティクス革命が始まる。日本も来年から5Gの時代を迎え、金融取引はほぼ全てインターネットで取引される時代を迎える。

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大きな流れで3000年間の人類史を見ると、農耕牧畜社会での王政支配に始まり、産業革命からの白人による、有色人種支配が500年続き、日本対白人の大東亜戦争により、植民地支配の時代が終わり、奇跡的な平和の時代が今現在であることが分かる。しかし、次の革命は2000年代から続くインターネット革命とAI & ロボティクス革命。スマートフォンにより、国という概念が弱まっていく中で、次の時代は、戦時中のアジア諸国が求めた「全人類で徳を分け合う本当の意味でのユートピア」となるのか、それとも、歴史の法則通り一部の人間が、その他大勢を影で支配するディストピアになるのか、どちらになるかは、今の私たちの行動次第である。



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